いよいよ卒業シーズンがやって来ます。ともに過ごした仲間との別れはさみしいものですが、これから始まる新しい生活に胸が高鳴る季節でもあります。そんな卒業生のお子さんに、本のプレゼントはいかがでしょうか?
今回は、名古屋市の草叢BOOKS 新守山店の協力のもと、小・中・高校を卒業するお子さんに贈りたい本を3冊セレクトしました。同店の書籍担当・勝俣真弓さんのコメントもあわせてお楽しみください。
※本の画像をクリックすると出版社のサイトに移ります
小学校卒業生に贈りたい本
「にげてさがして」
著:ヨシタケシンスケ
出版社:ポプラ社
価格:1320円
発売日:2025年2月
小学校を卒業し、これから思春期を迎える子におすすめしたい本です。よく「逃げちゃダメ」と言われるけれど、逃げることで新しい可能性に出合うこともあります。あなたのその足は、前に進むためだけにあるのではなく、自分自身を守るにために後ろへ下がったり、味方を探し出したりするためにも存在している。そんなメッセージを、ヨシタケシンスケさんがかわいいイラストと優しい言葉で伝えてくれます。
この先、成長して読み返す度、きっと受け取り方が変わるでしょう。お守りのような1冊になってくれたらと思います。
中学校卒業生に贈りたい本
「宙わたる教室」
著:伊与原新
出版社:文春文庫
価格:825円
発売日:2026年3月
東京大学大学院で地球惑星科学を専攻し、“理系作家”の代表格とも言える伊与原新さんによる青春小説です。新宿にある定時制高校の科学部に集まった生徒たち。さまざまな事情を抱え、年齢もバラバラな彼らが、ある理科教師と出会い、自分自身と向き合いながら、人生を切り開いていきます。
作中で「火星のクレーター」を再現する実験に取り組むのですが、物語と科学が分かりやすくリンクし、宇宙に思いをはせながら読み進めることが出来ます。これから高校に進学する卒業生に読んでもらいたい、胸が熱くなる1冊です。
高校卒業生に贈りたい本
「こうやって、考える。」
著:外山滋比古
出版社: PHP文庫
価格:836円
発売日:2021年12月
“東大生のバイブル”として知られている「思考の整理学」の著者・外山滋比古さんの箴言集(しんげんしゅう)。これまでの著作の中から発想力や思考力を磨くヒントを厳選して紹介しています。
AIが普及していく世の中ですが、1人でぼんやりゆっくり考える時間こそ有意義な時間であり、その「時間」との向き合い方が分かりやすく書かれています。高校を卒業するみなさん、大人になるための準備に読んでみてはいかがでしょうか?
最後に
新しい生活へのスタートにぴったりな3冊を紹介しました。卒業生のみなさんにとって、大切な1冊になりますように。ご卒業おめでとうございます!
この記事は「TSUTAYA」などを運営するカルチュア・エクスペリエンスの協力のもと、作成しました。
連載「書店員が選ぶ 今月の本3選」は今回で終了になります。これまでお読みいただき、ありがとうございました。



