日本で一番若いまち(※2020年国勢調査より)として、子育て世代が多いことで知られる愛知県長久手市。長久手市と中部電力は、2020年1月より地域の子育てをサポートするための情報配信ツールとして「子育て支援アプリ」の実証実験を開始し、同年9月に利用者に対してアンケートを行いました。新たな取り組みとして始まった自治体と民間企業との連携が、どのように評価されているのか。アプリの使い心地はどうだったのか。利用されるみなさんに聴いた声をご紹介します。
※2021年12月に「子育て支援アプリ」は「きずなネットアプリ」として生まれ変わりました。
きずなネットアプリの詳細はこちら
どんな人がアプリを使っている?
「子育て支援アプリ」を運営する中部電力は、2020年9月1日から2週間、長久手市とともにアプリユーザーを対象にアンケートを実施。集まった94人の回答は以下のとおりです。
まずは、アンケート回答者のプロフィール。
1. お子さまの年齢層は?(複数選択可)
2. 登録者の年齢層は?
3. 登録者の性別は?
30~40歳代で、小学生以下のお子さんを持つママが7割以上という結果に。
それ以外の年齢の女性や、中学生以上のお子さんをもつママ、男性にも使っていただいています。
どう活用している?
アプリ利用者の方は、「子育て支援アプリ」をどのように活用しているのでしょうか。
Q.子育て支援アプリをおおむねどれくらいの頻度で利用していますか。(1つ選択)
Q.どんなときに子育て支援アプリをご覧になりますか。(複数選択)
Q.子育て支援アプリに掲載されたイベントの情報を見て、実際にイベントに参加したことはありますか。(1つ選択)
Q.子育て支援アプリとして、有益だと思う機能はどれですか。(複数選択)
多くの方が地域の情報収集に活用されています。
イベントに「参加したことがない」方の理由は、「都合が合わない」「行きたいイベントがなかった」というもののほか、大多数が新型コロナウイルス感染拡大によるイベント中止や、外出自粛によるものでした。(自由回答より)
子育てに有効だと答えた方が9割
Q.「子育て支援アプリ」は、子育て世代が情報を受け取るためのツールとして有効だと思いますか。(1つ選択)
9割以上の方が、情報を受け取るために有効であると回答されています。
以下、自由回答のコメントをご紹介します。
<役立てていただいている方の声>
- アプリという点がとても良いです。待ち時間とかにさっと見られるのが使いやすいです。
- イベント情報など、子育て世代に必要な情報を市のホームページ等で探さなくても簡単に得ることができるから。
- 好きな時間に情報を確認でき、誌面のようにゴミも出ないのが良いです。
- 小さなお子さんを持つ方にお知らせしたい。
- 不審者情報等のお知らせが役に立つと思ったから。
- 長久手市民の子育て世代はこのアプリ一本で長久手市と関わりが保てるから安心である。
- いろいろな情報をタイムリーに知ることができるため
<ご要望の声もいただきました>
- もっと長久手の子どもたちの活動みたいなものの特集があればいいと思う。
- イベントがもっと充実してくるといいですが、今のままでもいいと思います!
- 市内イベント情報は助かりましたが、子ども向けの申込が必要な参加型イベントの申込がこのアプリから できたら尚よいと思いました。
- カレンダー機能の充実。もしくは、普段使っているカレンダーアプリとの連携。 カレンダーの家族との共有ができるようになって欲しいです。
- 知りたいことの項目別リサーチ欄。
- もう少し早く起動すると良いです。
※長久手市ホームページ子育て支援アプリ実証実験成果確認アンケート実施結果より
他にもたくさん寄せられたご要望は、すべて運営側で確認させていただいています。
11月から本格配信がスタートしました。
みなさんの声も聴きながら、さらに使いやすいアプリを目指していきます。
最後に
ご利用いただいている方から寄せられたご要望は、すべて運営側で確認しています。
みなさんの声も聴きながら、さらに使いやすいアプリを目指していきます。
きずなネットアプリの詳細はこちら
長久手市の、ママ・パパでまだアプリを使っていない方はぜひこの機会に。そして、周りで使っていない方がいたら、ぜひ教えてあげてくださいね。
便利な情報配信ツールとして使われるだけでなく、子育て支援アプリを利用するママ・パパ同士が、イベント参加などを介してつながり、お互いに支え合えるコミュニティがつくられることを、これからも期待しています。
文:三輪田理恵