3人の子どもを育てるママでもあるラジオDJの堀江美穂さんが、読者のみなさんからのメッセージにお答えします。
読者からのメッセージ
読者(40歳、女性)の方から
小3の息子が、時々、私が買い与えていないものを持っていることがあります。驚いて「どこで手に入れたの?」と聞いても、「もらった」とか「知らない間に、ポケットに入っていた」と言うだけでよく分かりません。
私の実家(息子にとってのおばあちゃんの家)から勝手に持ち出したものもあって、「お友達のものも盗んだり、勝手にとったりしているのかも」と不安です。
息子には「学校や学童で、お友達同士でもののやり取りはしない」と伝えているのですが、改善される様子はなく……。見つける度に怒ってしまいます。
息子に、どのように話したら分かってもらえるのでしょうか?
堀江さんのメッセージ
例えばお菓子なのか、ゲームなのか、お金なのか、何を持ち出したのか分からないので、あくまで一般的なお話になりますが、このようなケースは、子どもがうそをつく時の心理とよく似ていて、いろいろな原因があると思います。
例えば、子どもは自分に注目して欲しくて、わざと怒られるような行動をとることがあります。また、本当にそれが欲しくて、でも、買ってもらえないので、人のものをとってしまったり、単純に「欲しい!」と思って、何も考えずにとってしまったりすることも考えられます。
本当にもらったものなのか、本当はとってしまったものなのか。もしもとってしまったものなら、どんな理由でとってしまったのか。まずは息子さんとじっくりと話し、時には学童や学校の先生に普段の様子を聞きながら、その理由をゆっくりひも解いてください。息子さんが「もらった」と言ったら、そこで終わるのではなく、あくまで冷静に、「誰にもらったの?」とか「何でもらえたの?」と、ちゃんと終着点まで聞くようにしてください。
持ってきた後の行動も大切です。おばあちゃんの家から持ってきたことが分かっているのなら、ちゃんと本人に返しに行かせたり、おばあちゃんから「大切にしていたのに、なくなってしまって悲しかった」と、とられてしまった人の気持ちを伝えてもらったりするのもいいと思います。
娘さんとの関係が良好ということですから、なるべく早いタイミングで正直に話し合ってみてください。「娘や孫に会えるのは本当にうれしい」と伝えながらも、これから先の生活のこと、現在の経済状況のこと、きちんと向き合って話せば、きっと分かってもらえると思います。
ラジオDJ 堀江美穂(ほりえ・みほ)
愛知県名古屋市出身。2003年からZIP-FMのミュージック・ナビゲーターに。現在は「Bagel&M」(愛知北エフエム放送)、「太郎ちゃんの元氣がでるラジオ」(FM AICHI)に出演中。JADP認定チャイルドコーチングアドバイザーやJADP認定家族療法カウンセラー、保育士の資格も所有。
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