子どもにマスクはNG?熱中症&新型コロナ感染予防3つのポイントは?

子どもにマスクはNG?熱中症&新型コロナ感染予防3つのポイントは?

2019年夏、熱中症で救急搬送された人は全国で7万人以上(※)。熱中症は、例年5月頃から増え始め、7、8月にピークを迎えます。これから気温も上がり、新型コロナ対策を続けながら迎える夏。2020年は今まで以上に熱中症のリスクが高まるといわれています。特に子どもは大人に比べて、体温調節機能や汗をかく機能が未熟なので注意が必要。厚生労働省ホームページ、NHK特設サイトなどの中から、これからの時期に気をつけたい大人と子どもの感染予防・熱中症予防のポイントをご紹介します。

子どもの熱中症に注意

子どもの熱中症に注意!

特に子どもは大人に比べて体が小さく、熱がこもり体温が上がりやすいので注意が必要です。また、低い位置にあるベビーカーにのった赤ちゃん、そして身長が低い子どもは地面から受ける照り返しの影響も大きくなります。外で夢中になって遊んで、気づいたら熱中症に…なんてことも。外で活動するときは適切な服装を選び、休憩や水分補給も入れながら遊ぶようにしましょう。
そして、屋外だけでなく室内にいるときも十分な注意が必要です。熱中症の発症率は、自宅などの住宅内でおきるケースが最も多くなっています(東京消防庁調べ)。室内にいるときも、風通しを考え、室温管理、体調管理をしっかりおこなっていきましょう。
親御さんは、お子さんの顔色や体調の変化を気にかけて、早めに気づけるようにしましょう。

新型コロナウイルスの影響でマスクが手放せない、けれど熱中症のリスクも……

その1:マスクと上手につきあおう

大人も子どももマスクをつけていると体内に熱がこもりやすくなります。心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度が上がるなど、体に負担がかかることも。熱中症のリスクも高くなるため、以下のことに気をつけるようにしましょう。

●乳児にマスクは必要なし、子どもは必要に応じて判断を

日本小児科医会は、2歳未満の乳児にマスクは危険であると呼びかけています。そして、何歳であっても子どもがマスクを着用する場合は、周りの大人が注意することが必要。
子どものマスク着用には、以下のリスクがあげられています。

  • 呼吸が苦しくなり、窒息する危険性
  • 嘔吐した場合に、窒息する可能性
  • 顔色、呼吸の状態など体調異変の発見が遅れる

子どものマスクは必要に応じて判断するようにしましょう。

●必要に応じてはずす

周囲の人との距離を十分にとれる場所(少なくとも2m以上)では、マスクを一時的にはずして休憩することも必要です。屋外で人と十分な距離が確保できる場合には、マスクをはずすようにしましょう。また、マスクを着用する場合には、強い負荷の作業や運動は避けた方がよいでしょう。

こまめに水分補給をすることも大事

●こまめな水分補給を

マスクをしていると、のどの渇きを感じづらくなります。「のどが渇いている」と感じなくても、早めに水分補給をするようにしましょう。

夏用の接触冷感マスクなども出ているので、試してみてもよいかもしれません。
そして、マスクも大事ですが、感染の予防はマスク着用だけではないということ。三密(密閉、密集、密接)を避け、人との距離(ソーシャル・ディスタンス)を保つことを心がけましょう。

その2:上手に「換気」をしよう

新型コロナ対策では「換気」が大切。これからの時期は、エアコンも上手に活用しながら換気をする必要があります。一般的な家庭用エアコンは、空気を循環させるだけで換気を行っていません。エアコンをかけている時には、以下の2点に気をつけるとよいでしょう。

●①窓の開け方

開ける窓は1か所より2か所で、2方向の窓を開けるとよいとされています。部屋の対角線で通風するとさらによいでしょう。
窓が1か所しかないときは、室内ドアを開けて風の通り道を作ったり、扇風機などで空気をかくはんしたりすれば、換気ができます。
横にスライドする引き違い窓であれば、窓を真ん中に寄せて両側を開けるようにすれば2か所から空気を取り込めて効果的です。

エアコンはつけたまま換気する

●②エアコンはつけたまま換気を

エアコン使用中に窓を開けるのは、電気代がもったいないと思う人もいるかもしれません。しかし、消費電力が多くなるのは電源を入れた時。使用中のエアコンは電源を切らず、つけたままの状態で窓を開けて換気をしましょう。
また、外気が入って部屋の温度が上がると、エアコンの消費電力が増えます。消費電力をおさえるためには、換気の前に温度設定を少し高くしてから窓を開けることがオススメです。

その3:基本は体調管理!睡眠、運動、食事を大切に

新型コロナ感染予防対策として、免疫力を高めるための体調管理は必須です。これは、熱中症予防対策として考えても同様です。
睡眠不足だと、体温調整に影響が出て、熱中症のリスクが上がるといわれています。また、偏った食生活も熱中症を引き起こす原因になります。

例年であれば、初夏の時期から少しずつ暑さに慣れて、汗をかきやすい「夏の体」に変わっていきます。体から熱を逃がすには、汗をかく必要があり、上手に汗をかくためには、暑さに徐々に慣れていく必要があるのです。これを「暑熱順化」といいます。
今年は外出の機会が減っているため、「暑熱順化」が進みにくくなっている可能性も。少しずつでよいので、暑くなり始める時期からウォーキングなど、適度な運動をおこなうようにしましょう。

本格的な夏が来る前に、体を暑さに慣れさせよう

最後に

2020年6月8日~6月14日までの全国の熱中症で救急搬送された人は1,586人。この数字は、前年同期比で2.5倍以上(※)になっています。65歳以上の高齢者が半数以上ですが、乳児、子ども、若者、大人、すべての年代で発症しています。
熱中症の症状による発熱やけん怠感は、新型コロナの軽度の症状によく似ています。そのため、感染を疑った人が病院に行くと、医療体制に大きな負荷がかかってしまうことも。
熱中症は十分に予防ができます。親子でしっかり体調管理をおこない、この夏を乗り切りましょう。

※総務省消防庁発表:2019年5月~9月の熱中症による救急搬送人員71,317人、死亡者は126人。2020年6月8日~6月14日の熱中症による救急搬送人員1,586人(速報値)、2019年6月8日~6月14日は612人(確定値)。

<出典>
厚生労働省:「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント
日本小児科学会:乳幼児のマスク着用の考え方
NHK特設サイト:新型コロナウイルス

文:三輪田理恵

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