「動物園のスターの素顔」では、名古屋市東山動植物園で暮らす動物たちにスポットを当て、さまざまな動物の魅力や生態を紹介。今回は、アジアゾウの素顔に迫ります!
概要・特徴
※さくら(左)、うらら(右)/写真提供:名古屋市東山動植物園
分類:長鼻目ゾウ科
学名:Elephas maximus
生息地:インド、スリランカ、ミャンマー、タイ
学名:Elephas maximus
生息地:インド、スリランカ、ミャンマー、タイ
アジアゾウの体重は3~6tで、足から肩までの高さは2~3.5m。長い鼻の先端の上方には、指のような突起があります。オスの多くは大きなキバを持ちます。エサは、草だけでなく、竹や木、葉や樹皮など。野生のアジアゾウは森に生息し、広い範囲を移動しながら1日のほとんどを食事のために使っています。
飼育員さんの「ここ注目!」
現在、東山動植物園ではコサラ(父)、アヌラ(母)、さくら(姉)、うらら(妹)、ワルダー(メス・推定53歳/最年長)の計5頭が生活しています。2022年6月に生まれたうららは成長盛りのメスゾウでおてんばな性格。アヌラやさくらがエサを食べたり、砂浴びしたりするのを真似て勉強中です。
注目は13:30~14:00の時間帯で、アヌラ・さくら・うららの親子3頭が運動場に出て来て、うららが元気に運動場を動き回る様子を見ることが出来ますよ。
※ワルダー(写真提供:名古屋市東山動植物園)
さらに、ワルダーの特技は、長い青草を小さく折りたたむこと。コサラの特技は、干し草の粉を鼻息で吹き集めて残さず食べられること。鼻を器用に使う姿に注目です。
東山動植物園のアジアゾウ舎「ゾージアム」は日本最大級の規模! 1階ではアジアゾウの習性や歴史が学べ、2階のビューイングシェルターからは広い運動場が一望できます。ぜひ東山動植物園のアジアゾウたちに会いにきてくださいね!