食欲の秋、到来! サツマイモに栗、サンマ……。この時期はおいしいものがいっぱいで、わくわくしますね。そんな季節に、本を通じて「食欲の秋」を体感してみませんか?
今回は、名古屋市のTSUTAYA BOOKSTORE 則武新町の協力のもと、小学生におすすめの「食べ物が出てくる本」を3冊セレクトしました。同店の書籍担当・茨木識博(いばらき・のりひろ)さんのコメントもあわせてお楽しみください。
※本の画像をクリックすると出版社のサイトに移ります
食べ物が出てくる本①
「おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで」
文:おかだだいすけ
写真:遠藤宏
出版社:岩崎書店
価格:1760円
発売日:2021年2月28日
海で泳いでいた魚が釣りあげられ、さばかれ、握られて、おいしいお寿司になっていく。その過程を分かりやすく紹介している写真絵本です。それぞれの魚の特徴や部位の名前も解説されています。
最後のページに書かれている「ごちそうさまでした」の言葉。私たちは生きものから命をいただいて、生きていることに改めて気づかされます。毎日当たり前に食事をしていますが「いただきます」や「ごちそうさまでした」を忘れず、生きものに感謝する気持ちを持とうと思わせてくれる本です。
食べ物が出てくる本②
「からすのパンやさん」
作・絵:かこさとし
出版社:偕成社
価格:1100円
発売年月:1973年9月
お父さん、お母さんも1度は小さい頃に読んだことがあるかもしれない、幅広い年代に愛されてきたロングセラー絵本。カラスの家族たちがみんなで協力してパンを作る姿は、家族の絆を感じられて心がほっこり温まります。
何と言っても1番の見どころは、家族みんなで作ったパンが登場する見開きのページ。個性あふれるパンがたくさん載っていて、自分のお気に入りのパン、食べてみたいパンを探してついつい見入ってしまいます。読み終えた時には無性に焼き立てパンが食べたくなっていること間違いなしです。
食べ物が出てくる本③
「徳間アニメ絵本ミニ スタジオジブリの食べものがいっぱい」
監修:スタジオジブリ
編:徳間書店児童書編集部
出版社:徳間書店
価格:1540円
発売日: 2017年2月13日
ジブリ作品に出てくる食べ物って、何だかすごく魅力的ですよね。「天空の城ラピュタ」に登場する目玉焼きが乗ったパンは、1度は食べてみたい一品。そんなジブリの長編アニメ映画に登場するさまざまな食べ物を、詳しく紹介するアニメ絵本です。
それぞれの映画についての紹介もされているので、まだ知らない作品への入口としても最適です。アニメだとなかなか細かいところまでゆっくり見るのは難しいですが、本だとじっくり見ることが出来るので、アニメでは気付かなかった新たな発見があるかもしれません。
最後に
お寿司やパン、ジブリ作品と、さまざまな食べ物が登場する作品を紹介しました。秋は読書の季節でもあります。素敵な本とおいしい食べ物で、いい秋を過ごしてくださいね。
この記事は「TSUTAYA」などを運営するカルチュア・エクスペリエンスの協力のもと、作成しました。