小学生の習い事ランキングTOP10を発表!最新の傾向は?

小学生の習い事ランキングTOP10を発表!最新の傾向は?

さまざまな習い事がある中で、子どもに何を習わせるべきか悩んでいる親御さんもいるのではないでしょうか。
COE LOG編集部では、小学生のお子さんをもつ保護者の方にアンケートを実施。小学生に人気の習い事をランキングにしました。これから習い事を選ぶ方の参考に、ここでは、最新の習い事の傾向を解説していきます。

小学生の習い事ランキング

小学生の習い事の種類

COE LOG編集部では、小学生のお子さんをもつ保護者の方にアンケートを実施しました。子どもが通っている習い事、これから通わせたいと考えている習い事は以下です。

今、通っている習い事

1位:水泳
2位:英語
2位:ピアノ・エレクトーン
4位:塾などの学習系
5位:書道
6位:ダンス
7位:サッカー
7位:そろばん
9位:その他の運動
10位:体操
10位:野球

今回のアンケートでは、小学生が通っている習い事の1位は水泳でした。習い事をしている子の3人に1人は水泳に通っています。
2位は、英語とピアノ・エレクトーンが同率でした。
水泳やピアノ・エレクトーンは、自分が子どもの頃に習っていたママ・パパも多いかもしれません。
一方で2位の英語や4位の学習系の習い事は、最近の小学生ならではの習い事ではないでしょうか。
小学生のうちから、英語や学習系の習い事をする子も珍しくないようです。

これから通わせたい習い事

1位:水泳
2位:英語
3位:プログラミング
4位:ピアノ・エレクトーン
4位:塾などの学習系
6位:書道
7位:そろばん
8位:ダンス
9位:その他の習い事
10位:体操
10位:空手
10位:その他の運動

アンケートでは、今は習っていないもののこれから通わせたいと考えている習い事についても聞きました。
親が子どもに通わせたい習い事は、1位は水泳、2位は英語です。
子どもに英語を身につけてほしいと考えているパパママは多いようですね。
「既に英語を習っている」と「習わせたい」の併せると半数以上の親が興味を持っていることが分かります。
また既に習っている子は少ないものの、通わせたい習い事の上位に入っているのがプログラミングです。小学校の授業でもプログラミング教育が取り入れられていることもあり、関心を持つママ・パパも多いことが伺えます。

プログラミング教室とは

2020年から小学校の授業にプログラミング教育が取り入れられるようになりました。
文部科学省では、プログラミング教育の目的を

  • 「プログラミング的思考」を育むこと
  • コンピューター技術を知り活用する態度を育むこと
  • 各教科の学びを確実なものにすること

としており、プログラミング言語を用いてプログラミングができるようになること自体を目的としているわけではありません。(※1)
つまり小学校の授業では、パソコンやタブレットを用いてプログラミングをするわけではないのです。
一方、習い事のプログラミング教室では、ゲームなどを作るプログラミングを学びます。
小学生向けのプログラミング教室では、タイピング不要で操作できる教材を用いているところが多く、低学年の子もプログラミングを学べるよう工夫されています。
マウス操作やタッチスクリーンで簡単なゲームを作るコースやロボット動かすプログラミングコース、人気ゲームを教材としたコースなどがあります。

習い事はいくつ通う?

小学生の習い事の数

今回の調査では、習い事をしている子が9割、習い事をしていない子は1割という結果でした。
習い事の数を見ると、「1つ」との回答が最も多く全体の半数を占めています。
次いで「2つ」が31%で、4割の小学生が習い事を掛け持ちしているようです。

習い事の効果は?

水泳を習うからには水泳選手に!と考えるのは極端ですが、習わせるからには子どもに何かしら身につけてほしいという思いがあるはず。
しかし習い事の効果は、能力や技能だけでは図れません。協調性や社会性、礼儀作法などが身につくのも、習い事の効果のひとつといえるでしょう。
今回のアンケートでも、習い事の目的として協調性や社会性を挙げる方も少なくありませんでした。協調性や社会性は非認知能力と呼ばれ、学力では測れない大切な能力として注目されています。

習い事の目的

習い事の目的

非認知能力とは

非認知能力とは、学力のように数値化できない能力のことです。
具体的には、積極性や協調性、忍耐力など、社会で生きていくために必要な力を指します。
日本の教育でも非認知能力の必要性が説かれ、小中高校の学習指導内容を定める学習指導要領が平成29年に改訂されました。
平成29・30・31年の改訂学習指導要領では「生きる力」が強調され、今までの学力以外の取り組みも重視されています。(※2)

  • 学びに向かう力
  • 人間性
  • 思考力
  • 判断力
  • 表現力
  • 知識や能力

をバランスよく育む学びの実現を目指した内容に改訂されています。
習い事は、この非認知能力を身につけられるよい機会です。
泳ぎが早くなった、英語がこれだけ話せるようになった、など認知能力の向上だけに目を向けるのはもったいないのかもしれませんね。

習い事をやめたいと言われたら

自分からやりたいと始めた習い事でも、子どもが「やめたい」と言い出すと、どうするべきか悩んでしまいますよね。

自分からやりたいと始めた習い事でも、子どもが「やめたい」と言い出すと、どうするべきか悩んでしまいますよね。親としては、せっかく始めたのだから続けてほしいと思うものの、イヤイヤ通わせるのも難しいのが現実ではないでしょうか。
続けさせて様子を見るのか、きっぱりやめさせるか、習い事で一番悩ましい点かもしれません。
今回のアンケートでも、習い事をやめた理由の1位は「子どもがやめたいと言ったから」でした。

習い事をやめさせた経験のあるママ・パパの意見は

  • 本人のやる気がないなら無理に習い事を続けさせない方がいい
  • いつ辞めてもいいからやってみようという考えでいた方が親も子もストレスがない
  • 辞めたいと言いだしたら目標を決めて達成してから辞めたら良い
  • すぐにやめてもいいと思う
  • 本人がやりたくなくなってきたら、潔く諦めた方がいい
  • 継続することが必ずしもいいこととは決めつけない

など、「やめたいと言い出したらやめたほうがいい」との意見が多く見られました。

習い事は子どものやる気が大切。無理強いすることなく、やめたければやめればいいくらいのスタンスでいるのが習い事を楽しむコツかもしれませんね。

最後に

小学生の習い事は子どもの得意や興味を伸ばしてあげられる機会です。

小学生の習い事は子どもの得意や興味を伸ばしてあげられる機会です。
今回のアンケートでも、習い事はやりたいといったらやらせた方がいいという意見も多くありました。
習い事が増えすぎて過密スケジュールになってしまうのは本末転倒ですが、子どもが興味を示しものは出来るだけやらせてあげられるとよいですね。
経済的に難しい場合には、自治体が開催している子どもむけの教室や無料体験、公共施設のワークショップなどを探してみるのもおすすめですよ。

文:COE LOG編集部

【アンケート実施概要】
・対象:小学生の保護者
・有効回答数:93件
・調査期間:2022年11月2日~11月3日

あわせて読みたい

参考
※1:文部科学省│小学校プログラミング教育の手引(第三版)/令和2年2月
※2:文部科学省│平成29・30・31年改訂学習指導要領の趣旨・内容を分かりやすく紹介

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