子育て世代も身近に感じる「まちづくり」を!4児の父の挑戦

子育て世代も身近に感じる「まちづくり」を!4児の父の挑戦

~「人と社会をつなぐお仕事」シリーズvol.2:長久手市役所 情報課 大久保功一さん~

たくさんの職業がある中で、なぜその仕事に情熱を燃やすのでしょうか。「人と社会をつなぐお仕事」シリーズでは、インタビューを通して地域社会・コミュニティを支える人にスポットを当てていきます。働くことを通して、人と人、人と社会をつなぎ、むすびあわせることを目指します。
第二回目は、愛知県 長久手市役所 市長公室 情報課で広報紙を担当する大久保功一さん。6歳、5歳、1歳のお子さんに加えて、現在奥さまが妊娠中、まもなく4児の父となります。「子育ての大変さを分かっているからこそ、子育て世代の多い長久手市で、市民の負担を少しでも軽減したい。」と仕事に向き合う大久保さんに、お話を伺いました。

大久保さんのこれまでのキャリア

小学生の頃から長久手市に住んでいて、愛知県内の大学に進学した大久保さん。 長久手市役所へ入庁したのは2009年です

小学生の頃から長久手市に住んでいて、愛知県内の大学に進学した大久保さん。
長久手市役所へ入庁したのは2009年です。最初の配属は福祉課で、障がいのある方へのサービスなどを担当。その後、自ら志願して東京の厚生労働省に出向し、研修生として2年間、地域福祉や高齢者福祉の業務に携わりました。
長久手市に戻ってきてからは、東京での経験を活かし、再び福祉課で地域福祉と障がいのある方へのサービスなどを担当。2019年に現在の情報課に異動しました。
2019年度は、広報広聴担当としてホームページや中部電力とともに「子育て支援アプリ」の窓口の対応業務。2021年度からは広報紙の担当として、活躍されています。

広い意味の「ふくし」を目指して

私は大学で「ふくし(Welfare)」には、まちづくり、人々の幸せ、豊かさなど広い意味があることを学び、興味を持ちました

「ふくし」と聞くと、介護のイメージがある方が多いかもしれません。私は、大学で「ふくし(Welfare)」には、「まちづくり、人々の幸せ、豊かさ」など広い意味があることを学び、興味を持ちました。
小さい頃の夢は建築士。今思えば、その頃からまちづくりに関心があったのかもしれません。行政では、住民票の発行から道路をつくることまで、多岐にわたる仕事があります。ここで学生時代に学んだ「ふくし」のエッセンスを活かすことができれば、それこそ人々の幸せに結びつくまちづくりになる。長年住んでいた長久手市を少しでもよくしていきたいと思い、入庁しました。

特に長久手市は、全国的にみても子育て世代の多いまち。私自身も3児の父で、まもなく4児の父になります。一番頑張ってくれているのは妻ですが、父親としても身をもって子育ての大変さを感じています。

一番上の子は690gの早産で生まれましたが、今年から小学生です。「あの小さかった子が…」と思うと感慨深く、先日の卒園式では涙

一番上の子は690gの早産で生まれましたが、今年から小学生です。「あの小さかった子が…」と思うと感慨深く、先日の卒園式では涙。子育ての苦労も感動も、自分自身で体験しているからこそ、子育て世代に寄り添っていきたい。行政サービスなどを少しでも分かりやすく市民の方に伝えられるようにしたいと考えています。

市民の方からの声かけが大きな力に

福祉課、情報課…仕事の内容は変わっても、思い起こせば仕事が「楽しい」と感じるのは、市民の方とのつながりが実感できたとき。
入庁時、仕事で接した子どもが、大きくなって市役所に来た姿を見ると、感慨深いものがあります。自分のことを覚えてくれていて、「あの時のお兄ちゃん!」と声をかけてもらえることも。
福祉課にいたときは、市民との対話を繰り返す中で課題としてあがった、就労の問題に取り組みました。「就労支援コーディネーター」の人材を配置し、「障がい者基幹相談支援センター」をつくり、新たな制度と相談できるしくみを構築。市民の方から感謝の声かけをいただけたことが、大きな励みになりました。
情報課では、ホームページのリニューアルに取り組み、特にスマホでの閲覧や検索の利便性を上げることに注力。ページ遷移のボタン位置など、細部にこだわり改良をしました。
こちらは、県広報コンクールでも入賞し、市民の方から「見やすくなった」と言っていただけたことが、とてもうれしかったです。

リニューアルした長久手市のHP(スマホ)リニューアルした長久手市のHP(スマホ)

『子育て支援アプリ』も、忙しい子育て世代が市の情報を見られるツール。新しい取り組みでしたが、現在は、たくさんの人に使っていただいています。

風通しがよく、任せてもらえる職場なので、やりがいを感じながら働けていることは本当にありがたいです。
しかし、取り組みすべてが報われるわけではありません。新しい挑戦も、事業者の方の協力が得られない等、さまざまなことで上手くいかないことも。ただ、上手くいかなくても、そこで得た気づきや発見を次に活かすことができます。
また、仕事が忙しく、なかなか子どもとふれあえない生活を送る時期は、自分自身のケースも一つの事例としてとらえ、「忙しい子育て世代」がどうまちづくりに関われるかと考えるきっかけになりました。

まちづくりを身近に感じる社会を

長久手市は、「市民主体のまちづくり」を進めています。今年度からは、長久手市の広報紙作成をメインとして担当する中で、これを実現することが私のミッション。
そうはいっても、忙しい子育て世代は「まちづくり」と言われてもピンとこない方も多いと思います。
そこで、2020年度から紙面で「わたしのまちづくり」を掲載。市民の方にスポットを当てて、例えば「散歩するだけでまちづくりになる」など、身近な事例を紹介しています。

『広報ながくて』2021年4月号より『広報ながくて』2021年4月号より

「まちづくり」って大そうなことではなくて、誰でも気軽にできるんだよ、ということを伝えていきたいと考えています。
また、市の施策などもより身近に感じてもらえるよう、「公共施設の在り方を考えよう」「長久手市の財政状況を考えよう」などを掲載し、イラストやグラフも使い、見やすさも配慮しています。

よりよいまちを未来に継ぐために

仕事で大切にしていることは、市民の方、多忙な子育て世代の方の負担を少しでも軽減すること

仕事で大切にしていることは、市民の方、多忙な子育て世代の方の負担を少しでも軽減すること。そして、今いる子どもたち、これから生まれてくる子ども達へ、よりよい長久手市を継いでいきたいです。
私自身も、4人目の子どもが生まれたら育児休暇に入る予定です。自分自身も妻が行ってきた子育てをど真ん中で体験し、その経験を今後の仕事に活かしていきたいと考えています。

【お話を伺った方の紹介】
長久手市 市長公室 情報課
大久保 功一(おおくぼ こういち)さん

長久手市 市長公室 情報課 大久保 功一(おおくぼ こういち)さん

長久手市ホームページがスマホでも見やすくなりましたので、ぜひ一度ご覧ください。『広報ながくて』は、スマホで見ることもできます。
皆さんに「まちづくり」をもっと気軽なもの、少しでも身近なものと感じていただき、子どもたちが自慢できるようなまちをつくっていけるよう頑張っています。

文:三輪田理恵

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