きずなネットでは、進路や職業選びの参考にしてもらえるよう、さまざまな仕事に携わる人の声を紹介しています。
今回は、人気の職業の1つである「保育士」。会社勤めをしていたところから資格を取得し、現在保育士として活躍されている方にお話を聞きました。

37歳/4年目
ウィズブック保育園栄
保育士
子どもの頃の夢は?
幼稚園の頃はお友達と一緒にバレエを習っていて、バレリーナになるのが夢でした。
仕事についたきっかけは?
小さい頃から、自分より小さな子どもが好きだったこと。また、大人になってから、改めて子どもが好きだと感じる機会があったからです。
大学卒業後は、事務職として会社勤めをしていました。周りの友人が結婚し、子どもができ、一緒に子どもと遊んだり、おむつの交換をさせてもらったりしていた時に、子どもと過ごす時間がとても楽しいと感じました。好きなことを仕事にしたいと思い、資格を取得し保育士になりました。
仕事内容は?
4歳の担任と幼児リーダー(職務分野別リーダー)として保育士の仕事をしています。
ある1日の流れ
※早番の日
6時50分
出勤
7時15分
子ども達の受け入れ準備、掃除など
7時30分
子ども達の登園
子どもたちの顔を見たり、保護者の方からお話を聞いたりして健康の様子を確認。ブロックやお絵かきなど、子ども達の好きな遊びをして過ごします。
9時20分
朝の会
その日のお当番さん(園児の中から1人、前に出てきてもらう)と一緒に、みんなで歌をうたったりお天気を確認したりします。
9時30分
午前の活動
当園独自の絵本を読んで、絵本から繋げた活動をします。例えば、絵本に葉っぱが出てきたら散歩に行って葉っぱを見つけてみたり、葉っぱを使った制作をしたりするなどです。
11時30分
給食
給食は子どもが自分で食べられる量を考え、苦手なものにも挑戦しながら食べます。
13時
午後の活動
文字を書いてみたり、折紙をしたり、カードゲームをしたり。食休みしながら好きな遊びをして過ごします。
15時
おやつの時間
食べ終わったら、自分で帰り支度をして、一日を振り返る「帰りの会」を行います。
16時
見送り
お迎えが来るまでは、異年齢の子ども達と一緒に遊ぶこともあります。
16時15分
遅番の先生への引き継ぎ
翌日の準備をして、退勤
※遅番の日は10時30分~19時30で勤務しています
保育士は子どもと一緒に過ごすのはもちろんのこと、子どもの成長を考えながら活動内容を考えて、準備をします。他にも、掃除や他の保育士の先生達と会議をする時間、保護者と連携をとるために連絡帳の記入をしたり、実際に保護者とお話したりすることも大切にしています。
仕事につくために努力したこと
会社勤めをしながら、通信教育で資格をとったことです。
仕事の楽しいところ・やりがい
子どもたちと一緒に色々な感情を味わえるところです。子どもと過ごす時間は、笑っているときだけでなく、泣いたり、怒ったりいろいろな状況があります。そこからまた笑ってくれたときや、ささいなことでも変化や成長を日々感じられることが楽しいです。
また、私が他の系列の園に移ることになったとき、保護者の方から「子どものことを考えてくれてありがとう」というお手紙をいただいたことがありました。保護者の方が安心して任せてくださることが、とても嬉しいです。
仕事の大変なところ
1人1人の気持ちを大切にしながら、集団を一度にまとめていく場面で、すぐに判断をしなくてはいけないところです。
将来の目標や夢は?
色々な保育方法を知りながら実践していきたいです。
将来この仕事につきたい人へ
自分の好きなものについて、小さなことでもよいので大切にしていくと、自分の軸になるかなと思います。
社会人からの転身を考えている人は、私自身も思っていたように、「この年齢から大丈夫かな」と不安になる方もいるかもしれません。でも、思い立ったタイミングが一番若いはず。私自身も保育士に転身して、本当によかったと思っています。
この記事の感想や「こんな人の話を聞きたい!」「こんな仕事に興味がある!」自薦・他薦問わず「この人にインタビューしてほしい!」など。みなさんの声をお待ちしています。
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