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愛知県の東部に位置し、海と山に囲まれた自然豊かな蒲郡市と豊橋市。バイパスの整備が進み、東西の往来が便利になったことからドライブエリアとしても注目度が高まっています。
時にはのんびり癒しの時間に浸ったり、初めての体験に心を弾ませたり。自然にふれるスポットから、歴史を感じるノスタルジックなスポットまで、親子で巡るリフレッシュ旅へでかけてみませんか。
竹島水族館(蒲郡市)
2024年10月のリニューアルを機に、深海生物の展示がさらにパワーアップした「竹島水族館」。新設された「深海大水槽」には、巨大なタカアシガニをはじめ、地元・蒲郡の漁師によって捕獲された深海生物などが約120種類以上も展示されています。
タカアシガニやオオグソクムシなどにタッチできる「さわりんプール」や、アシカショーなど生きものを身近に感じられるコーナーは、子どもたちが夢中になること間違いなし!
愛嬌たっぷりのカワウソに出会えるコーナーでは、毎日12時にエサやりの様子を見学できる「もぐもぐタイム」が開催されるので、要チェックです。
飼育委員による手書きの解説ポップや手作り感あふれるユニークな展示など、アットホームな雰囲気も「竹島水族館」ならではの魅力です。
【問い合わせ】0533-68-2059
【場所】愛知県蒲郡市竹島町1-6
【時間】9:00~17:00(最終入館は16:30)
【定休日】無休 ※設備メンテナンスのため6月に臨時休館あり
【料金】入館料 高校生以上1200円、4歳~中学生500円、3歳以下無料
【駐車場】200台(竹島園地駐車場 ※平日無料、土・日・祝および4/27~5/8は有料)
【公式サイト】https://www.takesuideepsea.com
【アクセス】JR「蒲郡駅」より徒歩で約15分
パーラー ムーミン(蒲郡市)
蒲郡駅前で60年近く愛される喫茶店「パーラー ムーミン」。店内は、レトロな照明や布地を貼り換えて大切に使い継ぐ椅子、赤い階段のある半地下空間など、昭和の面影に包まれています。
フードメニューの豊富さも人気の秘密で、地元精肉店のお肉を使った「カツスパ」や「カツカレー」など、目移りするラインナップ。
中でもおすすめは、自家製のデミグラスソースで味わうハンバーグや自家製タルタルソースがたっぷりかかった魚フライなどが付く、ボリューム満点の「Cランチ」(800円)。2代目ママが心を込めて作る品々に、心もお腹も満たされます。
【問い合わせ】0533-69-5700
【場所】愛知県蒲郡市元町8-3
【時間】7:00~14:00(LOは13:50)※モーニングは~11:00、ランチは11:00~14:00
【定休日】日曜
【駐車場】6台
【アクセス】JR「蒲郡駅」より徒歩で約2分
水上ビルの朝市(豊橋市)
豊橋駅前を流れる牟呂(むろ)用水の上に、1964年に誕生した「水上ビル」の商店街。昔ながらの駄菓子屋や花火問屋に加え、カフェやクラフトビール、ジンジャーシロップ専門店など、個性的な新店も仲間入りしています。
第1月曜日には、商店街の軒下を活用し、約100店が出店する朝市を開催。県内外の人気店や公共施設などが参加し、毎月楽しみにするファンも増えています。
【問い合わせ】なし
【場所】愛知県豊橋市駅前大通
【時間】朝市開催は第1月曜の10:00~14:00
【駐車場】なし
【公式サイト】https://www.instagram.com/suijou.market/
【アクセス】JR「豊橋駅」より徒歩で約8分
CAFE SAIRO(豊橋市)
「CAFE SAIRO(カフェ サイロ)」は、店主・相良さんの祖父母が営み、50 年前に閉店した喫茶店のスペースをリノベーションして開いたお店 。丸太の椅子や竹をあしらったカウンターなど、店内はほぼ50年前の姿のままで、懐かしさの中にどこか今どきのレトロかわいい雰囲気を感じます。
メニューは、祖父のレシピをもとに再現した「50年前のバナナサンデー」(600円)など懐かしいスイーツと、相良さんがオーストラリアや東京で学んだ本格コーヒーをラインナップ。昔ながらの喫茶文化と、新たなコーヒー体験を楽しめます。
【問い合わせ】なし
【場所】愛知県豊橋市南牛川1-23-15
【時間】8:00~17:00(月数回、夜営業~22:00あり、Instagramを要確認)
【定休日】木曜
【駐車場】2台
【公式サイト】https://www.instagram.com/cafesairo/
【アクセス】豊鉄市内線「井原」より徒歩で約9分
人蔘湯(豊橋市)
70年にわたって町の人々に愛されながらも、一時はその歴史に幕を下ろした「人蔘湯(にんじんゆ)」。しかし、「銭湯を日本から消さない」をモットーとする企業によって2021年に復活しました。
外観や浴室の山脈の絵など、歴史を伝えるノスタルジックな風景はそのままに、男湯にはドライサウナを新設。手ぬぐいやステッカーなどの愛らしいオリジナルグッズの開発、浴室ライブなどのユニークなイベントの開催など、新たな息吹を加え、地域の人々の憩いの場として再び時を刻んでいます。
【問い合わせ】070-9004-1126
【場所】愛知県豊橋市神明町47
【時間】14:00~24:00
【定休日】水曜
【料金】入浴料 中学生以上530円、小学生180円、未就学児100円
【駐車場】6台
【公式サイト】https://www.instagram.com/ninjinyu2021/
【アクセス】豊鉄市内線「新川」より徒歩で約4分
最後に
自然や歴史など、新旧のカルチャーが調和しながら多種多様な表情を見せる愛知県蒲郡市・豊橋市。アクセスがスムーズになり、注目度が高まる今こそ、遠方の人はもちろん地元で暮らす方たちにとっても、魅力を再発見するチャンスです。
生きものとふれあい、郷愁をそそる風景や町の人との出会いに心温まるドライブ旅。ぜひ休日のおでかけ先リスト加えてみてください。
文:花野静恵
この記事は「ケリー2025年5月号」(2025年3月22日発刊、ゲイン刊)に掲載された記事をもとにしています。情報は取材時点。最新の情報は主催者・各施設に直接お問い合わせください。