「動物園のスターの素顔」では、名古屋市東山動植物園で暮らす動物たちにスポットを当て、さまざまな動物の魅力や生態を紹介します。
今回は、シセンレッサーパンダの素顔に迫ります!
概要・特徴
まるこ(写真提供:名古屋市東山動植物園)
分類:食肉目レッサーパンダ科
学名:Ailurus fulgens styani
生息地:中国南西部、ミャンマー北部の標高1500m~4000mほどの森林(年間の最高気温は25℃で、冬は雪に閉ざされる場所)
学名:Ailurus fulgens styani
生息地:中国南西部、ミャンマー北部の標高1500m~4000mほどの森林(年間の最高気温は25℃で、冬は雪に閉ざされる場所)
シセンレッサーパンダは木登りが上手く、樹上で生活しています。主食は竹の葉で、他にも小型哺乳類や昆虫、果実などを食べています。
特徴は、手先が器用なこと。前脚に親指のような突起(種子骨)があり、これを6本目の指のように使って竹などをつかみます。また、足の裏(肉球)にも毛が生えているため、凍ったり、苔が生えたりした枝でもすべりにくくなっています。後脚の2本で立ち上がることも出来ますよ。
飼育員さんの「ここ注目!」
現在、東山動植物園では「ずん」「まるこ」「令」「れいか」の計4頭が生活しています。好奇心旺盛な子、マイペースで気分屋な子など、性格はさまざま。周りの様子を見てから良し悪しを判断して動く、かしこい一面を持つ子もいます。
注目ポイントは、リラックスしている時に、仰向けや「へそ天」で寝ている姿。なかなか見られないですが、とにかくかわいいのでおすすめです。また、2本足でじっと立っている姿もレアなので、見られたらラッキーです。
(写真提供:名古屋市東山動植物園)
レッサーパンダ舎には、屋内施設と運動場を移動できる空中通路があり、歩く姿を見上げて観察することが出来ます。また、高低差のある斜面を利用して、高地を表現した運動場を整備しており、レッサーパンダがのびのびと暮らす姿を観察できますよ。
ぜひ、遊びに来てくださいね。