きずなネットでは、進路や職業選びの参考にしてもらえるよう、さまざまな仕事に携わる人の声を紹介しています。
今回は、さまざまな企業でニーズの高まっている「システムエンジニア(SE)」です。SEの業務は多岐にわたり、IT環境を支えるエンジニア、検索エンジン等の研究を行うSEOエンジニアなど、専門分野をもって分業して担当しています。今回は、顧客の要望をもとにシステムの設計・開発・テストなどをおこなうアプリケーションエンジニアの方にお話を聞きました。

33歳/9年目
DataLabs
システムエンジニア
子どもの頃の夢は?
ずっと「モノづくり」に関わる仕事に就くことが夢でした。子どもの頃はプラモデル作り、大学時代はサークル活動で人力飛行機を作り「鳥人間コンテスト」に出場したこともあります。今はシステムを作っているので、目に見えない「モノづくり」ですが、夢は叶っています。
この仕事についたきっかけは?
就職した時にたまたまシステム関係の部署に配属され、ITに興味を持ったのがきっかけです。本当は「目に見えるモノ」が作りたかったのですが、学生時代は電気系の学部で電気や光通信の勉強をしていました。ITの勉強は全くしていません。
職場の先輩の影響や自分の興味でITの勉強をしていくうちに、もっとITに詳しくなりたい、自分の手で良いものを作りたいと考えるようになり、エンジニアを志しました。
仕事内容は?
スタートアップでWebサービスの開発(プログラミング)を行っています。
現在は、3Dデータを取り扱うサービスを2つ並行で作成中。工事現場や街を3Dスキャンして、Web上で見えるようにするサービスです。
ある1日の流れ
※リモートワークのため、すべて自宅です
9時30分
チームの朝会で昨日の振り返りと今日の予定を確認
10時
メンバーが作ったデザインやコードのレビュー
11時
プログラミングのためのシステム設計
12時
お昼休み
14時
オンラインミーティングでお客様に要望などをインタビュー
15時
社内ミーティングでサービスの方向性をディスカッション
16時
プログラミング作業
18時
業務終了
仕事につくために努力したこと
あえて努力をしたということはありません。ただ、もともと好奇心が強いタイプということもあり、社会人2年目からは趣味でプログラミングを始めました。これによって、最低限のスキルは自然と身につきました。
日常的に行っていることは、ITに関する記事をネットで読んだり、話題になっている技術を自分で試してみたり。自分が欲しいと思うサービスを作ることもあります。
仕事の楽しいところ・やりがい
自分の手で作ったものが「動く」のを見られるところです。さらに言うと、それをお客さまが使って、便利だと感じてお金を払ってくれることです。
お金の話をすると不純に聞こえるかもしれませんが、お客さまがお金を払ってくれるほど自分が作ったものを評価してくれるというのは、モノづくりの1つの到達点だと思っています。
仕事の大変なところ
エンジニアの目線だけでは良いものを作れないところです。お客さまやデザイナー、セールス、カスタマーサクセス(顧客を成功に導くための取り組み)など多くの人の目線を合わせないと、良いものはできません。
そのため、さまざまな人と意見を交換しながら方向性を定めていきます。大変ではありますが、だからこそ楽しいところでもあります。
将来の目標や夢は?
めちゃくちゃ売れるサービスを作りたいです。
将来この仕事につきたい人へ
システムエンジニアの資格や試験もありますが、それらの勉強は就活の時など、誰かから評価されたい時で良いと思います。まず自分の作りたいものを決めて、まずはそれを完成させるのが一番です。
勉強ばかりしても楽しくないので、まずは何かを作りましょう!
この記事の感想や「こんな人の話を聞きたい!」「こんな仕事に興味がある!」自薦・他薦問わず「この人にインタビューしてほしい!」など。みなさんの声をお待ちしています。
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