愛知・中3向け|志望校合格に向けた、内申点アップのための勉強法【塾の舞台裏】

愛知・中3向け|志望校合格に向けた、内申点アップのための勉強法【塾の舞台裏】

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「塾の舞台裏」では、個別指導塾で多くの小中高生を指導している講師にインタビューしています。今回は、愛知県の中学3年生向けに、志望校合格の鍵となる内申点アップのポイントや効率のよい勉強法について聞きました。

金川先生

塾講師 金川俊也(かながわ・としや)

大学卒業後、会社員や事業の立ち上げなどを経験したのち独立。愛知県大府市に「個別指導塾アドバンス」を設立し、勉強のやり方と合わせて、未来を生きるためのヒントを子どもたちに伝えている。自身も小3と中2の2児の父として子育てに奮闘中。

合格の鍵は内申点対策

愛知県の公立高校の一般選抜は、中学3年生2学期の内申点と入試の当日点で合否が決まります(一部、面接などを実施する高校も)

愛知県の公立高校の一般選抜は、中学3年生2学期の内申点と入試の当日点で合否が決まります(一部、面接などを実施する高校も)。中学3年生2学期の内申点は、1学期と2学期の平均値で出されるため、1学期の成績から入試に関わってくると言えます。

そして、これから行われる2学期の中間・期末テストで内申点が確定するので、これが受験の合否に直結します。 つまり、これから行われる中間・期末テストでいかに点数を伸ばすかが、志望校合格のためにとても重要になります。

勉強の時間配分を考えよう

内申点アップに向けて、出来ればすべての教科まんべんなく勉強して欲しいですが、時間は有限です。次のようなことを参考に、どの教科にどのくらい勉強時間を使うか、優先順位を決めていきましょう。

低評価の教科を底上げしよう!

内申点を1点上げようとすると、3→4、4→5の1点より、1→2、2→3の方が比較的実現しやすいです。そのため、内申点の低い苦手教科こそ、しっかり時間を使って取り組むようにしましょう。

理科・社会の新単元で逆転!

理科・社会は単元が変わるため、過去の成績に左右されず、逆転が狙いやすい科目。例えば、1学期に化学分野を学んでいたところから、2学期は生物分野になるなど、新しい単元になると、今までの得点に関わらず、努力次第で成績を伸ばすことが出来ます。意欲を持って取り組めば、大幅な得点アップも可能です。

副教科にも、しっかり取り組もう!

美術・技術家庭・保健体育・音楽といった副教科も、内申点は主要5教科と変わりません。英語で「5」をとっても、美術で「5」をとっても、点数としては同じ「5」です。副教科の点数を上げると効率的に内申点を伸ばせます。

そうは言っても、主要教科も気を抜かず、取り組むようにしましょう。積み上げ教科である英語・数学・国語は、これまでコツコツ積み上げた努力が成果に直結します。

スケジュール管理を徹底しよう

テスト勉強をしていると、時間が足りなくなってしまい、「もうこの教科はあきらめよう」となってしまうことがありますよね。

テスト勉強をしていると、時間が足りなくなってしまい、「もうこの教科はあきらめよう」となってしまうことがありますよね。勉強すれば確実に得点できるものを、あきらめてしまうのは、本当にもったいないです。特に苦手な教科ほど後回しにしてしまいがちなので、どの教科にどれくらいの時間をかけるか、配分を工夫しましょう。

ただ、苦手教科の勉強ばかりではつらいので、「サンドイッチ方式」の勉強をおすすめします。好きな教科をやった後に苦手な教科をやるなど、サンドイッチのように交互に勉強することで、やる気を維持しながら取り組めるはずです。

優先順位の決め方や時間配分についてお伝えしましたが、子どもが自分で勉強のスケジュールを考えるのは簡単ではありません。私たちの個別指導塾では、生徒に合わせた勉強時間の配分やスケジュール管理も行っています。塾に通っていない場合は、親御さんがスケジュール管理をしてあげると、効率よく学習できると思います。

最後に

愛知県公立高校の一般選抜は、内申点と当日点で決まるため、内申点がしっかりとれていると、心に余裕を持って当日の試験に臨めます。

自分の決めた目標に向かって、努力するプロセスは、大人になってからも必ず役立つ能力です。受験に向けて、ここからが本番! 納得いく結果を出せるように、ぜひ今日からコツコツ取り組んでいってください。

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