「動物園のスターの素顔」では、名古屋市東山動植物園で暮らす動物たちにスポットを当て、さまざまな動物の魅力や生態を紹介します。
今回は、「百獣の王」とも呼ばれる肉食動物の代表格、ライオンの素顔に迫ります!
※写真はライオンのレグルス(提供:東山動植物園)
概要・特徴
ライオンは乾いた草原に住み、群れをつくって朝夕に行動し、日中は木陰で休んでいることが多いです。ライオンの群れは、「プライド」と呼ばれ、2、3頭のオス、4~12頭のメス、その子どもたちで構成。その中で、オスはなわばりを守り、メスが狩りを行い、助け合いながら子育てをしています。
獲物とするのは、爬虫類(はちゅうるい)やげっ歯類の小動物、シマウマ、スイギュウなどの大動物まで幅広い生き物です。
分類:食肉目ネコ科
学名:Panthera leo
生息地:北はサハラ砂漠南縁の西アフリカから、東のスーダンやソマリアまで、南はコンゴの森林帯を除くほぼ全域
学名:Panthera leo
生息地:北はサハラ砂漠南縁の西アフリカから、東のスーダンやソマリアまで、南はコンゴの森林帯を除くほぼ全域
飼育員さんの「ここ注目!」
※写真はライオンのルナ(提供:東山動植物園)
東山動植物園ではオスの「レグルス」とメスの「ルナ」の2頭を飼育。レグルスは、2024年4月に来園しました。
レグルスが来園したばかりの時、ルナは何が来たのかを大変気にしていました。レグルスが運動場に出ている時は、その様子を一目見ようと部屋の隙間からのぞいたり、普段触らないような木を爪でボロボロにしたり、エサも後回しにするほど。新しい個体がくることは、ルナにとっても良い刺激になったようです。
今ではレグルスも新しい環境にも慣れて、元気に過ごしています。まだ2歳でこれからたてがみもどんどん成長していくので、立派なオスになる過程に注目を!
雪の中で遊ぶレグレス
2025年1月初旬、雪の中でライオンのレグルスが遊ぶ様子です。ぜひ、レグルスとルナに会いに来てくださいね!