「将来が心配で、いつもお金のことを考えてしまいます」

「将来が心配で、いつもお金のことを考えてしまいます」

3人の子どもを育てるママでもあるラジオDJの堀江美穂さんが、読者のみなさんからのメッセージにお答えします。

読者からのメッセージ

読者(46歳、女性)の方から

夫、高2の女の子、中3の男の子との3人家族です。子どもたちがだんだん大きくなり、特に長女は、高校卒業後の進路を考える時期になってきました。

夫は公務員で、私は週4、5日ほどパートをしています。平均的な世帯年収だと思いますが、家のローンや車の維持費、子どもの塾代などを考えると、決して余裕のある生活は出来ません。そんな中でも、子どもたちに出来る限りのことはしてあげているつもりです。

でも、高校卒業後、子どもたち2人が大学に進学することを考えると、今の貯金額では到底足りません。「もっとお金を貯めなくては」と焦り、ついつい財布のひもが固くなってしまいます。

小さな話ではありますが、パート先の人からランチやお茶に誘われても、お金がもったいなくて断ってしまったり、美容院には行かず自分で髪を切ったり。以前は友人と出かけたり、おしゃれをしたりするのが好きだったのに……。最近は何をしてもお金のことが頭をよぎってしまいます。

どうしたらもう少し余裕を持って、暮らせるようになるでしょうか?

堀江さんのメッセージ

本当に家族ためによく頑張っていらっしゃいますね。お金のことばかり考えてしまうということですが、今は漠然と「お金が足りない!」とだけ感じているのではないでしょうか? いつまでに、いくら準備しなくてはならないのか、具体的にイメージが出来ていないと、その不安はますます大きくなってしまいます。

もしそうであれば、1度、具体的に書き出してみることをおすすめします。例えばですが、お子さん2人を私立大学に入学させる場合、何年後、いくら必要になるのか。また、教育費や住宅ローン、車検、保険など、いつ、どれくらいの支出が予定されているのか。

収入と支出を洗い出してみると、「年間〇円貯金すればいいんだな」と分かり、「じゃあ、食費は月〇円くらいに収めよう」など、「今やるべきこと」が見えてきます。自分で考えるのが難しければ、ファイナンシャル・プランナーなど専門家にお願いするといいですよ。

やっぱり1番不安に感じているのが、学費ですよね。もう高2と中3であれば、親子で進路とお金について話してみてもいいかもしれません。日本人は、何となく「お金について話すのはよくない」と感じがちですが、もっと幼い頃からお金について考え、学ぶ機会があっていいと思うんです。その一環として、例えば県外や私立の大学に進学する際、どれくらいのお金がかかるのか、親子で調べてみてもいいんじゃないでしょうか。

ただ、あまりにお金のことを心配して、ストレスをためるのはよくありません。家族のために、そして、世の中のために、お母さんが笑顔でいることが1番。だから、ぜひパート仲間とお茶やランチに行って、リフレッシュしてください。もしかしたら、その時の会話から、何かお得な情報をゲットできるかもしれませんよ。

頭の中がすっきりして、笑顔で過ごせるようになることを祈っています。

 

堀江 美穂 (ほりえ みほ)さん

ラジオDJ 堀江美穂(ほりえ・みほ)
愛知県名古屋市出身。2003年からZIP-FMのミュージック・ナビゲーターに。現在は「Bagel&M」(愛知北エフエム放送)、「太郎ちゃんの元氣がでるラジオ」(FM AICHI)に出演中。JADP認定チャイルドコーチングアドバイザーやJADP認定家族療法カウンセラー、保育士の資格も所有。
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