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「動物園のスターの素顔」では、名古屋市東山動植物園で暮らす動物たちにスポットを当て、さまざまな動物の魅力や生態を紹介します。
今回は、大きな体と2本の角、尖った唇が特徴的な、クロサイの素顔に迫ります!
※写真はクロサイのアイ(提供:東山動植物園)
概要・特徴
草食動物のクロサイは、主に木の枝や葉っぱをエサとしており、食べやすいように「尖った唇」をしています。角は2本あり、前の角の方が長くて50cmくらい。この角は毛から変化したものだと考えられています。
昔はサハラ砂漠より南の地域に広く生息していましたが、この角を目的に狩猟の影響で急激に数が減ってしまいました。
分類:食肉目ネコ科
分類:奇蹄目(きていもく)サイ科
学名 Diceros bicornis
生息地:東アフリカ
分類:奇蹄目(きていもく)サイ科
学名 Diceros bicornis
生息地:東アフリカ
飼育員さんの「ここ注目!」
※写真提供:東山動植物園
クロサイは憶病な動物で、視覚が弱い一方、聴覚と嗅覚が優れており、音や気配に非常に敏感です。野生下では下手に刺激すると侵入者と見なされ、突進・攻撃されることも。
しかし、東山動植物園で飼育している「アイ」は、とても穏やかな性格です。敏感な部分もありますが、年齢も重ねていろんな経験をしているため、初めてのことでも落ち着いて受け入れることができます。
クロサイの食事の様子
東山動植物園のInstagramでは、尖った唇を器用に使って食事をしている様子が見られます。ぜひ、アイに会いに来てくださいね!