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都市の利便性や機能性を備えながら、歴史と自然が織りなす穏やかな時間が流れる静岡市。伝統工芸の魅力に触れられる体験施設や、富士山と駿河湾を望む壮大なパノラマに癒やされる展望スポットなど、正統派のおでかけスポットが満載です。さらに近年は、新しい静岡の表情に出合えるホットなスポットも登場しています。
静岡市内を巡りながら、刺激と癒しが交差するとっておきの休日を過ごしてみませんか。
複合施設「cosa」
静岡の玄関口ともいえるJR静岡駅前の一角に建つビル「M20」の地下1階から2階に誕生した集いのスペース、cosa(コーサ)。レバノン料理やビリヤ二、サンドウィッチ、クラフトビール、メキシコ料理など、中部初出店を含む個性豊かな注目店がオープンしました。
2階はフードコートスタイルの開放的な空間で、複数の店をハシゴしたり、友人や家族と訪れ、それぞれが気になる料理をオーダーしてシェアしたり、楽しみ方が広がります。
2階フードホールにある「ビリヤニ炊爨室(すいさんしつ) 静岡店」では、店主がほれ込んだインド・ハイデラバードのビリヤニの味でお迎え。大鍋で炊き上げることで、スパイスの香りと味の濃淡を堪能できます。
ビリヤニはチキンとマトンの2種類を用意。写真はマリネしたチキンの「ハイデラバードチキンビリヤニ」(980円)と、「アイスチャイ」(440円)です。
1階の「汽[ki: ](き)静岡」は、レバノン料理が味わえると京都で話題の店の2号店。写真は「ビーフ+ファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)」(2700円、ピタパン3枚付き)です。
ピタパンに、たき火で焼いたジューシーなお肉や、ハーブとスパイスが香る新鮮な地元野菜がたっぷり挟まれていて、食べるたびに味わいや食感のリズムが変化します。ヘルシーで華やかなレバノン料理を、ぜひ堪能してみてください。
ビルの3階には、キッズスペース「KIDS PARK X(テン)」があり、小学生までを対象とした大型遊具が設置されています。乳幼児専用スペースもあり、親子連れにもやさしい施設です。
【問い合わせ】なし
【場所】静岡県静岡市葵区御幸町20 B1F~2F
【時間】店舗により異なる
【定休日】店舗により異なる
【駐車場】なし
【公式サイト】https://cosa-shizuoka.jp
【アクセス】JR「静岡駅」より徒歩で約5分
「駿府の工房 匠宿」
伝統工芸の駿河竹千筋細工(するがたけせんすじざいく)や、お茶染め、陶芸、木工、漆などが体験できる工芸体験施設「駿府の工房 匠宿(たくみしゅく)」。染め物や木工が体験できる(要予約)ほか、ハチミツなどの地元の特産品や旬の食材を使ったカフェも人気で、工芸品の器や照明の演出に心を満たされながら食事を楽しめます。
ハチミツや日本紅茶といった静岡県内の逸品が一堂に会するショップもあり、静岡の魅力を感じられるスポットが集結。まるで伝統工芸品のテーマパークのようなスポットです。
【問い合わせ】054-256-1521
【場所】静岡県静岡市駿河区丸子3240-1
【時間】10:00~19:00
【定休日】月曜(祝日の場合は翌平日休)
【駐車場】あり
【公式サイト】https://takumishuku.jp
【アクセス】静清バイパス「丸子IC」より車で約1分
展望施設「日本平夢テラス」
標高約300mの日本平山頂にある展望施設「日本平夢テラス」。最上階の3階には展望フロアが設けられ、そこから望む駿河湾越しの富士山や伊豆半島の大パノラマは圧巻です。
また施設の近くには約1200㎡の庭園があり、四季折々の花が季節ごとの移ろいを伝えてくれます。
【問い合わせ】054-340-1172
【場所】静岡県静岡市清水区草薙600-1
【時間】9:00〜17:00(土曜は~21:00)※展望回廊は終日開放
【定休日】第2火曜(祝日の場合は翌平日休)
【駐車場】あり
【公式サイト】https://nihondaira-yume-terrace.jp
【アクセス】東名高速道路「静岡IC」より車で約30分
Topology Coffee
静岡市内のアトリエでの間借り営業を経てオープンした「Topology Coffee(トポロジー コーヒー)」。香ばしいベーグルにクリームチーズやナッツ、ブルーベリーなどを挟んだ出来たてのサンドと、相性抜群のスペシャルティコーヒーを味わえます。写真は食べごたえのあるハード系ベーグルとコーヒーのベストマッチな組み合わせ。
2階のカウンター席で、街の様子を眺めながらのんびりくつろぐのがおすすめです。
【問い合わせ】080-6602-0152
【場所】静岡県静岡市葵区駒形通2-2-8
【時間】8:00〜24:00
【定休日】無休
【駐車場】なし
【公式サイト】https://www.instagram.com/topology_coffee_bagel
【アクセス】JR「静岡駅」より徒歩で約18分
最後に
カルチャー体験から、真新しい旬のグルメスポットまで、静岡市の奥深さや新たな魅力に出合えるお出かけプランはいかがでしたか?
好奇心や行動欲が旺盛になる休日。心と感性がゆっくりとほどけていくような、記憶に残るとびきりの思い出を作ってみてください。
文:花野静恵
この記事は「ケリー2025年5月号」(2025年3月23日発刊、ゲイン刊)に掲載された記事をもとにしています。情報は取材時点。最新の情報は主催者・各施設に直接お問い合わせください。