年末年始は家族で映画！ 配信＆映画館で楽しめる感動作5選【映画案内人監修】

2025年も残すところあとわずか。年末年始の休みは、家族でゆっくり過ごす絶好の機会です。寒い日は暖かい部屋で、お正月は親戚が集まるひとときに、みんなで映画を楽しんでみませんか？

今回は、東海地区で活躍する映画パーソナリティ・松岡ひとみさんに、親子で楽しめる作品をセレクトしてもらいました。NetflixやAmazon Prime Videoなどの動画配信サービスで視聴できる4作品に加え、映画館で楽しめる話題の新作1本をピックアップ。家族のきずなを深める物語や、違いを認め合う大切さを教えてくれる作品、思わず涙がこぼれる感動作など、親子の心に響く5作品をお届けします。

映画パーソナリティ／コーディネーター　松岡ひとみさん

愛知県出身。1993年から映画イベントの司会を担当し、現在は東海ラジオ、CBCラジオ、MID-FMなどで映画コーナーを担当。年間100本以上の取材をこなし、東海地区の”映画伝道師”として活動中。「おいしい映画祭」を主催するなど、映画文化の普及に尽力している。

サブスクで見られる4作品

「野生の島のロズ」｜ロボットと動物たちが紡ぐ、種族を超えた家族の物語

【あらすじ】無人島に漂着した最新型ロボットのロズが、動物たちと心を通わせながら成長していく物語。キツネのチャッカリやオポッサムのピンクシッポとともに、親を失った雁（ガン）のひな鳥キラリを育てるうち、ロズに“心”が芽生えていきます。やがて島の動物たちもロズを家族として受け入れ、種族を超えたきずなが誕生。しかし、ロズを回収しようとするロボットが現れ、大切な仲間たちとの別れの危機が――。

「ぼくが生きてる、ふたつの世界」｜聴こえる世界と聴こえない世界をつなぐ家族の物語

【あらすじ】聴覚障がい者の両親を持つ大（だい）は、宮城の港町で母の「通訳」として過ごす日々が当たり前でした。しかし成長とともに周囲から特別視されることに戸惑い、母の明るささえも疎ましく感じるように。20歳で東京へ旅立った大は、聴こえる世界と聴こえない世界を行き来しながら、本当の家族のきずなと自分自身を見つけていきます。作家・五十嵐大の自伝的エッセイを映画化した感動作。

「ウィキッド ふたりの魔女」｜正反対な2人が織りなす、友情と運命の物語

【あらすじ】誰もが知る児童文学「オズの魔法使い」を、魔女たちの視点から描いた話題のミュージカル映画。魔法の国オズのシズ大学で出会った、孤独なエルファバと人気者のグリンダ。正反対の2人は反発しながらも、次第に友情を築いていきます。しかし、オズの魔法使いに才能を見出され、エメラルドシティへ旅立った2人は、この国に隠された「ある秘密」を知ることに。運命に翻弄（ほんろう）されながらも、強いきずなで結ばれていく物語です。

「ゴーストブック おばけずかん」｜怖いけど楽しい！　おばけたちとの大冒険

【あらすじ】どんな願いもかなえるという伝説の「おばけずかん」を求めて、一樹たちは不思議な冒険へ。瑤子先生と共に訪れた古本屋で図鑑を手に入れますが、外の世界は見知らぬ場所に変わっていました。図鑑の秘密を知る図鑑坊の力を借りながら、子どもたちはおばけたちとの試練に挑みます。怖いけれどユーモアたっぷりの、家族みんなで楽しめる異世界冒険ファンタジー。

映画館で見られる話題作

「ズートピア2」｜待望の続編！ジュディとニックが街の秘密に挑む

【あらすじ】大ヒット作「ズートピア」の待望の続編がついに登場！　ウサギの警察官ジュディとキツネの相棒ニックが、新たな謎に挑みます。動物たちが暮らす夢の都市ズートピアに、なぜか存在しないはずのヘビのゲイリーが現れたことから、街の誕生に隠された秘密が明らかに。なぜこの街には哺乳類しかいないのか？　ヘビたちはどこへ消えたのか？　正反対な2人のきずなが試される、感動の冒険が始まります。

「ズートピア２」日本版本予告｜

最後に

年末年始は、普段忙しい家族が一緒に過ごせる貴重な時間。映画は、親子で同じ時間を共有し、心を通わせる素敵なきっかけになります。

今回ご紹介した5作品は、家族のきずなや友情の大切さ、違いを認め合うことの素晴らしさなど、それぞれに心に残る大切なメッセージが込められています。子どもたちは冒険やファンタジーの世界を楽しみ、大人は作品に込められた深いテーマに心を動かされることでしょう。

映画を見た後は、ぜひ感想を話し合ってみてください。「どのキャラクターが好きだった？」「一番心に残ったシーンは？」など、お互いに感じたことを共有することで、新しい発見があるかもしれません。

寒い冬の日も、家族で映画を見れば心はぽかぽか。素敵な年末年始をお過ごしください。