勉強をしたい、仕事をしたい、運動を頑張りたい、掃除・片付けをしたい、あれをやりたい、これをやらなければ・・・頭では分かっているのに、なかなか手をつけられない。やる気が出ない。そんな経験はないでしょうか?
「やる気」がなかなか出ないとき、みんなはどんなことをしているのか。学校連絡網アプリ「きずなネット」では、7月7日(木)~12日(火)に、やる気のあげ方についてのアンケートを実施。お子さんを持つママやパパ、中高生を中心に733名の方に回答をいただきました。今回は、そのアンケート結果をご紹介していきます。
やる気を出す方法ランキング
やる気をあげるために、みんなはどのようなことをしているのか。主にお子さんを持つママやパパ、中高生におこなったアンケート結果をご紹介していきます。
TOP5はこちらです!
5位:寝る・・・15人
- ひとまず寝る。(26歳・女性)
- よく寝ること。(58歳・男性)
・・・睡眠不足ではやる気も上がりません。「寝る」「睡眠をとる」という回答が多くあげられていました。
4位:とりあえず、やる・・・19人
- とにかく一度始める。その後は流れでできる。(16歳・男性)
- いやいやでも「10分だけ」とやりはじめてみる。始めるとだんだん集中してきます。(41歳・女性)
- とりあえず何か一つだけやってみる。そして自分を褒める。やれそうならもう一つ。また一つ。気持ちが上がってきたらそのままどんどんやる。(57歳・女性)
・・・何はともあれ、とにかく着手する。そうすることで次第にやれるようになる、という意見が集まりました。
3位:気合いの声がけを入れる・・・34人
- 手を叩いて「よし!やろう!」と宣言する。気分が切り替わってやる気がでる。(35歳・女性)
- 「やるぞー」と家族に宣言して、こぶしを突き上げる。(45歳・女性)
・・・前向きな声がけや手を叩くことでスイッチを切り替えるなど、方法は人それぞれ。自分自身で「やる気スイッチ」を入れるのもよい方法ですね。
2位:ご褒美や楽しみを用意する・・・106人
- 頑張ったあとは何しようかなと楽しいことを考えたり、ご褒美を買ったりすることを考える。(30歳・女性)
- 今後の楽しみや、その日のおやつなどを考え、それに向かって頑張る!!(33歳・女性)
- 何でもいいから楽しみを見つける。(41歳・男性)
・・・終わった後のご褒美を用意する、楽しみを作るなど。自分のやる気のあがるご褒美を用意して、そのために頑張るという回答が多く寄せられていました。
1位:好きな音楽を聴く・・・120人
- 音楽を聴きながらやる。(17歳・女性)
- 通勤時に好きな音楽を大きめな音で聴いて、やる気をあげます。(39歳・女性)
・・・何かに取り組む前に、音楽をかけて気持ちをあげる、取り組んでいる最中に音楽を聴くなど。「音楽を聴く」という回答が最も多く集まりました。
続いて、勉強、仕事、家事、運動などテーマ別のやる気を出す方法をご紹介します。
やる気を出す方法:勉強編
小中高生であれば学校の勉強や受験勉強、大人であれば、語学や資格試験の勉強になるでしょうか。みんなの勉強のやる気をあげるための方法を聞いてみました。
目標や計画を立てる
- 目標や計画を立てること。(15歳・女性)
- 予定を立てておくとスムーズに過ごせる気がします。(17歳・男性)
- 必ず毎日取り組む参考書や単語帳を予め決めておいて、その参考書をその日の1番最後にやる。そうすることで単語帳をやるまでは終われなくなる。(17歳・男性)
・・・「目標を立てる」という回答は、中高生から大人まで、多くの回答がありました。
時間を管理する
- 好きなテレビがはじまるまでに勉強を終わるようにする。(8歳・女性)
- 勉強時間を記録する(11歳・女性)
- 1教科のやる時間を少なくして毎時間15分程休憩を入れる。(14歳・女性)
- 勉強した時間だけ、好きなDVD を見ても良いというルールにする。(38歳・男性)
・・・時間をはかる、決める、上手に時間を管理し、休憩やお楽しみを入れることで、集中して取り組めそうです。
環境を変える
- 環境を変える。家を出て図書館に行く。家にいるとダラダラ過ごしてしまうので。(44歳・男性)
- 喫茶店などで、コーヒーを飲みながら勉強すること。その空間が落ち着くし、やる気が出る。(31歳・男性)
・・・集中できる場所で勉強をする、環境を変えるという意見は特に大人の回答で見られました。
やる気を出す方法:仕事編
体を動かす仕事、頭を使う仕事、人を動かす仕事など、就いている仕事は人それぞれ。みんなの仕事のやる気をあげる方法を聞いてみました。
体調管理
- サービス残業しない。オーバーワークの計画を組まない。計画外の仕事が発生したら時間の調整をする。(35歳・男性)
- 体が疲れていると無理なのでまずは休養をとること。時間にも余裕がある時に「さあ、やるぞ」と、気持ちを入れ替えると、やる気が出ます。(52歳・女性)
・・・元気な体がなければ、やる気もでないので、まずはしっかり寝ること。無理な計画を立てない、というのも大切なポイントといえそうです。
大切な人のことを思う
- 子供達の顔を思い浮かべる。(47歳・女性)
- 家族(嫁・子供)のことを考える。1番の宝物なので、俄然やる気になる。(37歳・男性)
- 家族やお客さまの笑顔や「ありがとう」の言葉を想像する。(47歳・女性)
・・・自分のためでなく、大切な誰かのためにと思うと力も湧いてきますよね。
リスト化する
- タスクを1~2時間程度で終わるくらいの粒度に細分化して、それを付箋に書き起こして机に貼っておきます。タスクが完了した時点で「DONE」と書いたスペースに貼り替えていきます。付箋を移動する度にやる気が上がります。(33歳・女性)
- 一旦手を止めて、チェックリストを作成して仕切り直す。(46歳・女性)
・・・やるべきことをリストアップすることで頭が整理され、1つずつ終わらせることで達成感も味わえそうです。
やる気を出す方法:家事編
家事をするためのやる気のあげ方として、最も多い回答は「音楽を聴く」でした。自分の好きな音楽を聴く、YouTubeを流す、ラジオを聞くなどで気持ちをあげて取り組む方が多くいました。また、終わった後の「ご褒美を用意する」という回答も多数。
ここでは音楽とご褒美以外で、家事をする時にやる気をあげる方法をご紹介します。
時間を決める
- 「朝イチにやるぞ!」と、決めて動く!掃除が終わって時間見ても、意外と時間もまだ早くて得した気分になる。(42歳・女性)
- 少し無理目な予定を分刻みで入れて、自分を追い込む(30分で買い物して、30分で掃除機かけて、1時間で料理して、30分で子供の勉強の準備をして、など )。(45歳・女性)
・・・勉強と同じで、家事の場合も時間を決めることで集中してできそうですね。
人を招く
- 家に友だちを招く!その日はいつも掃除しない所まで掃除するスイッチが入って家中キレイになる。(43歳・女性)
- 友人をよぶ。(49歳・女性)
・・・誰かが家に来るとなると、掃除や片付けもはかどりそう。目標を決めることでモチベーションも上がりますね。
終わった後のきれいな状態をイメージする
- 終わった後のスッキリした気持ちを想像してから「よしっ」と声を出して始める。(47歳・女性)
- インスタを見て綺麗になっている状態を知る。(29歳・女性)
- ネットで似たような家庭環境の方のアドバイスを見て共感して納得してからの始まりです。(46歳・女性)
・・・ゴールをイメージできると、やる気もあがりそうですね。
やる気を出す方法:運動編
ダイエットや健康を維持するために、運動に取り組んでいる人も多いはず。みんながやっている、運動のやる気をあげる方法をご紹介します。
目標をイメージする
- インスタで可愛い子をみる!!(16歳・女性)
- マッチョな人の動画をみる(30歳・男性)
- 「来年までにスタイル良くして、沖縄旅行する」と、何のために運動するかの目標を設定する!(47歳・女性)
・・・ゴールをイメージすると、モチベーションが上がりそうですね。
楽しくおこなう
- ダンス大好きです。それに合わせて運動しています。(45歳・女性)
- 好きなことをする。(46歳・男性)
・・・好きなこと、楽しい方が長続きするはず。楽しく運動に取り組むのが継続のコツとも言えそうです。
やる気を出す方法:その他
他にも、あらゆるテーマで取り入れられそうな回答を、ご紹介します。
感謝する
- 寝る前に、感謝をしている(みんな、ありがとう。私に時間を、分けてくれて…など)。
何事にも「ありがとう」と想いながら感謝をしています。(45歳・女性) - 何気ない日常に感謝の思いをもつこと。健康に朝を迎えられる日々にありがとうを込めて深呼吸をして動き出しています。(51歳・女性)
・・・あらゆることに感謝の気持ちをもつことができれば、自然と気持ちが上がりそうですね。
深呼吸する、黙想する
- 黙想(13歳・女性)
- 深呼吸をして、呼吸と同時に気持ちも整える。(42歳・男性)
- 椅子に座って10分間の黙想。(60歳・女性)
・・・呼吸を整え、心を整えることができれば、良い状態で課題に取り組めますね。
段階的に取り組む
- まずは、簡単で単純な物を終わらせて、自分に「思ったよりできる」と思い込ませてから、難しいことや大変なものに取り組む。最初に取り組んだものの結果を見ることで、助走をつけるイメージ。勉強なら、計算問題や漢字、単語、基本問題。仕事なら単純作業や報告業務。
家事なら、洗い物や不要品捨て。(47歳・女性)
・・・自分なりの、やる気になるための「段取り」「順番」があるとよいですね。
「推し」のために頑張る
- 推しが頑張っている姿を思い出す、推しに釣り合うような人間になるという目標を思い出す、推しの曲(応援ソング)を聞く、推しの画像を眺める、推しの好きな所を書き出す・言う。(17歳・男性)
- 今日の分稼げば推しに費やせる。(28歳・女性)
・・・自分のやる気を引き出してくれる「推し」の存在は素晴らしいですね。
漫画でやる気をあげる
- 職人系の漫画や、学生恋愛の漫画や、スポ根漫画など、過去に自分が読んで気に入った漫画(努力して幸せになるハッピーエンドなもの)をストックしておき、あげたい気分のものをチョイスして好きなストーリーを読み返す。少なからず主人公に感情移入するのでやる気が出ます。(36歳・女性)
・・・漫画好きの方にはよい方法かもしれません。
メイクをする、着替える
・しっかりメイクして気分を上げる!!(15歳・女性)
・お気に入りの服を着る(35歳・女性)
・コーヒーを飲んで仕事着に着替えて、仕事モードになる。(51歳・男性)
・・・まずは形から入り、気持ちを切り替えるのもよい方法ですね。
無理をしない
- やる気が起きない時は「やる気になるまで待つ」。やる気がない時って、何かしら原因があるはず。無理にたかぶらせようとしても逆効果だと思っています。(58歳・男性)
- 年齢と共に、どんどんヤル気や活力も落ちてくる。無理し過ぎず、1日くらいやらなくても死なないや。と思うようにしています。がんばりすぎない。(42歳・女性)
- あくまでもたんたんとこなす。無理してやる気を出そうとすると疲れる。時給換算して、今日一日頑張れば、家族で焼き肉いける!とか考えて、仕事をこなす。(39歳・女性)
・・・何事も、無理をすれば反動が出てしまいます。頑張り過ぎない、無理しない、自分のペースでおこなうことも大切なポイントと言えそうです。
最後に
アンケート結果では、それぞれの方法で「やる気」をあげていることが分かりました。その一方で、ひとつずつこなしていくことや、無理せず休息をとることを大切にしている方も。また、「やる気」に頼らず「習慣」にしておこなっていくという意見もありました。
今回の結果も参考にしていただきながら、自分に最も合った方法で、勉強・仕事・家事・運動などに向き合っていけるとよいですね。
文:COE LOG編集部
参考
※ 「きずなネット」アプリアンケート 調査概要
調査日:2022年7月7日~12日
回答数:733名
性別:男性29.2%、女性69.3%、その他・無回答1.5%
年齢:10歳未満0.4%、10歳代7.5%、20歳代2.3%、30歳代17.9%、40歳代40.7%、50歳代18.8%、60歳代8.7%、70歳以上3.7%