子どものインフルエンザ予防接種は?対策や注意点を解説!

子どものインフルエンザ予防接種は?対策や注意点を解説!

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インフルエンザのワクチン接種のシーズンがやってきました。今年は、まず65歳以上の高齢者などの優先接種が10月1日からスタート。そして、それ以外の方の接種が10月26日から始まります。早めの接種をすすめられているのは、医療従事者や妊婦のほか、乳幼児(生後6 ヶ月以上)~小学校低学年(2年生)など。この時期、予防接種を子どもに受けさせるかどうか悩むママも多いのでは?今回は気になるワクチンの費用、インフルエンザと一般的な風邪との違い、看護のポイントなどをご紹介します。

気になるワクチンの費用は?

インフルエンザの予防接種、気になる費用は?

子どものインフルエンザのワクチンは任意接種。ですが、13歳未満は厚生労働省から2回の予防接種をすすめられています。ワクチン接種を受けたいママを悩ませるのは、その高い接種費用…。インフルエンザのワクチン接種費用は1人3,000円~5,000円。病院で自由に金額が決められるため、病院によって金額はそれぞれ。ホームページや電話でワクチンの費用を聞いて、安い病院を探すママもいるそう。子どもに2回接種させることを考えると、1人6000円以上はかかってしまいます。

費用は、市や区など自治体の補助金や、健康保険組合の補助金が出る場合があるのでチェックしてみましょう。またワクチン費用だけではなく、時間の予約ができるかも気にしたいところ…。混み合った待合室で長時間、子どもと待つのは避けたいですね。

もしもに備えて、ワクチン接種を

予防接種は重症化するリスクを減らすもの。ワクチンを打ったとしても、インフルエンザを完全に防ぐわけではありません。家庭によっては、「予防接種をしてもどうせかかるし…」と、打たないという考えもあるよう。厚生労働省の「定期の予防接種実施者数」のデータによると、ここ数年65歳以上のワクチン接種率は50%前後で推移しています。子どもの接種率は出ていませんが、今年度は新型コロナの同時流行を警戒して、ワクチン接種率は上がりそうですね。

確かに、予防接種をしても、かかってしまう時はあります。ですが、「もしかかっても、熱がほとんど出ない」というママの声も。予防接種のおかげで症状が軽く済むのであれば、インフルエンザのワクチンを御守り代わりに…。そんな考えもよいかもしれません。

そしてインフルエンザの予防接種は、自分のためだけではなく「人にうつさないため」という視点でも重要です。家族はもちろん、お友達や地域のお年寄りを守るために。免疫力や抵抗力の弱い人、持病のある人への感染を防ぐためにも予防接種は受けておきたいですね。

※インフルエンザの予防接種について:卵アレルギーのある人は事前に医師にご相談ください

もしインフルエンザになったら?

もし子どもがインフルエンザになったら?

インフルエンザは、風邪と似ている症状もあります。ですが、それ以上にインフルエンザは感染力が強く、症状は重くなります。

風邪のウイルス(ロタウイルス、ライノウイルス、アデノウイルスなど)

感染ルート:接触感染(鼻水や唾液など)
症状:38℃以下の発熱、鼻水、くしゃみ、せき、のどの痛みなど

インフルエンザのウイルス(A型、B型、C型)

感染ルート:接触感染(鼻水や唾液など)+空気感染(咳やくしゃみにより)
症状:38℃以上の高熱、咳、鼻水、のどの痛み、寒気、吐き気、倦怠感、腹痛、めまいなど

※風邪は、比較的ゆっくりと、鼻水やのどの痛みなどの症状が引き始めに現れます。
インフルエンザは、急激に発熱や咳が先に現れて、症状が全身に。幼児はインフルエンザ脳症、高齢者は肺炎・中耳炎などの合併症を起こすことも

「おかしいな?」と思ったら?子どもがインフルエンザにかかったときの対処法

基本の過ごし方(38.5℃以下/下痢なし)

  • 安静にして休む
    →体の中でインフルエンザウイルスを倒すため、免疫機能がフル活動。トイレや食事  以外は安静に。
  • 水分補給をこまめにとる
    →ミネラルを摂取できる、イオン水や経口補水液を。清涼飲料水やジュースなどで糖分のとりすぎに注意。
  • 温度と湿度を保つ
    →冬場は温度20~25℃、湿度50~60%が目安。乾燥時(湿度40%以下)はウイルスが浮遊しやすくなります。加湿器のほか、濡れたバスタオルや洗濯物を部屋干しすると乾燥対策に。換気も忘れないように行います。
  • 体を冷やす
    →足の付け根や脇の下を保冷剤や氷水でクーリング。ただし、冷やしすぎには注意。

病院に行く目安は

  • 高熱(38.5℃以上)がある
    発症後48時間以内であれば、抗インフルエンザ薬の効果が期待できます。ただし、発症後すぐはウイルス量が少なく、インフルエンザ検査で陰性になる場合が。12時間以上経ってから病院に行くことが推奨されています。
    意識障害(呼びかけても反応しない)、嘔吐、けいれんが起こる場合も、早期の受診を。

他にも、以下の項目に当てはまるものがないか確認してみましょう。

  • 呼吸が苦しそう
  • 顔色が悪い(青白い/土色)
  • 目がとろんとしている
  • 反応が遅い
  • 意味不明な言動が見られる
  • 脱水症状&嘔吐や下痢がある
  • 熱が3日間下がらない/どんどん高くなる
  • 熱は下がったものの、咳が止まらない

インフルエンザの治療法は?

インフルエンザの治療法や薬は?

子どものインフルエンザでは、抗インフルエンザ薬を使用後、もしくは使用していなくても、異常行動が現れることが。少なくとも2日間は、保護者が子どもの様子を監督するようにしましょう。
インフルエンザは自然治癒も期待できて、必ず薬を使うわけではありません。治療法は、医師と相談してください。

家族が看護する時に気をつけること

  • 異常行動による転落事故を防ぐ
    部屋の窓の施錠をしっかりと。子どもは、ベランダに面していない部屋で寝かせます。戸建て住宅の場合は、1階で寝させた方がいいでしょう。
  • 家庭内での感染を防ぐために
    インフルエンザに感染した子どもが少しでも手をつけた食事は、他の人は絶対に食べないでください。大皿の料理を直箸で食べている家庭は、取り箸を用意するか別皿にして。洗面所やトイレの手拭きタオルも別々にしましょう。

治った後は?

発症してから数日間はウイルスを排出しているといわれています。熱が下がり、体調が回復した後も、すぐに学校や会社などへ行くと周りの人にうつしてしまう可能性があります。
症状が出た日を0日目として、発症後5日間、かつ解熱後2日間(乳幼児は3日間)は自宅で過ごすようにしましょう。(自宅待機期間は、学校や会社などで取り決めがあればそれに従いましょう)

最後に

一人ひとりがインフルエンザを広げないように心掛ける

インフルエンザのワクチン接種で、感染を100%防ぐことはできません。しかし、一人ひとりがインフルエンザを広げないことで、他の人への重症化のリスクを減らせます。ワクチン接種を検討中の方は、周りの人のためにも、予防接種を考えてみては?
たとえインフルエンザに感染した場合でも、子どもの様子を観察して、適切な対処を。インフルエンザから十分に回復するまで、子どもを見守りましょう。

※当サイトにおける情報の提供は、医療行為を促すものではありません。診断・治療を必要とする場合は、適切な医療機関での受診をおすすめします。

文:林日向子

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