3人の子どもを育てるママでもあるラジオDJの堀江美穂さんが、読者のみなさんからのメッセージにお答えします。
読者からのメッセージ
読者(46歳、女性)の方から
夫、小5の長男、小3の長女との4人家族で、新卒から同じ会社で事務をしています。
いつも17時に退勤し、子どもたちを学童に迎えに行き、スーパーに寄っても18時には自宅に着きます。そこから夕飯を作って食べ、子どもたちの宿題や翌日の準備を手伝ったり、片付けや洗濯をしたりしていると、あっという間に22時。23時には寝ているので、帰ってから寝るまで、全く自分の時間がありません。
子どもたちにもずっと「早くしなさい!」と怒っている状態です。ちなみに夫は仕事が忙しく、平日は夜遅くまで働いているので、お手伝いは期待できません。
子どもたちがもっと小さい頃は、「今だけ頑張れば、きっと楽になるはず」と思っていましたが、全く状況は変わりません。こんな生活がまだ続くと思うと、仕事を辞めようか本気で悩んでいます。
世の中には、もっと忙しく働いているお母さんも多いはずなのに、なんで私はこんなにいっぱいいっぱいなんだろう。本当に仕事を辞めてしまってもいいでしょうか?
堀江さんのメッセージ
毎日本当に頑張っていらっしゃいますね。朝から夕方まで働いて、家へ帰ったら家事に、子育て。きっと1日中、ひと息つく暇もないですよね。
でも、1人で抱え込み過ぎず、少し手放してみてもいいのではないでしょうか? 例えば、洗濯機を回したり、机の上を片付けたり、子どもたちでも出来そうなことは手伝ってもらいましょう。宿題は学童で済ませるようにして、翌日の準備も、本人に任せてしまっていいと思いますよ。
「夫の帰りが遅い」ということですが、どんなに遅く帰って来ても、例えば、夕飯のお皿洗いくらいは出来るはず。家族で暮らしているのだから、助け合い、支え合いです。1人で全部を抱え込むことはありません。
新卒から同じ会社で働いているということは、きっと居心地のいい職場なんだと思います。そんな会社を、自分のために辞めるならまだしも、「家族のために」と辞めた後、自分の思った通りの生活にならないと、「仕事まで辞めたのに」と後悔してしまうかもしれません。
自分の時間を作りたいと言うのであれば、仕事を辞めるより先に、家族と一緒に家事のやり方を工夫してみるなど、まずは15分、30分だけでも自由時間を作ってみましょう。そこで読書や散歩など、趣味の時間を楽しむことで、少し気分が変わると思いますよ。
すでに頑張り過ぎなくらい、頑張っていらっしゃいます。周りと比べて、「どうして私は……」と自分を責めず、手放す勇気を持ってください。家族を頼ることは大事なことです。みんなで協力し工夫しながら素敵な時間が生まれることを願っています。
ラジオDJ 堀江美穂(ほりえ・みほ)
愛知県名古屋市出身。2003年からZIP-FMのミュージック・ナビゲーターに。現在は「Bagel&M」(愛知北エフエム放送)、「太郎ちゃんの元氣がでるラジオ」(FM AICHI)に出演中。JADP認定チャイルドコーチングアドバイザーやJADP認定家族療法カウンセラー、保育士の資格も所有。
Official Instagram
堀江さんと子育てについて話そう!
堀江さんが代表を務める子育てサークル「link M(リンクミー)」では、親同士が日々の困りごとや悩み、疑問を共有し合える場として、「みんなのしゃべり場」を開催しています。興味のある方はぜひInstagramをチェックしてくださいね。