【愛知・名古屋】ボリューム満点のごちそうサンド５選

彩り豊かでボリューム満点、写真映えも腹持ちも抜群のごちそうサンドが話題です。パンと食材の組み合わせ次第で、無限に広がるアレンジの自在さから、店の個性が引き立つ進化系サンドも続々と登場しています。

今回は、ごちそうサンドが楽しめる愛知県内の5店を紹介します。ぜひ気分やシーンに合わせて楽しんでください。

「parlor linka」

パン作りの趣味が高じ、会社員から一念発起して開業した若き店主が1人で切り盛りする名古屋・大須のカフェ「parlor linka（パーラー リンカ）」。

風味豊かな自家製酵母パンで作る「季節の軽食」は、具材とパンが毎月変わるので、訪れるたびに新しい発見がいっぱいです。写真の「季節の軽食 ガパオ風ホットサンド」（1300円、写真はイメージ）は、ナンプラーで味付けしたガパオミートをたっぷりサンドした、エスニックな1品です。

ベーグルサンド、バゲットサンド、ホットサンドなどのベースとなるパンに、オリジナリティあふれるフィリング（具材）を合わせたサンドは、アイデア豊富な店主の感性が光ります。

時には、店主が旅先で出合った料理からインスパイアされたレシピや、常連客の「こんなものが食べたい」という声がメニュー入りすることも。今後の新作も要チェックです。

「CRAFT SANDWICH」

フランス人オーナーが営む、名古屋・今池のバゲットサンド専門店「CRAFT SANDWICH（クラフト サンドウィッチ）」。

「その時期に最もおいしい食材を食べてほしい」との思いから、旬の野菜をふんだんに使用し、手間ひまかけて仕込んだ肉や魚の具材、ソースと合わせてサンドしています。

日本人に馴染み深い食材や調味料をとり入れながら、世界各国の伝統料理をヒントにすることもあるというフィリングは、趣向を凝らした飽きのこない味わい。調理方法の工夫や具材の組み合わせによって生み出される、意外性に満ちたハーモニーが楽しめます。

「BELLBEE」

見た目も食べごたえもインパクト大のサンドウィッチを味わえる、名古屋・矢場町の「BELLBEE（ベルビー）」。10種類以上のラインナップの中で人気No.1のメニューは、牛肉の希少部位として知られる牛サガリを使った「ミートボックスサンドウィッチ」（300ｇ、2200円）です。

自家製ソースを絡めた、ジューシーでやわらかい牛サガリをぎっしりサンド。肉汁がパンに浸透し、どこから食べても肉の旨味を堪能できます。肉の量は150ｇと300ｇから選べるので、お腹の空き具合に合わせてチョイスできるのもうれしいポイントです。

パンの焼き加減や調味料の配合など、日々研究を重ねているので、新作との出合いもお楽しみに。

「ロンロン キッチン」

春日井市のカフェ「ロンロン キッチン」は、手作り総菜を詰め込んだ“断面萌え”サンドにファンが急増中。名物の「タコスサンド」（600円）は、クミンやカイエンペッパーなど、6種類のスパイスを効かせたタコスミートとアボカドサラダが、パンを跳ね返すほどぎっしり詰まっています。

だし巻き玉子やグリーンカレーのサンドなど、店主の愛情が伝わるボリューム満点の品々。オリジナリティに富んだラインナップに目移りしてしまいます。

※4月22日に文化フォーラム春日井1 Fへ移転し、リニューアルオープンしました。営業時間や定休日などの詳細はInstagramでご確認ください

「SWING BY」

イベント出店や間借り営業などで人気を博した、名古屋市西区のカフェ「SWING BY」（スウィング バイ）が待望の実店舗をオープン。「余計なものは加えず、手を加えたものを」をコンセプトに、毎朝焼き上げる小ぶりの丸形パンや自家製酵母のパンを使ったブレッドメニューが楽しめます。

お目当ては、ランチタイム限定の「切りたてハムのフォカッチャサンド」。フカフカ食感のフォカッチャに、スペイン産熟成生ハムや新鮮な野菜、チーズをサンド。シンプルな組み合わせながら、生ハムは注文を受けてからカットし、自家製のバルサミコソースで全体の味わいを引き締めるなど、細部にいたるまでこだわりがいっぱいです。

付け合わせのキャロットラペと一緒に食べて、味変を楽しむのもおすすめ。素材の組み合わせのバランスなど細やかに考えに抜いた完成度の高さに、思わず笑顔がこぼれます。

最後に

色とりどりの野菜、ジューシーなお肉、自家製の総菜などを、作り手のアイデアと独自のソースなどで調和してまとめ上げるごちそうサンド。手軽に食べられるカジュアルさがありながらも、いろいろな食材を一度に食べられるバランスの良さや、食べた時の満足度の高さなどが人気の理由かもしれません。

エネルギーチャージしたいウイークデーのランチやディナーにも、ちょっと豪華な休日のブランチにも。場面や気分に合わせて、楽しんでみてはいかがでしょうか。

文：花野静恵

この記事は「ケリー2025年３月号」（2025年1月23日発刊、ゲイン刊）に掲載された記事をもとにしています。情報は取材時点。最新の情報は主催者・各施設に直接お問い合わせください。