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雄大な湖やその周辺に広がる豊かな里山を舞台に、自然と一体になるような体験を楽しめるスポットが満載の琵琶湖。2025年3月にオープンした複合施設「LAGO(ラーゴ) 大津」や、2025年4月オープンの「メタセコイアと馬の森」といった注目の旬スポットをはじめ、水上をのんびり遊覧できる「びわ湖疏水船(そすいせん)」など、胸が躍る新しい発見や体験が待っています。
中部エリアから、気軽に足を延ばせる琵琶湖エリア。プチ旅行の行き先リストに、ぜひ加えてみてください。
LAGO 大津/大津

近江八幡市に店を構える和菓子の名店「たねや」が手がける複合施設「LAGO(ラーゴ) 大津」。

「たねや」で定番の和菓子をはじめ、ここでしか手に入らない限定品なども並ぶショップと、焼きたてのカステラが評判のカフェがあり、オープン以来、話題を呼んでいます。

なかでも「LAGO 大津」を象徴する一番の魅力は、「琵琶湖の森」と題した里山です。近江地方に自生する樹木を市民とともに植樹して作られた森で、約400種類もの植物が四季折々に表情を変えます。

手押しポンプで水をくみあげる体験が出来るエリアもあり、流れた水は植物に循環され、豊かな森を守ります。
「水」をテーマに、今ある環境を未来にもつなぐという思いが伝わる自然の楽園は、まるで、街中に生まれたオアシスのようです。敷地内を散策しながら、草木や生き物などの自然を身近に感じるとともに、食を通して滋賀県に根づく文化や豊かな自然環境を体感できるスポットです。
【問い合わせ】なし
【場所】滋賀県大津市由美浜4
【時間】9:00~18:00(カフェのLOは17:00)
【定休日】1/ 1、びわ湖大花火大会開催日
【駐車場】あり
【公式サイト】https://taneya.jp/lago/
【アクセス】名神高速道路「大津IC」より車で約10分
びわ湖疏水船/大津

明治時代、琵琶湖の豊かな水資源を有効活用するために、大津と京都・蹴上(けあげ)を結ぶ水路として開通した「琵琶湖疏水(そすい)」。その約8kmにおよぶ水路を船で巡る観光船「びわ湖疏水船」が、期間限定で運航しています(2025年は12月7日まで)。

かつて、旅客や貨物を運ぶ運搬をはじめ、田畑への水供給、防火、上下水、水力発電など多様な役割を担った琵琶湖疏水は、趣のあるトンネルや門、橋など見どころが満載です。
琵琶湖疏水の完成を熱望し、開発に尽力した先人たちの思いを感じながら、ロマンあふれる湖国クルーズを楽しんでみてはいかがでしょうか。
【問い合わせ】なし
【場所】乗船・下船場は便によって異なるため、公式ホームページで確認してください
【時間】2025年の運航は12月7日まで。運航時間・予約方法は、公式ホームページで確認してください
【駐車場】なし
【公式サイト】https://biwakososui.kyoto.travel
【アクセス】京阪電車「びわ湖浜大津駅」より徒歩で約3分
メタセコイアと馬の森/高島

“気軽に馬とであえる場所”をコンセプトに、2025年4月にオープンした観光養老牧場「メタセコイアと馬の森」。引退した競走馬の支援の一環としてスタートした、乗馬やエサやりなどの体験を通して馬やポニーと触れ合うことが出来ます。

カフェスペースやテラス席で、愛くるしいポニーや凛々しい馬たちの様子、美しい景色を眺めながらのんびり過ごすのもおすすめです。「うまっしゅホットドッグ」(1300円)など、カフェメニューも充実しています。
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美しいメタセコイア並木道を、馬車で通る体験が出来る並木馬車は、時間を忘れて優雅なひとときに浸れます。
【問い合わせ】0740-20-9060
【場所】滋賀県高島市マキノ町寺久保833-1
【時間】10:00~17:00(カフェのLOは16:45)※各体験の申込受付時間は公式Instagramをご確認ください 。
【定休日】水曜
【駐車場】あり(共同)
【公式サイト】https://www.instagram.com/tcc_metasequoia_horse_forest/
【アクセス】JR「マキノ駅」より車で約8分
最後に
どこまでも広がる湖面や、移りゆく空の色。吹き抜ける風の心地よさや、水のきらめきに包まれる時間は、忙しい日常をそっと忘れさせてくれます。
自然の美しさに触れながら、自分の中の感性を取り戻す――。そんなゆったりと流れる時間を過ごせるのが琵琶湖エリアの魅力です。次の休日は、自然とともに過ごす“びわ湖時間”を体験してみませんか。
文:花野静恵
この記事は「ケリー2025年11月号」(2025年9月22日発刊、ゲイン刊)に掲載された記事をもとにしています。情報は取材時点。最新の情報は主催者・各施設に直接お問い合わせください。

  
  
  
  


