学校のテストで、平均点以上をとる方法は?【塾の舞台裏】

学校のテストで、平均点以上をとる方法は?【塾の舞台裏】

「塾の舞台裏」では、個別指導塾で多くの小中高生を指導している講師にインタビューしています。今回は、中間テストや期末テストで平均点以上の点数をとる方法について聞きました。

金川先生

塾講師 金川俊也(かながわ・としや)

大学卒業後、会社員や事業の立ち上げなどを経験したのち独立。愛知県大府市に「個別指導塾アドバンス」を設立し、勉強のやり方と合わせて、未来を生きるためのヒントを子どもたちに伝えている。自身も小3と中2の2児の父として子育てに奮闘中。

テストで平均点以上をとるには?

そもそも平均点がとれているというのは、「みんなの解ける問題が、解けている状態」です。

そもそも平均点がとれているというのは、「みんなの解ける問題が、解けている状態」です。つまり、完璧に出来ていなくても大丈夫。ただし、勉強は「量(時間)×質」なので、平均点以上をとるためには、最低限の勉強時間の確保は必要です。

また、平均点をとれない生徒は、苦手教科の勉強をやりたがらない傾向があります。中間テスト・期末テストの前は、すべての教科の勉強に取り組んでください。

部活や習い事などで時間がとれないという場合もありますよね。そんな中でも「とにかくやる!」を心掛けていきましょう。

英数国の勉強のポイント

平均点以上をとるためには、確実に点数をとれるところに勉強時間を割く必要があります。

例えば、英語に関しては単語、国語に関しては漢字。数学では、自然数や絶対値、素数、整数など、問題を解く上での前提となる言葉を正しく理解しましょう。これらは、時間をかければ覚えられるはずです。

それが出来ないから困っている……という人も多いですよね。次に、勉強時間を確保するコツを紹介します。

勉強したくなる仕組みをつくろう!

環境面と心理面にフォーカスして、「自然と勉強したくなる」仕組みをつくっていきましょう。

環境面の工夫

私の教えている個別指導塾では、塾という場で強制的に勉強する環境をつくっています。親御さんがサポートできるなら、お子さんの勉強を見て、手助けしてあげてもいいでしょう。

また、自宅で勉強する場所を決めて、「ここに来れば、すぐに勉強に取りかかれる」という環境を整えておくのもおすすめです。

ささいなことですが、鉛筆や消しゴムなど、勉強に必要な道具が手元に揃っていないだけで、やる気が失せてしまいかねません。

ささいなことですが、鉛筆や消しゴムなど、勉強に必要な道具が手元に揃っていないだけで、やる気が失せてしまいかねません。リビングを勉強場所にするのなら、テキストを開いたまま、文房具などと一緒にテーブルに置いておき、帰宅後すぐ、リビングで勉強を始められる状態にしておくのもいいですね。

集中して取り組むために、手が届くところにゲームやスマホは置かないようにしましょう。

心理面の工夫

特に、日頃から勉強する習慣がない場合は、1教科あたり1日5分でも10分でもいいので、まずはやることを意識してください。中途半端なところで終わってもいいんです。苦手な教科も含めて、毎日少しずつでも勉強することがポイントです。

脳の現象の1つに、「作業興奮」というものがあります。例えやる気がなくても、実際に取りかかってやり始めてみると、やる気が出てくるという現象です。さらに、「出来ない」が「出来る」に変わっていくと、勉強が「おもしろい」になって、ますますやる気は上がっていくはず。

そのためには、やはり「とにかくやる!」を心掛けていきましょう。

次回の記事(6月下旬配信予定)では、勉強を進めるための「スケジュール管理」についてお伝えしていきます。

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