中学生の勉強法|集中できる秋は、戦略的に〇〇を活用しよう!【学びの扉】

中学生の勉強法|集中できる秋は、戦略的に〇〇を活用しよう!【学びの扉】

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秋の気配を感じられる季節になりました。暑さがひと段落し、勉強にも集中できますね。しかし、10月、11月は体育祭・運動会などの学校行事や部活動の大会など、イベントが目白押し。勉強への意識が薄れてしまう時期でもあります。

今回は、中学生が充実した秋を過ごすための「戦略」をお伝えします。

渡邉先生

塾講師 渡邉智治(わたなべ・ともはる)

愛知県一宮市にて「進学塾 翔和」を経営。塾講師歴は25年以上。犬山市教育委員も務めている。

戦略的に「3日坊主」を続けよう

前回の記事で、まずは「3日坊主」から始めてみようとお伝えしました。

前回の記事で、まずは「3日坊主」から始めてみようとお伝えしました。3日坊主も100回続ければ1年になります。「3日頑張る→1日休む→3日頑張る」のサイクルでちょうど1週間。1年は約52週間なので、1週間に2回の3日坊主を1年間続けることで、104回の3日坊主をしたことになるのです。

あれから1ヶ月、そろそろ習慣化されてきた頃ではないでしょうか。これからもぜひ続けてください。

そして、「これから始めてみよう」と思った人は、まずは1週間やってみましょう。それが出来たら、「もう1週間」「もう1週間」と少しずつ続けることに挑戦してみてください。

以前テレビで見た、あるマラソン選手のインタビューで、こんなやり取りがありました。


インタビュアー:マラソンは好きですか?

選手:レースの度に、「途中で辞めたい」「走りたくない」と思っています。

インタビュアー:えっ?

選手:「次の電柱、次の信号まで走って棄権しよう」と考えながら走っています。そして、目標にしていたポイントに着いた時、「よし、何とか走れた。この次の信号に着いたら、今度こそ棄権しよう」と。こんなことを何度も考えているうち、気付いたらレースの折り返し地点を超えていて、すると「あと少しでゴール。何とかなる!」という気持ちが湧き、ゴールできるんです。

「もう嫌だ!」と思った時、マイナス思考になって、すぐに諦めてしまうのか、逆にプラス思考になって、「あと少しだけやってみよう」と思えるのか。インタビューのやり取りを見て、この少しの「差」が大きな結果につながるのだと考えさせられました。

スキマ時間を活用しよう

朝、学校に行く前の10分。家に帰ってきてからの10分。寝る前の10分。1日の中で、10分の「スキマ時間」を探してみてください。どのくらい見つかりますか? この10分を上手く使えるようになると、劇的に実力が上がります。

具体的な使い方

■朝、学校に行く前の10分
その日に習う部分の教科書を読む(漢字・語句、計算、数学の文章題など)

■学校から帰ってきてすぐの10分
その日に習った実技科目の復習、寝るまでの勉強計画を立てる

■就寝前の10分間
次の日に習う部分の教科書を読む

大切なのは、このスキマ時間を使って基礎を固めること。「忙しいから時間がとれない」と言う子もいますが、どんなに忙しくても、1日の中にスキマ時間は必ずあります。小さなことだと思って、侮ることなかれ。この小さな習慣を続けることで、必ず大きな結果として返ってきます。

3日坊主とスキマ時間の活用。この両方を続けることが大切です。そうは言っても、この「続ける」ということが最大の難敵でもあります。この難敵を打ち破るには、まずは目標を設定し、「それを達成しよう!」「突破しよう!」というという強い気持ちを持つことです。

始めから上手く出来る人はいません。多くの人たちが何度も失敗を繰り返しては立ち上がり、上手く出来るようになっていきます。

Practice makes perfect.

前回の記事でもお伝えしましたが、「 継続は力なり」です。ぜひ充実した秋を過ごしてください。

文:渡邊智治

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