読書のススメ! 人生を変える「座右の書」とは?

読書のススメ! 人生を変える「座右の書」とは?

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私が教員時代、休み時間に図書室をのぞくと、食い入るように本のページをめくっている子ども達がいました。みんな、本当によい顔をしています。本は感動を与えてくれたり、新しい知識を授けてくれたりします。時には自分の未来を切り拓いてくれる本との出合いもあります。

今回は、私の座右の書である、灰谷健次郎の「兎の眼」について、そして、読書の効果についてお伝えしたいと思います。

山下さん

一般社団法人シヅクリ  代表 山下由修(やました・よしのぶ)

静岡市内の小・中学校で勤務した後、市立清水江尻小学校の校長として、県内初のコミュニティースクールを創設、運営。また、市立大里中学校の校長を務めながら、フレックスタイム制の導入や校内フリースクールの開設、プロジェクト型の校内組織運営などに着手 。2019年、一般社団法人シヅクリを創設し、静岡を拠点に、人材育成に取り組んでいる。

教師を志すきっかけとなった1冊

高校2年生の頃の私は、「部活動が嫌だ」「授業が面白くない」と、文句ばかり口にして、毎日ふてくされて過ごしていました。将来の夢など、頭の片隅にもなかったと思います。

そんなある日、普段は口数の少ない父が「涙が出るから読んでみるといい」と薦めてくれた本が、「兎の眼」でした。

友達が1人もいない、人と会話することすら出来ない問題児の鉄三。新米教師・小谷は、そんなそんな鉄三とまっすぐ向き合い、次第に鉄三は同級生たちに認められていくというストーリーです。

小さな言い争いなど、大小さまざまな事件が起きる中、子どもたちと真剣に、優しく向き合う小谷。その姿に触れ、私は思わず涙していました。

「私も子どもたちの優しさを受け止め、そして、未来への希望を語る、太陽のような教師になりたい」。私はこの本を読んで決意しました。「兎の眼」との出合いが、私の人生に変化を与えたのです。

偉人達が力を貸してくれる⁉

世界の人口は78億人以上、その中で出会ったあなたの親友は奇跡の縁といえるでしょう。

あなたには親友と呼べる人はいますか? 世界の人口は78億人以上。その中で親友と出会えたことは、奇跡と言えるでしょう。

「読書は最良の友である」と言われます。あなたが大切に読んできた本は、「親友」と言ってもいいかもしれません。生活のスパイスになったり、困った時は助けてくれたりするでしょう。

ありがたいことに、本は勝手にいなくなることもないですし、困った時にはそばにいて寄り添ってくれます。つまり、こちらが必要な時に、その本をつくった古今東西、世界の偉人達が力を貸してくれるということ。だからこそ、その本の持ち味を最大限引き出せるよう、よい本と出合った時は何度でも繰り返し読んで欲しいのです。

「座右の書」と出合うためには?

人は、自分の人生しか経験できません。他人の人生を代わりに経験することは出来ないのです。

しかし、本を読むことであらゆる時代の優れた人物と、歴史を動かしてきた人物と、優しい人物と、勇敢な人物と、関わることが出来ます。あらゆる国に住み、あらゆる時代を生きることが出来るのです。

もしかしたら、私たちの生き方や考え方の見本となる本が今もどこかにあって、本の中から私たちを見ているかもしれません。

ただし、そのページをめくるのは私たち自身。誰も代わりにはめくってくれません。私たちが主体的に動かない限り、出合えないのです。

そこで、小さなお子さんをもつ親御さんにおすすめしたいのは、5分間の親子読書です。子どもは読み聞かせが大好きです。目をらんらんと輝かせ、本の世界に没頭します。

しかし、まだ自分で本を選び、読むことは出来ないので、親子で本の中に飛び込んで欲しいのです。親御さんがこれを続けることで、読書が習慣になります。この習慣が、親友とも言える「座右の書」との出合いへと導いてくれるのではないでしょうか。

文:⼭下由修

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