さつまいもを丸ごと楽しむ!  おうちで簡単、スイーツレシピ3選

さつまいもを丸ごと楽しむ! おうちで簡単、スイーツレシピ3選

投稿日

秋の味覚のなかでも人気が高く、種類が豊富で手に入りやすい価格帯の「さつまいも」。今回はそんなさつまいもを使った簡単スイーツの作り方を紹介します。

フードコーディネーターの和田さんに、小さな子どもと一緒でも作りやすい「さつまいも茶巾しぼり」と「スイートポテト」、その下準備で出るさつまいもの皮を利用した「芋けんぴ」のエコレシピをお聞きしました。

わだまゆ

フードコーディネーター 和田万祐さん

栄養士・フードコーディネーターとして、おいしくて体が喜ぶ料理レシピを多数考案。名古屋市を拠点に、雑誌やウェブサイト、広告、CMなどの調理やメニュー提案など幅広く活躍する。2児の母でもあり、子ども向けの調理イベントなども行う。

最初にさつまいもの下準備を

「さつまいも茶巾しぼり」「スイートポテト」「芋けんぴ」は下準備の工程が同じなので、さつまいもがたくさんあれば、同時に3つ作ることも出来ますよ。

材料

【茶巾しぼり】
(作りやすい分量)
さつまいも 1本(250g)
砂糖 大さじ2

●アレンジ用
クリームチーズ、ココア、抹茶 それぞれ好みの量

【スイートポテト】
(作りやすい分量)
さつまいも 1本(250g)
砂糖 大さじ2
バター 10g
卵黄 1個分
黒ごま 適量(あればでOK)

【芋けんぴ】
(作りやすい分量)
さつまいもの皮 1本(250g)分
砂糖 大さじ1と1/2
塩 ふたつまみ
水 小さじ2
揚げ油 適量

さつまいもを洗って切る

さつまいもを洗って切る

よく洗って水気を拭き取ったさつまいもは、両端部分を切り落とし、2cmほどの厚さの輪切りにします。

輪切りにしたものの皮をむきます

輪切りにしたものの皮をむきます。皮に近い部分は繊維が口に残りやすいため、厚めにむくのがポイントです。

厚めにむいた皮を千切り

「芋けんぴ」用に、厚めにむいた皮を千切りにします。

ボウルに水をはり切ったさつまいもや皮を入れる

ボウルに水をはり、切ったさつまいもや皮を入れます。何度か水を変えて10分ほど水にさらしてください。

茶巾しぼりの作り方

茶巾しぼり

さつまいもの状態を見て、しっとりしていれば少なめ(大さじ1〜2)、水分量が少なそうであれば多め(ボウルの底に5mm〜1cmほど残る程度)に水分を残してボウルの水を捨て、ラップをして電子レンジにかけます。600wで4分~、柔らかくなるまで様子を見ながら使用する電子レンジに合わせて加熱してください。

好みの食感になるまでつぶす

やけどに注意してラップを外し、好みの食感になるまでつぶします。

ヘラなどで混ぜる

砂糖を入れて、全体にいきわたるようヘラなどで混ぜます。

茶巾絞りに

ラップを10cmの長さにカットし、中心につぶして砂糖を混ぜたさつまいもを乗せて茶巾絞りにします。

アレンジのアイデア

アレンジのアイデア

中心にクリームチーズを入れたり、ココアや抹茶などをさつまいもの生地に混ぜたりしても風味や食感の変化が楽しめます。

クリームチーズを入れる

クリームチーズを入れる際は、ラップの上で広げてから包むと簡単です。

スイートポテトの作り方

スイートポテト

「茶巾しぼり」と同様に電子レンジで加熱しても良いですが、鍋にさつまいもとかぶるくらいの水を入れ、さつまいもが柔らかくなるまで茹でてもおいしく出来ます。柔らかくなったらお湯を切ってボウルに移し、つぶしましょう。

砂糖・バター・生クリームを入れ

卵黄を入れてさらによく混ぜる

よくつぶしたら、砂糖・バター・生クリームを入れてよく混ぜ、粗熱がとれたら半個分の卵黄を入れてさらによく混ぜます。

卵黄を表面に塗る

生地を6等分にし、ボート型に成型したら残りの卵黄を表面に塗ります。その際、生地の下にくっつきにくいアルミホイルなどを敷くと、焼いた後の作業が楽です。

黒ごまを飾る

黒ごまを飾り、オーブントースターで表面にうっすら焦げ目が付くくらい焼きます。時間や温度は自宅のオーブントースターに合わせて、様子を見ながら焼きましょう。

皮を使った芋けんぴの作り方

皮を使った芋けんぴ

捨ててしまいがちな皮を再利用した「芋けんぴ」は、厚みの異なる部分ごとにいろいろな食感が楽しめるおやつに。優しい甘さとさつまいもの風味が後を引き、手が止まらなくなるおいしさです。

フライパンに1cmほどの深さまで油

水にさらしておいたさつまいもの皮の千切りは、水を切った後にしっかり拭いておくのが大切なポイント! その後、フライパンに1cmほどの深さまで油を入れ、火を点ける前にさつまいもの皮を入れます。

150〜160度の低温でじっくりと揚げる

点火し、150〜160度の低温でじっくりと揚げ、カリッと揚がったら取り出します。

フライパンに砂糖と水

別のフライパンに砂糖と水を入れて火にかけ、砂糖が溶け始めたらフライパンを動かし、とろみがつくまで火にかけます。

カリッと揚がったさつまいも

カリッと揚がったさつまいもの皮をフライパンに入れ、溶けた砂糖を全体に絡めたら完成です。

最後に

秋の味覚・さつまいもを手軽に楽しむスイーツ

秋の味覚・さつまいもを手軽に楽しむスイーツ、「茶巾しぼり」「スイートポテト」「皮の芋けんぴ」をの作り方を紹介しました。茶巾しぼりは素朴で上品な甘さを楽しめ、スイートポテトは子どもから大人まで喜ばれる濃厚な味わいに。さらに皮を使った芋けんぴは、余すことなくさつまいもを味わえるエコなおやつです。どれも少ない材料で作れるうえに、家庭にある調味料で仕上げられるのも魅力です。

それぞれ違った食感や風味があり、食卓やおやつタイムを彩ってくれること間違いなし! ぜひ旬のさつまいもを使ったスイーツ作りを家族で楽しんでください。

文:森下右子 撮影:間宮博

この記事がいいと思ったら、クリックお願いします!
いいね 180
一言ボックス
記事の感想をお待ちしています。
※ご返信が必要な場合は「感想・声を送る」よりお問い合わせください。
ご意見・ご感想ありがとうございます!

記事をクリップ(保存)することができます。

記事を共有する
きずなネットよみものWeb

関連記事

皆さまからの声を募集しています

記事の感想や編集部のご意見など、皆さまの声をお聞かせください。

感想・声を送る

タイトルとURLをコピーしました