片付けられない人でもできる、インテリア&片付け4つのコツ

片付けられない人でもできる、インテリア&片付け4つのコツ

子育て、家事、仕事など・・・毎日忙しいママの生活。特に、小さな子どものいる家庭では、せっかく片付けても、スグに子どもが散らかしてしまいますよね。インテリアも気がつくと、子ども中心になりがち。でも、住空間が散らかり、自分の好きなものが失われてしまうと、ママの心に余裕がなくなってしまいます。スッキリ片付いた自分好みの心地よい空間で過ごすことができれば、イライラも減り、自然と笑顔で過ごせるはず。
今回は空間のプロに聞いた、インテリアと片付けのコツをご紹介します。

空間コーディネーター 神野美絵さん
「心地よい空間づくりのポイントは、攻めと守りのミックスです。
自分の好きなものには妥協しない攻めの姿勢、そして、子どもの安心・安全を考えた守りの姿勢。両方を取り入れることで、小さなお子さんがいても理想の住空間を実現できますよ。」

「同じ子育て中なのに、どうしていつもキレイなの?」というお家、ありますよね。そんなお宅に共通するポイントを4つお伝えします。

1. ものを減らす

お片付けのコツその1 「ものを減らす!」

いつもキレイに片付いている家を想像してみて下さい。おそらく、余計なものが置いてなくてスッキリした家ではないでしょうか?
空間には限りがあります。今住んでいる家は、家賃やローン等でお金を払って手に入れていることが多いはず。収納以上のもの・使わないもの、おもちゃなどをいつまでも置いておくことは、家賃やローンのムダ遣いになります。
片付けの基本は、使わないものは捨てて、ものを減らすことです。そもそもおもちゃは子どもの成長に合わせて買い換えるのがベター。年齢に合わないものは、早めに処分する、リサイクルに出すのがものを増やさないコツです。
とは言っても、子どもがどうしても気に入っていて手放したくないもの(思い出が深いものなど)もあるかもしれません。手放すときは、子どもともしっかり相談をしましょう。

2. 床にものを置かない

お片付けのコツその2「床にモノを置かない」

ものが落ちているだけで、子どものちょっとした事故やケガにつながりやすくなります。安心・安全な空間づくりのために「床にものを置かない」はぜひ取り入れたいポイントです。掃除も格段に楽になりますよ。お掃除ロボットが気持ちよく動ける床が目安です。
そのために、全てのものに必ず「置き場所」を作りましょう。床に置いてしまいがちな、カバンを引っかけるフックをつける。置き場所の決まっていないもののための仮置きBOXをつくる、など。とにかく徹底することが大切です。
子どもにも「床にはものを置かないルールね」と伝えれば、片付けの習慣も身につきやすくなりますよ。

3.ぶちこみBOXをラベリングする

お片付けのコツその3 「ぶちこみBOXをラベリングする」

子どものおもちゃの片付けは、BOXにポンポンぶちこむスタイルが楽ちん。BOXを活用している家庭も多いのではないでしょうか。ただ、気がついたら、どこに何があるか分からない。何が入っているか分からないブラックBOXが増えていく・・・なんてことはないでしょうか?
ポイントは、しっかりBOXをラベリングすること。おもちゃごと(キャラもの、知育玩具、ブロック等の小物系など)に色わけしたり、ラベルを貼ったりして、BOXを分けましょう。おもちゃも出しやすいですし、子どもと一緒に片付けられるので、お片付け精神も養えますよ。
そして「1.ものを減らす」に繋がりますが、定期的に子どもと一緒にBOXを見直して、使わなくなったものは処分していきましょう。

4.ゾーニング(スペースを区切る)

お片付けのコツその4 「ゾーニング(スペースを区切る)」

リビングの子どもコーナーは、スペースを決めて独立させるようにしましょう。そもそも小さな子どもは散らかすのが当たり前。子どものもので部屋の中が散らかり、それが視界に入ると、思考も散らかりやすくなります。このゾーンだけは、キッズスペースと割り切って空間を子どもにもわけてあげる。インテリアも思い切り子どもに寄り添った装飾にすると子どもも喜びますよ。
部屋にママの好きなものを飾りたい時、子どもが小さなうちは高い位置に置くようにしましょう。ぶつかって落ちる、壊されてしまうリスクも回避できます。
子どもの手の届く範囲は、1歳児であれば90㎝、3歳児120㎝、5歳児140㎝が目安です。お花や観葉植物も、この高さよりも上に飾れば安心ですね。

最後に

子どもが大切にしているものを尊重してあげるのはもちろんのこと。「ママが好きなものはこれなんだよ、大事にしているんだよ」と、子どもに話すことも必要です。子どもも、ママのものを大事にしてくれるようになり、人の大切にするものを大切にできる心が育まれると思います。
ママ自身が心穏やかでいられることが、結果として子どもにとってもよい環境をつくれるはず。子どもの安心・安全を考えながら、自分自身の大切なものをしっかり取り入れて、居心地のよい空間をつくってくださいね。


空間コーディネーター 神野美絵(かみのみえ)
空間コーディネーター:神野美絵(かみのみえ)

家や生活のコーディネート・インテリア・コラボリノベーションを手がける「色即是空」主宰。
海外生活の経験を活かした感性とアイディアを空間に取り入れ、世界観が異なるものの融合、調和を大切にし、フレキシブルな空間づくりをおこなう。
自分らしく自然にいられ、ちょっとスパイスが効いた空間作りを得意とする。
横浜生まれ横浜育ち。バリ在住を経て現在は湘南にて海辺ライフ8年目。1人の娘の母。

写真提供:色即是空 文:三輪田理恵

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