【明治なるほどファクトリー】牛乳や乳製品が出来るまでを見学＆体験！

子どもの健やかな成長には、毎日の「食」がとても大切です。特に成長期の子どもにとって、牛乳や乳製品は欠かせない栄養源。そんな「食」と「学び」を親子で楽しく体験出来るのが、愛知県稲沢市にある「明治なるほどファクトリー愛知」。

ここでは、ガイドスタッフの案内で館内を見学し、工場見学を通して食育や乳製品の大切さを親子で楽しく学ぶことが出来ます。ヨーグルトや牛乳がどのように作られているのかを実際に見ながら、栄養や健康面にも触れて、考えてみませんか？

おなじみ商品の製造工程を見学

「明治なるほどファクトリー愛知」が併設されている工場は、明治の製造工場のなかでも最大規模の牛乳・乳製品工場で、スーパーや食卓でおなじみの商品が多数製造されています。

ラベルレスの「R-1」パックや「十勝ミルクきわだつヨーグルト」は、全国にある工場でもここだけで製造されている商品。2025年3月から販売がスタートした「Wのスキンケアヨーグルト」など新商品の製造工程が見られるのも同施設だからこその魅力です。

受付をしたら見学スタート！

1階のエントランスには受付とフォトスポットが。国内最大量の「R-1」を生産している工場らしく、子どもの身長ほどある“R-1タワー”も飾られています。

ここで受付を済ませたら、いよいよ見学開始です！

写真や映像で見学前に「学ぶ」

まずは「シアタールーム」で、映像を見ながら「愛知工場でつくられている商品」や、愛知工場の「安心・安全にこだわったものづくり」などについて、ガイドスタッフからの説明を聞きます。所要時間は約20分。

イラストや写真を多く使用した親しみやすい映像ばかりなので、小さな子どもでも楽しく学ぶことが出来ます。

実際に製造ラインを「見る」

牛乳や乳製品の製造ラインを見ることが出来る「見学通路」は片道約70m。見学日時によって動いているラインは異なるものの、1時間に2万4000本を製造する「R-1」の生産工程や、「十勝ミルクきわだつヨーグルト」の充填・発酵工程など、どのラインも目まぐるしいスピードで動いていることに驚きます。

また、「R-1」などは容器から工場内で製造しており、その工程を映像等で見ることが出来るのも工場見学ならではの醍醐味です。

見学時にお目当ての製造ラインが動いていない場合でも、通路内の各所に用意された大小のモニターで実際の工程を撮影した映像や、製造スタッフが詳しい説明をしている映像が見られるので、しっかり満足できます。

※見学通路内は撮影禁止

工場で働く人たちが使用しているものと同じ「エアシャワー」を体験してから見学へ！

牛や牛乳、乳酸菌のことを楽しく「体験」

商品の材料となる生乳のこと、商品に使われている乳酸菌の種類や特徴などを展示しているスペースも子どもに大人気です。

模型や大きなパネルを使って分かりやすく解説してくれています。
※見学通路と展示体験スペースの見学順は逆になることがあります

意外と難しい「乳しぼり体験」。等身大の牛の模型の大きさに驚きつつも楽しく一生懸命に体験する子どもが多いとか

さらに、工場のエコやバリアフリーに対する取り組みもパネル展示を通じて学ぶことが出来ます。生活に欠かせない食品とエコの関係を知るきっかけにもなり、夏休みの自由研究のテーマにもぴったり！

フォトスポット、試飲やお土産を親子で「楽しむ」

展示・体験スペースには、ビッグサイズの「R-1」模型や顔出しパネル、スタッフ手づくりのトリックアートといったフォトスポット・フォトグッズも満載！

親子でワイワイ楽しみながら、おもしろ記念写真がたくさん撮れますよ。

また、一般見学会の最後には、実際にこの工場で作られたラベルレスの「R-1」の試飲や、内容は当日までお楽しみの「明治製品のお土産」もあります。

夏休み前半は「ファミリーデー」

夏休みの前半となる2025年7月22日～8月15日は、より多くの家族が見学出来るよう、家族限定の見学会「ファミリーデー」を開催。6月22日から予約の受付がスタートしています。

見学希望日の1ヶ月前から予約出来ますが、先着順で定員が埋まると受付終了になります。「ファミリーデー」は春休み・冬休み期間にも開催されていますが、毎回とても人気なので、ぜひ早めの予約を！

※1組6名以下の家族、子どもは4歳以上が対象
※2025年8月12・13日は休館日、ほか詳細は公式サイトで確認

最後に

施設の外には、ヨーグルトの妖精「ヨーグリー」との記念撮影スポットも

カルシウムやたんぱく質など、子どもの発育に必要な栄養素がたっぷり含まれている乳製品。どれも身近な食品ですが、「どうして牛乳を飲むと骨が強くなるの？」「ヨーグルトはどうやって出来るの？」など、子どもの素朴な疑問はたくさんありますよね。

牛乳や乳製品がどのように作られ、私たちの体にどんな役割を果たすのかを、見て・聞いて・体験することで、子どもたちの「食」への関心や感謝の気持ちもきっと育まれるはずです。ぜひ親子で訪れて、いろいろな話をしてみてください。

文：森下右子／写真：間宮博