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冬休みも終わり、2024年もいよいよ本格始動です。新しい年は、親子で一緒に本を読んでみませんか?
今回は、名古屋市のTSUTAYA BOOKSTORE 則武新町の協力のもと、大人も、子どもも楽しめる本を3冊セレクトしました。同店店長・二階堂篤さんのおすすめコメントもあわせてお楽しみください。
※本の画像をクリックすると出版社のサイトに移ります
子どもと一緒に読みたい本①
「ことばえらびえほん ふわふわとちくちく」
監修:齋藤孝
絵:川原瑞丸
出版社:日本図書センター
価格:1430円
発売日:2023年7月7日
「よかったね」「だいじょうぶ」など、相手の心が元気になったり、楽しくなったりする「ふわふわことば」。「うるさい」「あっちにいって」など、相手の心が痛くなったり、切なくなったりする「ちくちくことば」。そんな言葉のニュアンスや使い方をクイズや迷路などの仕掛けを使って、遊びながら楽しく学べる絵本です。
子ども向けの本ですが、大人が読んでも新しい発見があります。普段使っている言葉を「ちくちく」から「ふわふわ」に言い換えてみませんか?
子どもと一緒に読みたい本②
「さみしい夜にはペンを持て」
著者:古賀史健
絵:ならの
出版社:ポプラ社
価格:1650円
発売日:2023年7月18日
うみのなか中学校に通うタコジローを主人公にした物語です。自分のことが大嫌いなタコジローは、不思議なヤドカリおじさんと出会い、日記を書くことをすすめられます。そして、その日をきっかけに、タコジローはどんどん変わっていくのです。
この物語から、自分と向き合い、対話する方法として、日記を書くことの大切さに気づかされました。なかなか続けるのが難しい日記ですが、言葉の選び方や書く内容について教えてくれるパートもあって、「書くこと」のハードルを下げてくれます。この本を読んで、親子で一緒に日記を書き始めてみるのはいかがでしょうか? 子どもが大人になった時、読み返す楽しみも出来ますよ。
子どもと一緒に読みたい本③
「アンと幸福」
著者:坂木司
出版社:光文社
価格:1870円
発売日:2023年10月25日
デパ地下の和菓子店「みつ屋」で働く梅本杏子(通称アンちゃん)が主人公のお仕事系ミステリー小説です。次々に持ち込まれる謎を、個性的な仲間たちに囲まれながらも和菓子の知識を活かし、見事に解決していくアンちゃん。全体にほんわかとした空気が流れ、読む人を自然と笑顔にさせてくれるような作品です。
謎解きの爽快さだけでなく、和菓子の奥深さが味わえるのも魅力です。作中には「バナナはおやつに入りますか?」という永遠(?)のテーマも登場。これを機にお子さんと一緒に話し合ってみてください。
最後に
わくわくしたり、元気をもらったり、いつも新鮮な気持ちにさせてくれる読書は新しい年の始まりにぴったりです。ぜひ今年は、親子で読書に挑戦してみてくださいね。
この記事は「TSUTAYA」などを運営するカルチュア・エクスペリエンスの協力のもと、作成しました。