いよいよクリスマスがやって来ますね。お子さんへのクリスマスプレゼントは、もう準備しましたか?
今回は、名古屋市の草叢(くさむら)BOOKS 新守山店の協力のもと、小中学生のお子さんへのクリスマスプレゼントにぴったりな本を3冊セレクトしました。同店店長・吉富圭さんのコメントもあわせてお楽しみください。
※本の画像をクリックすると出版社のサイトに移ります
プレゼントしたい本①
「世界」
作:junaida
出版社:福音館書店
価格:2860円
発売日:2024年1月20日
これは言葉のない絵本です。何のルールにも縛られず、その緻密で、不思議で、美しく大きな世界を眺めることは、豊かな想像力を持つ子どもたちにとって、きっと驚くほど楽しいことだと思います。50歳を過ぎた私ですら、「おっ!」と思うのだから間違いありません。
人気イラストレーターのjunaidaさんの絵本は、どれもプレゼントに最適なデザインです。クリスマスには、白地に赤と金色が効果的に配された装丁から、この1冊をおすすめします。
プレゼントしたい本②
「はてしない物語」
作:ミヒャエル・エンデ
訳:上田真而子、佐藤真理子
出版社:岩波書店
価格:3146円
発売日:1982年6月7日
このタイトルを見ると、リマール(イングランドのポップ歌手)の歌う、1984年に大ヒットした映画の主題歌を反射的に思い出す……と言っても、共感してもらえる人は少ないかもしれません。
今回の3冊は、いずれも「何度も読み返したくなる本」を選びましたが、英語で「ネバ―・エンディング(終わりがない)」と題されたこの1冊は、その最たるものではないでしょうか。文庫版もありますが、物語の世界により没入するため、ずっしりと心地よい重さを持つハードカバー版をおすすめします。
プレゼントしたい本③
「知りたいこと図鑑」
著:みっけ
出版社:KADOKAWA
価格:1870円
発売日: 2023年8月28日
SNSを中心に、身近な漢字や言葉、あるいは季節をモチーフにした作品を発信しているデザイナー・みっけさんが手がけた1冊。身の回りの「知りたいこと」「覚えておきたいこと」を図解で学ぶことができ、特に中学生のお子さんへのプレゼントにぴったりです。
考えてみれば、こうした「おしゃれな雑学本」というのは、これまで意外と存在しなかったように思います。何度も眺めたくなるような美しいデザインで、パラパラ~と気軽にページをめくるだけで、ささやかだけれど、何だか得した気持ちに。おしゃれと雑学、「なぜ今まで気づかなかったんだろう!」と、思わず膝を打ってしまうほど、自然な組み合わせです。
最後に
お子さんへのプレゼントとしてだけでなく、自分へご褒美や大切な人への贈りものにもぴったりな3冊を紹介しました。本と一緒に、素敵なクリスマスをお過ごしくださいね。
この記事は「TSUTAYA」などを運営するカルチュア・エクスペリエンスの協力のもと、作成しました。