インフルエンザと新型コロナの同時流行!? 今年の冬は要注意

インフルエンザと新型コロナの同時流行!? 今年の冬は要注意

なかなか収束が見えない、新型コロナウイルス感染症。この冬には、インフルエンザと新型コロナの「同時流行」が心配されています。インフルエンザのピークは、例年12月~3月。今年のインフルエンザシーズンは「病院を受診するのに抵抗がある」という声も…。ダブル感染のリスクを、インフルエンザの予防接種で下げたいママもいるでしょう。今回はインフルエンザと新型コロナの違い、同時流行への備えなどをご紹介します。

インフルとコロナが同時流行?

インフルエンザと新型コロナが同時に流行?

10月からインフルエンザの予防接種が始まりました。厚生労働省では、重症化のリスクが高い、高齢者や小さな子どもなどに早めのインフルエンザのワクチン接種を呼びかけています。インフルエンザワクチンの供給量は、2015年以来過去最大となる約6300万人分が用意されているそうです。

インフルエンザと新型コロナの2つの感染症が同時に広がることで、不安視されるのは「病床数の不足」。そして発熱患者さんを診療できるクリニックが限られてしまうこと。今年の春以降、発熱・咳などの症状の発熱外来と、その他の一般外来の時間帯を分けているクリニックや、「発熱のある方の診療はお断り」としている医療機関もあり、受診には注意が必要です。この冬はインフルエンザにかかって発熱しても、いつものように簡単に診てもらえない可能性が…。

ニュースで同時流行の可能性が取り上げられている一方で、日頃の感染症対策がインフルエンザの予防になるという声も。厚生労働省によると、9月20日時点でインフルエンザにかかった患者数は、いつもの年に比べて1000分の1以下。現時点の感染者数で見ると、マスクや手洗いの徹底などが爆発的な流行を抑えているという見方もできます。

インフルエンザと新型コロナの違いは?

インフルエンザと新型コロナの違いは?

インフルエンザと新型コロナは、発熱などの初期症状が似ているそう。インフルエンザか新型コロナかを区別をするのは、「症状が続く日数」です。インフルエンザより、新型コロナは症状が長期化。新型コロナは、発熱や呼吸器症状が1週間前後も続くと言われています。

症状の違いは?

  • 共通の症状
    発熱、頭痛、のどの痛み、鼻水、倦怠感、筋肉痛や関節痛、呼吸困難、咳、嘔吐、下痢
    ※どちらも重症化すると…呼吸器に悪影響を与えて、肺炎を起こす可能性も
  • 新型コロナならではの症状
    味覚嗅覚異常(味や匂いが分からなくなる)、息苦しさ
  • 症状が出るまで
    インフルエンザ1~2日
    新型コロナ 1〜14 ⽇(平均期間は5日程度)
  • 新型コロナの症状の経過
    ▼発症~1週間程度:軽症(軽い発熱、咳、寒気など)で治癒する場合も
    ▼発症1週間から10日:呼吸困難、咳・たん
    ▼10日以降:肺炎症状が悪化
  • 感染ルート
    どちらも接触感染と、飛沫感染

同時感染はある?

中国やアメリカなど海外の報告によると、インフルエンザと新型コロナの「同時感染」のケースも。つまり、1人の患者さんが2つのウイルスに同時に感染する例があったそうです。同時感染のほか、気をつけたいのは、「連続感染」。例えば、インフルエンザにかかって、免疫力が下がったところで新型コロナに感染してしまうというもの。2つのウイルスに感染するか、重症化するかは分からないですが、この冬はダブル感染に気をつけたいですね。

予防接種は「不要不急」ではない

予防接種は「不要不急」ではない

新型コロナが広がる中、問題になっているのは医療機関への「受診控え」。病院で新型コロナに感染することを恐れて、特に小児科の受診が激減しているそう。

コロナ禍でも、予防接種や乳幼児健診は決して「不要不急の外出」ではありません。予防接種を受ける乳幼児も減っていることから、小児科医らは適切な時期の接種をすすめています。
乳幼児の予防接種のスケジュールは、感染症にかかりやすい年齢を参考にして決められています。ヒブワクチン、4種混合などの予防接種を適切な時期にしないと、免疫がつくのが遅くなって、病気にかかりやすくなるリスクも。生後2か月から予防接種を受けるのは、お母さんからもらった免疫が減っていく時期だから。免疫が弱い乳幼児を守るために、予防接種も乳幼児健診も遅らせずに受けましょう。

10月より、厚生労働省ではインフルエンザと新型コロナの同時流行に備えて、発熱患者の受け入れ体制を見直しています。発熱症状がある場合は、まずは近所のかかりつけ医へ電話で相談。病院内での新型コロナ感染を防ぐことはもちろん、受診拒否が起こらないようにするためです。近所のかかりつけ医での受診が難しい場合は、診察可能な病院を紹介するように呼びかけています。

最後に

同時感染のリスクを減らすためにも、早めの予防接種を

いつものインフルエンザシーズンと違うのは、これまでインフルエンザワクチン接種の習慣がなかった人も接種する傾向にあること。病院には、例年以上に予防接種の予約が入っていると聞きます。同時感染のリスクを減らすためにも、高齢者や基礎疾患がある人など周りの人のためにも。早めの予防接種がカギとなります。
また、改めて手洗いやうがいなど基本の感染症対策、食事・運動・睡眠で免疫力を高めて、この冬を乗り越えたいですね。

※当サイトにおける情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする場合は、適切な医療機関での受診をおすすめします。

文:林日向子

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