「子育て中の娘への援助をやめたい」

「子育て中の娘への援助をやめたい」

3人の子どもを育てるママでもあるラジオDJの堀江美穂さんが、読者のみなさんからのメッセージにお答えします。

読者からのメッセージ

読者(66歳、女性)の方から

結婚して、小2と年中の2人の子どもを育てている娘がいます。娘は車で30分ほどの距離に住んでいるので、よく子どもを連れて遊びに来たり、娘が忙しい時は私が子どもを預かったり、関係は良好だと思っています。夫も孫が来るのを楽しみにしているようです。

かわいい孫に会えるのはうれしいのですが、たびたび娘や孫から「〇〇を買って」や「〇〇に行きたい」とお願いされ、年金だけで暮らしている私たち夫婦にとって、少し負担になってきました。

娘夫婦はそれほど収入が多くないようで、娘も週2、3日はパートで働いているのですが、生活が苦しいのかもしれません。親としては「助けてあげたい」と思ってしまい、夫も同じ気持ちです。

ただ、孫たちが大きくなるにつれ、「金額がどんどん大きくなるのでは?」という不安があります。娘へ正直に「これ以上は難しい」と話してもいいでしょうか?

堀江さんのメッセージ

いくつになっても、子どもは子ども。娘さんを「助けてあげたい」という親心はよく分かります。

いくつになっても、子どもは子ども。娘さんを「助けてあげたい」という親心はよく分かります。ただ、娘さんも結婚して、子どもを産み、親になりました。もう違う家庭であるということは一度伝えてもいいかもしれませんね。

まだ65歳ですから、これから夫婦2人で、20年、30年暮らしていくことを考えると、1番に考えるべきなのは自分たちの生活です。年齢を重ねるにつれ、病気やけがのリスクは高くなります。もしもの時に備え、ある程度の蓄えは当然必要ですよね。

自分たちの暮らしの基盤が安定していることが第一。その上で、余裕が生まれたら、お孫さんたちに何かしてあげればいいと思いますよ。経済的な不安を抱えながら、何かを買ってあげたり、どこかに連れて行ってあげたりしても、心から楽しむことが出来ず、もったいないじゃないですか。

娘さんとの関係が良好ということですから、なるべく早いタイミングで正直に話し合ってみてください。

娘さんとの関係が良好ということですから、なるべく早いタイミングで正直に話し合ってみてください。「娘や孫に会えるのは本当にうれしい」と伝えながらも、これから先の生活のこと、現在の経済状況のこと、きちんと向き合って話せば、きっと分かってもらえると思います。

人生100年時代。66歳なんて、まだまだ若いです。趣味を楽しんだり、お出掛けしたり、自分の生活も楽しんでくださいね。

 

堀江 美穂 (ほりえ みほ)さん

ラジオDJ 堀江美穂(ほりえ・みほ)
愛知県名古屋市出身。2003年からZIP-FMのミュージック・ナビゲーターに。現在は「Bagel&M」(愛知北エフエム放送)、「太郎ちゃんの元氣がでるラジオ」(FM AICHI)に出演中。JADP認定チャイルドコーチングアドバイザーやJADP認定家族療法カウンセラー、保育士の資格も所有。
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