【お仕事インタビュー】研究者(大学准教授)

【お仕事インタビュー】研究者(大学准教授)

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きずなネットでは、進路や職業選びの参考にしてもらえるよう、さまざまな仕事に携わる人の声を紹介しています。

今回は、事前に実施した職業アンケートでも人気の高かった「研究者」。さまざまな研究職がある中で、今回は、地方自治・まちづくりを専門に研究する大学准教授にお話を聞きました

三浦さん
三浦 哲司さん

40歳/11年目
名古屋市立大学 人間文化研究学科都市政策コース
大学准教授

子どもの頃の夢は?

保育園児のときの夢はパイロットでした。飛行機に乗ったことがなかったので、憧れが強かったです。

この仕事についたきっかけは?

生まれ育った北海道夕張市が財政破綻したことで、地方自治やまちづくりのあり方を考える研究者になろうと思ったからです。

生まれ育った北海道夕張市が財政破綻したことで、地方自治やまちづくりのあり方を考える研究者になろうと思ったからです。

学部生の時は法学部政治学科で学び、大学院を修了したのちに、シンクタンクで働くつもりでした。大学院生のときに愛知県豊田市足助町の方々と交流したことで、都市内分権というしくみには地域を元気にするさまざまな可能性があることを知りました。それをきっかけにして、現在の研究テーマに対してもっと深めたいと思ったからです。

仕事内容は?

大学では「地方自治論」「行政学」「まちづくり論」などの授業を担当しています。学生の面談(卒業論文に関する相談、進路相談や面接練習など)や、さまざまな会議に出席しながら、自身の研究を進めています

1日の流れの例

5時
起床、原稿の執筆

6時30分
家事・育児、身支度

9時
出勤(徒歩)

9時30分
研究室到着、メール、授業の準備

10時40分
授業

12時10分
お昼休み

13時
原稿の執筆

14時
学生面談

15時
会議

17時30分
帰宅(徒歩)

18時
家事・育児

20時
読書

22時
就寝

仕事につくために努力したこと

できるだけ多くの学術論文を執筆するために、全国各地のまちづくりの現場で調査を実施してきました。その際、いろいろな立場の方々にインタビューを重ね、多くの時間とエネルギーを費やしました。

仕事の楽しいところ・やりがい

まちづくりの現場で、調べれば調べるほど新しい事実が明らかとなり、「なぜ、なぜ」と次々に新しい問いが出てくるところがとても楽しいです。

仕事の大変なところ

会議や授業があるなかで、学術論文を執筆するために、まとまった研究時間をどのように確保するかが大変です。

将来の目標や夢は?

現在は地域コミュニティや子ども会に関する研究を進めており、その成果を一冊の本にまとめて出版することが目標です。

また、退職まであと30年なので、5年ごとに自治体コミュニティ政策の本、子ども会の本、まちづくり教育の本といったかたちで5年間の研究を1冊の研究書にまとめる作業を進めていきたいと思っています。

将来この仕事につきたい人へ

日々の暮らしで出てくる「なぜ」という問題意識を大切にし、その解明にこだわり続ける姿勢を大切にしていただきたいです。

きずなネットは、将来の夢や目標に向かって頑張る人を応援しています!

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