きずなネットでは、進路や職業選びの参考にしてもらえるよう、さまざまな仕事に携わる人の声を紹介しています。
今回は、人気の高い「動物に関わる仕事」の中で、小さな頃からの夢を叶えたイルカトレーナーの方にお話を聞きました。

27歳/5年目
南知多ビーチランド
水族館飼育員・イルカトレーナー
子どもの頃の夢は?
幼稚園の頃は動物園の飼育係、小学生の頃からイルカのトレーナーを目指していました。
この仕事についたきっかけ
小学校の低学年の時に両親に水族館に連れて行ってもらい、その時見たイルカショーに感動しイルカのトレーナーを目指し始めたのがきっかけです。中学・高校と夢がぶれることはなく、高校卒業後はドルフィントレーナーを養成する専門学校に入りました。
仕事内容は?
愛知県の水族館「南知多ビーチランド」でイルカトレーナーとして働いています。イルカたちとともにショーに出演するだけでなく、ショーの司会や音響を担当したり、ショーの構成や演出を考えたりするのもトレーナーの仕事です。
また、毎日イルカたちが健康に暮らせるよう、体温測定や体重測定などの健康管理も行います。
イルカと関わる時間は1日の3分の1ほどで、それ以外の時間はプールの掃除や餌の準備を行っています。
1日の流れ:平日
8時30分
1日分の餌の準備
9時30分
朝の健康チェック トレーニング ショーの準備
10時30分
1回目のショー出演
11時
ショーの反省会
ショーにまだ出演していないイルカたちのトレーニング
12時
お昼休憩
12時30分
ふれあいイベント
13時
2回目のショー出演
13時30分
ショーにまだ出演していないイルカたちのトレーニング
14時
プールの掃除
15時15分
3回目のショー出演
16時
締め作業、掃除
17時
日誌記入
新しいショーやイベントの準備等
仕事につくために努力したこと
泳ぎが苦手だったため、小学校の頃は父と近所の市民プールに通い、水泳の練習をしていました。
また、全国の水族館を訪れ、トレーナー方にどうやったら就職できるか積極的に声をかけ、お話を聞いていました。
仕事の楽しいところ・やりがい
ショーの練習をしている時に、イルカたちと気持ちが通じあった!と感じる瞬間がとても嬉しいです。また、ショーを見に来てくださったお客様に「楽しかった!また来るね」といっていただくことも多く、やりがいを感じます。
他にも、子どもたちに「イルカのお姉さんになりたい」と言ってもらった時は、自分が夢を与える側になれたんだなと嬉しく思います。
仕事の大変なところ
イルカたちは言葉が通じないので、体調が悪いときなど私たちが少しの変化に気が付かなければいけません。新人の頃は、その変化に気が付くことができず悩んだことも多かったです。また、寒い冬でも鮮度を保つために氷付けにしてある餌を触ったり、冷たいプールに潜って掃除するときは少し大変だと感じます。
将来の目標や夢は?
小さい頃から大好きな南知多ビーチランドの魅力をもっと多くの方に知っていただくことです。
ふれあいイベントを充実させ、日本一のイルカショーを目指し、幅広い方にイルカの魅力や南知多ビーチランドの魅力を知っていただけるように頑張っています!
将来この仕事につきたい人へ
とても体力がいる仕事なので、この仕事に就きたい方は体力をつけておくことをオススメします。私もそうでしたが、泳ぎが苦手な方は恐怖心はなくしておいたほうが良いと思います。
イルカが好きという気持ちだけでは務まらない仕事ですが、イルカたちと過ごす毎日はとても充実しています。狭き門ですが、あきらめずに頑張ってください!
文・聞き手:きずなネットよみものWeb編集部
この記事の感想や「こんな人の話を聞きたい!」「こんな仕事に興味がある!」自薦・他薦問わず「この人にインタビューしてほしい!」など。みなさんの声をお待ちしています。
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