「将来の夢がない」
「何のために勉強するの?」
きずなネットを運営していると、子どもたちのそんな声を耳にすることがあります。
そこで、きずなネットで連載をしている金川俊也さんの個別指導塾「アドバンス大府」に、編集部のスタッフ3人が訪問。生徒たちと一緒に、「働くってどういうこと?」を考えるキャリア座談会を実施しました。
「将来の夢はある?」
この日の座談会に集まったのは、3人の女子中学生たち。最初に「将来の夢はある?」と尋ねると、1人の子が「看護師さんになりたい」と教えてくれました。他の子は、「警察官になりたかったけど、今は別に……」や「デザインに興味があるけど、どんな仕事があるのか分からない」などと話し、何となく考えてはいるものの、具体的には思い浮かばない様子でした。
今の仕事に至るまで
続けて、きずなネットのスタッフから中部電力について、そして、中部電力が運営する「きずなネット」がどのようなサービスなのかを説明。その後、スタッフ3人がそれぞれの学生時代のこと、社会人になってからどのような経験をし、今の仕事をするに至ったかを話しました。
受験に失敗したり、社会人になってから夢をかなえるために転職したり……。全く違う経験をしてきた3人が、今、こうやって同じ仕事に携わっている現状。失敗や挫折をしても、今は楽しく好きな仕事が出来ていること。夢がなくてもいいし、途中でやりたいことが変わってもいい。「今、目の前のことに全力で向き合ってほしい」と伝えました。
「働くのは責任を負うこと?」
スタッフの話が終わった後、中学生の1人が、「働くようになったら、責任を負わないといけないので怖い」と一言。それに対し、スタッフが「多くの仕事は1人ではなく、みんなでしています。お互いにミスが起こらないように確認し合ったり、ミスにつながらないような仕組みを作ったりして工夫していますよ」と答えていました。
他にも、さまざまな質問や感想が飛び交い、仕事のことや勉強のこと、答えを出せることも出せないことも、いろんなテーマで話が広がり、あっという間に終了時刻に。
金川先生が、「いろいろな人から生の声を聞くことが、将来を考えるきっかけになります。たくさんの人に話を聞いて、自分なりの『何か』をつかんでください」と締めくくりました。
最後に
きずなネットのスタッフにとっても、中学生の「今」を肌で感じるいい機会になりました。今後も、いろいろな場所にお邪魔して、子どもたちと一緒にキャリアについて考える座談会を行っていきたいと思います。
取材・文:きずなネット編集部