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澄み渡る秋空の下、心地よい風に誘われて、おでかけ欲が高まる季節におすすめなのが、知多半島の町探訪。古き良き町の風景や文化が受け継がれている知多半島のスポットを巡れば、知的好奇心が刺激され、充実感に満ちた休日を過ごせるはず。思わず写真に収めたくなる、レトロかわいい場所もいっぱいの知多半島へ、でかけてみませんか。
地酒の酒蔵「國盛 酒の文化館」
日本酒にまつわる文化遺産の伝承を目的に、伝統的な酒造りの道具や、当時の職人の技を紹介する「國盛 酒の文化館」。
館内見学、映画上映、お酒やリキュールの試飲体験を通じて、日本酒の文化に触れることが出来ます。酒造りの技術や知多のお酒の歴史など、新しい発見がいっぱい。日本酒愛好家でない方や子どもにとっても、楽しみながら学べるスポットです。
ショップでの買い物利用のみもOKなので、自宅用のお酒選びやお土産探しなど、気軽に立ち寄れます。
國盛 酒の文化館
【問い合わせ】0569-23-1499
【場所】愛知県半田市東本町2-24
【時間】10:00~16:00(最終入館は15:30)
【定休日】木曜
【駐車場】10台
【公式サイト】http://www.nakanoshuzou.jp/museum
【アクセス】JR「半田駅」より徒歩で約7分
「半田赤レンガ建物」
明治時代、本格ドイツビールをめざして開発された半田生まれの「カブトビール」。その製造工場として1898年に誕生したのが「半田赤レンガ建物」です。
国の登録有形文化財にも登録され、貴重な文化遺産である建物。館内では現在、カブトビールの歴史をはじめ、半田市や知多半島の文化や魅力に触れることができ、観光拠点としても親しまれています。
展示室では、カブトビール誕生に向けての挑戦の道のりや「半田赤レンガ建物」について、模型や映像、当時の写真などで紹介。館内には、カフェ&ビアホール、ショップがあるので、休憩がてら訪れる観光客も。ふわふわのカステラに羊かんを挟んだ昔懐かしい「シベリア」など、オリジナリティあふれるカフェメニューにも注目です。
半田赤レンガ建物
【問い合わせ】0569-24-7031
【場所】愛知県半田市榎下町8
【時間】10:00~17:00(カフェのLOは16:30)
【定休日】不定休
【駐車場】あり
【公式サイト】https://handa-akarenga-tatemono.jp/
【アクセス】名鉄「住吉町駅」より徒歩で約5分
「知多岡田簡易郵便局」
1902年に建てられた郵便局舎「知多岡田簡易郵便局」。ノスタルジックな雰囲気の西洋建築と淡いブルーの外壁、昔ながらのポストがかわいらしく、つい写真を撮りたくなります。
愛知県で現在も営業中の郵便局舎としては県内最古といわれ、国の登録有形文化財にも登録されている貴重な建物です。
周囲の建物も一緒に、町並み全体を写真に収めると、タイムトリップしたようなレトロな1枚が撮影できます。
知多岡田簡易郵便局
【問い合わせ】0562-56-3591
【場所】愛知県知多市岡田中谷8
【時間】9:00〜16:00
【定休日】土・日曜、祝日
【駐車場】2台
【アクセス】西知多産業道路「長浦IC」より車で約10分
「COMET」でブレイクタイム
町探訪の合間のブレイクタイムには「COMET」へ。「昔から古いモノが好き」という店主が、地元で約60年愛された喫茶店を譲り受けて切り盛りしています。
内装や机などは前身のお店のものを引き継いでいるので、時を刻んできたインテリアならではの味わい深さとレトロなかわいさにほっこり。つい長居したくなります。
季節に合わせて、知多半島産の旬のフルーツを使ったケーキとスペシャルティコーヒーで、癒しのひとときを。ケーキのテイクアウトのほか、焼き菓子も販売しているので手土産にもぴったりです。
COMET(コメット)
【問い合わせ】080-4223-8403
【場所】愛知県半田市出口町1-45-16 住吉ビル1F
【時間】13:00〜20:00
【定休日】火・水曜(不定休あり)
【駐車場】5台(共同)
【アクセス】名鉄「住吉町駅」より徒歩で約5分
知多木綿の蔵で織物体験
江戸時代から伝わる地産の織物「知多木綿」の蔵で、機物作りや糸つむぎの体験ができる「伝承知多木綿 つものき」。昔ながらの機織り機や糸車を使って、とっておきの作品を作ることが出来ます。
機織り体験では、アドバイスを受けながらコースター作りに挑戦。初心者でも、丁寧に作業を進めることで、世界に1枚のコースターが完成します。
糸縞模様が特徴的な知多木綿ののれんが目印です。手織り製品の購入ができるコーナーもあるので、知多木綿の手触りの良さや美しさを感じてみてください。
伝承知多木綿 つものき
【問い合わせ】0562-56-4167
【場所】愛知県知多市岡田開戸24
【時間】10:00〜16:00
【定休日】日〜水曜
【駐車場】なし
【公式サイト】http://masayasu-tei.com/?page_id=244
【アクセス】西知多産業道路「長浦IC」より車で約9分
最後に
知多半島には、昔ながらの建物や文化を大切に守り継ぐスポットがいっぱい。のんびり巡ってみると、これまで知らなかった魅力や町の表情に出合えるはずです。土地の歴史や先人の心に思いを馳せながら、タイムトリップを楽しんでみてください。
文:花野静江
この記事は「日刊ケリー」にて2024年8月11日に掲載された記事をもとにしています。情報は掲載時点。最新の情報は主催者・各施設に直接お問い合わせください。