【新型コロナ対策】私たちが知るべきこと、やるべきことは?

【新型コロナ対策】私たちが知るべきこと、やるべきことは?

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世界規模で感染が広がり、経済的な打撃はもちろんのこと、学校の休校、イベントの中止や延期など、私たちの生活に大きな影響を与えている新型コロナウイルス。日々、たくさんの情報が報道されていて、もちろん気をつけないといけないのは分かるけど……一体どうしたらいいの?

厚生労働省などが発表している新型コロナウイルスに関する有益な情報を”COE LOG”がピックアップしてお届けします。

新型コロナウイルスは、どうやってうつる?

新しいウイルスなので、どうやってうつっているのかも現在調査中です。
今のところ分かっているのは以下の2パターン。

飛沫感染・接触感染イラスト出典:政府広報オンライン

  • くしゃみ、せき、つば などによる感染
  • ドアノブや手すりなど、間接接触による感染

(1)くしゃみ、せき、つば などによる感染

感染した人の、くしゃみ、せき、つば などと一緒にウイルスが放出され、他の人がそのウイルスを口や鼻から吸い込んで感染します。

Q
どうやって気をつけたらいいの?
A
屋内などで、周りの人と近い距離で長い時間を過ごすことを控えましょう。また、どうしてもそのような状況になる場合は、十分に換気をおこなうようにしましょう。
せきやくしゃみなどがなくても、換気が悪く人が密に集まって過ごすような空間は、感染するリスクがあるので注意しましょう。

(2)ドアノブや手すりなど、間接接触による感染

感染した人が自分のくしゃみやせきを手でおさえた後、その手で周りの物にさわるとウイルスが付きます。他の人がその部分にさわるとウイルスが他の人の手につき、感染者した人と直接接触しなくても感染します。

Q
どうやって気をつけたらいいの?
A
電車やバスのつり革、ドアノブや、エスカレーターの手すり、スイッチなど、たくさんの人がさわる場所を触れた後は、しっかり手を洗いましょう。
たくさんの人がさわる場所に触れた手で、目や鼻、口をさわらないようにしましょう。

うつるかもしれない「濃厚接触」ってなに?

ウイルスを広げないために「たくさんの人が一度に集まる場をできるだけなくしましょう」と言われています。
これは、テレビやニュースでもよくいわれている「濃厚接触」を避けるためです。

この「濃厚接触」とは一体なにでしょうか?
ポイントは2点です。

  • 距離の近さ
  • 時間の長さ

「距離の近さ」は、手洗いなどの必要な予防策をしないまま、手で直接触れ合うこと。
また、近い距離(目安として2メートル)で会話をするなど「一定時間以上」接触をもつことです。
スポーツジム、屋形船、ビュッフェスタイルの会食、雀荘、スキーのゲストハウスなどでは、一人の感染者がたくさんの人にうつした事例があります。

【そんなにすごい勢いでうつるの?!】
うつっても症状が出ない人、または軽症の人が大半です。自分には症状が出なくても、高齢者や別の病気をもっている人にうつして重症になることもあります。

今までに集団でうつった場所・場面の共通点から、「3つの密」を避けるよう、厚生労働省や各都道府県の知事などがお願いしています。

3つの密出典:厚生労働省ホームページ

集団感染を起こさないために、これらの場面を避けるようにしましょう。

感染予防の3大ポイントは?

新型コロナウイルスに感染しないために、そして自分がうつっていて周りの人にうつさないために。「3つの密」を避ける他に、私たちが気をつけるべき感染予防の3つのポイントをお伝えします。

  • 手洗い
  • 健康管理
  • 適度な温度を保つ

手洗い

ドアノブや手すり、電車のつり革など、さまざまなものに触れる手。私たちの手にもウイルスが付いている可能性があります。
外出先から家に帰った後や調理の前後、食事前など、こまめに手を洗いましょう。

正しい手の洗い方出典:厚生労働省ホームページ

普段の健康管理

睡眠不足は免疫力を下げてしまいます。
十分な睡眠とバランスのよい食事、適度な運動、規則正しい生活を心がけ、ウイルスに負けない強い身体をつくりましょう。

適度な湿度を保つ

空気が乾いていると、のどの粘膜にある防御機能がさがります。
乾燥しやすい室内では加湿器などを使って、適切な湿度(50~60%)を保ちましょう。

私にうつってる?!感染した時の症状とは

いつ誰がうつっていてもおかしくない状況ですが、実際に感染するとどのようになるのでしょうか。

【おさえておきたいポイント】
うつっても「無症状」というケースが大半です。また、発症しても軽症ですぐ治る例も多いです。一方、重症の場合には高いリスクがあります。

<発症すると、どんな症状?>

熱や咳、のどの痛みなど風邪のような症状が1週間前後つづくことが多く、強いだるさを訴えます。特に、高齢者やもともと病気を持っている方は、重症化するリスクが高まります。

<子どもが発症すると、どんな症状?>

これまでの報告だと、熱、乾いた咳、だるさを訴えるケースが多く、鼻汁、鼻づまりなどは比較的少ないようです。
一部では嘔吐、腹痛や下痢などもありますが、ほとんどが1-2週間で回復しています。

<相談の目安>

  • 風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く場合
  • 強いだるさや息苦しさがある場合

⇒高齢の方、もともと病気を持っている方は、よりいっそう注意が必要です。

上記に当てはまる場合は、お住まいの都道府県にある相談センターにご相談ください。
帰国者・接触者相談センター

うつったかも?!そんな時の対策は?

新型コロナウイルスの初期症状は風邪と似ています。そのため、うつったかどうかの区別がつきづらいです。
軽症の方がむやみに病院にいってしまうと医療の現場が混乱して、重症の患者さんをみることができなくなってしまいます。発症しても軽症ですぐ治る例も多いです。
もし熱が出ていたとしても、食事がとれて体調も落ち着いている場合は、自宅で様子を見ることがすすめられています。

ご家族に新型コロナウイルスの感染が疑われる場合、同居している方は以下の点に注意してください。

【おさえておきたいポイント】

  1. 感染者と他の人の部屋を可能な限り分ける
  2. 感染者のお世話をする人は、最少人数にする
  3. できるだけ全員がマスクを使用する
  4. 小まめにうがい・手洗いをする
  5. 日中はできるだけ換気をする。
  6. 取っ手、ノブなどの共用する部分を消毒する
  7. 汚れたリネン、衣服を洗濯する
  8. ゴミは密閉して捨てる

世界保健機構(WHO)によると、現時点においてウイルスに感染してから発症するまでは1~14日(一般的には約5日)とされています。
また、厚生労働省では、ウイルス感染者と濃厚接触をした人については14日間にわたり健康状態を観察することとしています。

コロナウイルス、発症から治るまではどんな経過をたどる?

新型コロナウイルスに効く薬は、まだないといわれています。世界中で新薬の開発が進められていますが、もし今かかってしまった場合は病院でどのような治療がされているのでしょうか。

そして、どうなれば「治った」とされるのでしょうか。

発症した場合、熱や咳、のどの痛みなど風邪のような症状がつづき、強いだるさを訴えます。
これは、ウイルスが鼻、口、のどや肺で増えることでおきる症状です。
そのため、熱や咳などの「症状を和らげる目的の治療」がおこなわれます。
具体的には、熱を下げる薬や咳を鎮める薬、点滴などです。
全身状態をサポートすることで、ウイルスに対して身体を守ってくれる抗体が作られるようになります。そして、ウイルスが身体の外に出て行ったら「治った」と考えられます。

【うつらなくなるのは、いつから?】
回復してから2週間以上たった人からうつることはほとんどないといわれています。
感染した人に対して差別などがないよう、正しい情報を知っておきましょう。

「負の感染スパイラル」を断ち切ろう

新型コロナウイルスは「3つの顔」をもっていて、これらが「負のスパイラル」となって感染を拡大させているといわれています。

3つの感染症出典:日本赤十字社ホームページ

  • 負のスパイラル①:「病気」
    人との接触でうつるとされている新型コロナウイルスの病気そのものことです。
  • 負のスパイラル②:「不安」
    ウイルスが目に見えないこと、治す薬がまだ発見されていないこと。
    分からないことが多いため、「不安や恐れ」を感じてふりまわされてしまうことがあります。
  • 負のスパイラル③:「差別」
    「不安や恐れ」から、嫌悪・偏見・差別が生まれます。
    ウイルスに関する悪い情報ばかりに目が向くと、何かとウイルスに結びつけて考えてしまいがちです。
    「あの人、咳をしているからコロナかも……」
    「○○地区は危ないらしいから、あそこからものを買うのをやめよう……」
    「○○の仕事は感染リスクが高いから、菌をもっているかも……」
    など。
    特定の人・地域・職業に対して「危険」「ばい菌」といったレッテルを貼る心理によって、負のスパイラルが大きくなります。

まずは「確かな情報」に目を向けること。
差別的な言動に同調せず、それぞれの状況・立場で感染を広げないよう対応している人に対してねぎらい・敬意を払いましょう。

その上で自分には何ができるのか考え、行動することで、負のスパイラルを断ち切っていきましょう。


この記事は2020年3月30日現在の情報で、厚生労働省ホームページなどの内容を分かりやすく書きかえたものです。
最新情報は、公式サイトでご確認ください。

【出典】
厚生労働省ホームページ
日本小児科学会ホームページ
日本環境感染学会ホームページ
日本赤十字社ホームページ

文:三輪田理恵

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