「動物園のスターの素顔」では、名古屋市東山動植物園で暮らす動物たちにスポットを当て、さまざまな動物の魅力や生態を紹介します。
今回は、2024年で来園40年を迎えるコアラの素顔に迫ります!
※写真は、りん・もなか(提供:名古屋市東山動植物園)
概要・特徴
※りん(提供:名古屋市東山動植物園)
分類:カンガルー目コアラ科
学名:Phascolarctos cinereus
生息地:ユーカリの森林があるオーストラリア東部から南東部
学名:Phascolarctos cinereus
生息地:ユーカリの森林があるオーストラリア東部から南東部
コアラの主食は、栄養価の低いユーカリ。1日のうち約20時間を寝て過ごすことで、体力をあまり消耗しない生活をしています。オスの胸部には強いにおいのある分泌液を出す「臭腺」があり、そこから出る分泌液を木に擦り付けることで縄張りを主張。メスは腹部には袋があり、未熟な状態で生まれてきた赤ちゃんを袋の中で育てています。
飼育員さんの「ここ注目!」
東山動植物園のコアラ舎のエサの時間は、13時頃。1日のほとんどを寝て過ごすコアラですが、この時間には動いているコアラの様子を見ることが出来ます。
木の上を小さく跳ねるように歩いたり、ごく稀ですが木から木へ飛び移ったりする姿を見ることができます。さらに運が良ければ、地面を走る姿が見られるかもしれません。
※もなか(提供:名古屋市東山動植物園)
現在、コアラ舎では10頭のコアラを飼育しており、2023年10月に生まれた「もなか」も、順調に成長しています。今はまだ、母親の「りん」にくっつく様子が見られますが、独り立ちする時も近いでしょう。
東山動植物園では、コアラ来園40周年のメモリアルイヤーを盛り上げる取り組みとして、コアラに関するさまざまなイベントを計画しています。ぜひ、遊びに来てくださいね。