【愛知・岐阜】ドライブがてら行きたい話題の絶景カフェ3選

青々と茂る木々や澄みわたる青空、海や川から吹く優しい風に癒される非日常のロケーション。自然に囲まれたカフェで過ごす時間は、心に余白を与えてくれます。まるで1枚の絵のような美しい風景や自然が奏でる心地よいBGMは、心尽くしのスイーツやフードの魅力をより一層引き立ててくれるでしょう。

季節の移ろいを感じられる“絶景カフェ”を目指してドライブに出かけてみませんか。ここでは、美しい景色に癒される愛知・岐阜のカフェを３つ紹介します。

si no no me／愛知・蒲郡

三河湾に面する西浦温泉の一角、老舗宿「銀波荘」の1階にある「温泉喫茶 si no no me（シノノメ）」。もともと大浴場だった場所をリノベーションし、足湯を備えたカフェとして生まれ変わりました。

夜明けの空や雲を表す店名の「東雲（しののめ）」をイメージした店内は、少しずつ空が白み始め、黄みを帯びながらピンク色に染まっていく様子を表現した優しい色に包まれています。また、手すりや内湯の下げ床スペースなど、随所にお風呂の趣を活かした造りも特徴的。大浴場だった頃の名残を探すのも楽しみの１つです。

陽光を受けてキラキラと輝く海を眺めながらいただけるのは、サンセットの色を表現した「黄昏クリームソーダ」や、蒲郡みかんを使った「蒲郡クリームソーダ」、ピンクベージュの「東雲クリームソーダ」（各950円）など。

豊橋の食肉加工会社「サントアマロ」のハムとチーズにポーチドエッグ、焼きたてのワッフルを合わせた「ハムとチーズ」（1500円）はブランチにぴったりです。

潮風に包まれて光の移ろいを感じながら、ゆっくりと流れる時間に身をゆだねてみてはいかがでしょうか。

slow green／岐阜・関

「関観光ホテル」に併設されたオープンテラスのカフェ「kawara cafe slow green（カワラ カフェ スロウ グリーン）」。目の前に流れるコバルトブルーの清流・長良川を眺め、清らかな空気を吸い込むと、思わず深呼吸をしたくなります。

憩いの時間のお供には、1杯ごとにハンドドリップで丁寧に淹れるコーヒーがおすすめです。豆の香りとコクのあるホットコーヒー、さわやかな酸味を感じるアイスコーヒーを、その日の気候や好みに合わせてオーダー。

「ブレンドコーヒー」（600円）と、パティシエお手製の「本日のスイーツ」や「オペラ」（各550円）などスイーツとのペアリングが、非日常のひとときを幸福感で満たしてくれるはずです。

Wi-Fi完備、コンセント付きなので、自然に抱かれた絶好の環境でリモートワークできるのもうれしいポイントです。

清流のせせらぎをBGMに、思い思いの時間を過ごせます。

Cure Cafe／愛知・新城

食事、宿泊、自然体験が楽しめる「Foresta鳳来」の一角にある「Cure Cafe（クレ カフェ）」。ひんやりと澄んだ心地のよい風が流れる森の中で、木のぬくもりにあふれる空間に身をゆだねながら、旬の恵みを取り入れた料理やスイーツを楽しむことが出来ます。

バリスタ、栄養士、調理師として食に関する知識を有する姉がマネージャーを務め、名古屋やイタリアの星付きレストランで腕を磨いた弟がシェフとして、料理やドルチェを担当。ランチタイムは人気なので、早めにリザーブするのがおすすめです。

「ランチコース」（3300円）は、ゆったりと食事を楽しめるように11時30分と13時30分の二部予約制を導入。ドルチェは、ケーキ類に加えて期間限定のパフェなども選べます。

店内の仕切りは、壁の代わりにガラスを用いることで、森の中にいるような開放的な空間を演出。晴れた日には、川のほとりにあるテラス席が特等席に。マイナスイオンを全身で感じながら、滋味あふれる品々を堪能できます。

最後に

青空と優しい風に季節を感じて、自然の恵みを伝えるメニューを味わうひととき。

日常の喧騒を忘れさせてくれる心地のいい絶景カフェをめざして、爽快なドライブへ出かけてみてください。

文：花野静恵

この記事は「ケリー2025年7月号」（2025年5月22日発刊、ゲイン刊）に掲載された記事をもとにしています。情報は取材時点。最新の情報は主催者・各施設に直接お問い合わせください。