長久手市のみなさんと一緒につくってきた「子育て支援アプリ」がついに完成しました!
このアプリは、長久手市の子育てに関連する情報を集めて配信するアプリ(無料)です。情報はたくさんあるのにアクセスに問題があるといった、市民の方々の声をもとに、サービスデザイン、ハッカソンなど、様々な取り組みを企業と市民、行政が一体となって進めてきました。リリース後もみなさまの声を取り入れて進化させていく予定です。
※2021年12月に「子育て支援アプリ」は「きずなネットアプリ」として生まれ変わりました。
これまでの活動は下記の記事にてぜひご覧ください!
きずなネットアプリの詳細はこちら
リサーチからロゴデザインまで、市民参加型のアプリ制作
サービスデザインの一場面。長い時間をかけました
今回のアプリの開発には、長久手市の様々なかたが関わっています。
まずは、NPO法人「ながいく」のみなさん。ユーザリサーチやサービスデザインで意見をまとめ、ハッカソンでも審査員を務めていただきました。その後もUI(ユーザインタフェース)の検証など、長久手市のママさん代表として、活動全体に積極的にご参加いただきました。
代表の田中直子さんから、コメントをいただいています。
NPO法人「ながいく」代表 田中直子さん
「企業と共にサービスを考える、といった活動に関わるのは初めてでした。ママの意見・アイデアを活かせたのは、メンバーにとって良い経験になっただけでなく、将来的にママたちの“仕事”になっていく可能性も感じました。NPO法人ながいくは、妊娠・出産・子育ての過程で孤独になってしまうママを救いたい、そんな思いで活動しています。今回の子育て支援アプリによって、長久手のママたちの間に“ゆるいつながり”、“やさしいつながり”ができればと期待しています。」
名古屋学芸大学の秋山さんには、アプリのアイコンを中心としたデザイン面でご協力いただき、親子をイメージした丸みのある可愛らしいアイコンに仕上がりました。
秋山さんは今回の活動を振り返って、このように語ってくれました。
名古屋学芸大学 メディア造形学部デザイン学科 デザインプロデュースコース 秋山隼大さん
「アプリのアイコンを作るにあたっては、シンプルで可愛らしい見た目にしたり、アイコンとアプリの中身の雰囲気を揃えるといった点に気をつけました。使ってくれる方々の気持ちを想像し、受け入れてもらいやすいデザインにしています。アイコンを作る前に参加したサービスデザインの手法は、大学で学んではいましたが、実際に当事者へインタビューに行ったり、リアルなお悩みや課題に向き合ったのは初めてでした。オンラインを介さず直接会いに行き、説明したり記録したり、意外と地味な作業ばかりでしたが、こういった地道な活動が大切だと感じました。来年度から社会人になりますが、この体験を自分の仕事にも活かしていきたいと思います。」
アプリの画面イメージ。たくさんのかたの思いがつまっています
このように、長久手市のみなさんと一緒に作った子育て支援アプリですが、これで完成ではありません。ご利用していただくみなさんの声を反映し、これからも進化していきます。情報を配信するだけではなく、このアプリをきっかけとして、長久手市に住むみなさま同士のつながり・きずなを作っていきたいと思います。ご興味お持ちいただけましたら、ぜひダウンロード、ご利用してみてください。
※2021年12月に「子育て支援アプリ」は「きずなネットアプリ」として生まれ変わりました。
きずなネットアプリの詳細はこちら
文:奥村香保里 撮影:奥村香保里