みなさん、お気に入りのマンガはありますか? マンガの中には楽しみながら、学びにもつながる作品がたくさんあります。
今回は、名古屋市の草叢BOOKS 新守山店の協力のもと、小学生におすすめの学びにつながるマンガを3冊セレクトしました。同店店長・大島由嗣さんのコメントもあわせてお楽しみください。
※本の画像をクリックすると出版社のサイトに移ります
学びにつながるマンガ①
「Dr.STONE(ドクターストーン)」(全27巻)
※画像・下記データは第1巻のものです
原作:稲垣理一郎
作画:Boichi
出版社:集英社
価格:484円
2022年まで「週刊少年ジャンプ」で連載、アニメ化もされた人気作。主人公の少年、千空(せんくう)たちが科学の究極の到達点、タイムマシンづくりに挑む科学冒険記です。
全人類が石化するという怪現象に見舞われ、千空も石化。目覚めた時には、いつの間にか3700年が経過していて、人類も滅んでいた……。千空たちは人類を救うため、ゼロから文明をつくることを決意します。その過程で自動車やロケットなど、さまざまな発明品が登場するのですが、その解説も興味深く、楽しみながら、科学知識や原理を学べますよ。
学びにつながるマンガ②
「はじめアルゴリズム」(全10巻)
※画像・下記データは第1巻のものです
著:三原和人
出版社:講談社
価格:792円
発売日:2017年11月22日
年老いた数学者・内田豊と天才小学生・関口ハジメの物語。雲の動きや木の枝の分かれ方、自動車ナンバー、学級委員決め……。目に見えない世界を数学で解き明かしたいハジメは、内田の指導によって才能を広げていきます。
家族とのやり取りやライバルとの切磋琢磨を通して、ハジメだけでなく、内田も新たに学んでいく姿には勇気をもらいます。数学は世界を解き明かせる神秘的で美しい学問であると感じさせてくれる作品です。
学びにつながるマンガ③
「ヘテロゲニアリンギスティコ ~異種族言語学入門~」(全6巻)
©瀬野反人/KADOKAWA
※画像・下記データは第1巻のものです
著:瀬野反人
出版社:KADOKAWA
価格:638円
発売日:2018年12月4日
魔界に住むモンスターたちとコミュニケーションを試みる、ユニークなファンタジー作品です。けがをした教授の代わりに、魔界の調査に行くことになった新人言語学者のハカバ。そこで出会ったモンスターたちに、それぞれの種族の言語を駆使し、交流を試みますが、なかなかうまくいかない……。
それでも何とかコミュニケーションをとろうとするハカバとモンスターたちのやり取りが、興味深く描かれています。異なる言語を学ぶことの意義や異文化交流の本質について触れられるマンガです。
最後に
今回は、小学生向けに、学びにつながるマンガを3冊紹介しました。どれも大人が読んでも楽しめる作品なので、ぜひ親子で楽しんでくださいね。
この記事は「TSUTAYA」などを運営するカルチュア・エクスペリエンスの協力のもと、作成しました。