一人暮らしや子どもでもOK!飼いやすいペットは?小動物16選を紹介!

一人暮らしや子どもでもOK!飼いやすいペットは?小動物16選を紹介!

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おうちで過ごす時間が増えている今、「ペットを飼いたい」という方も多いのでは?子どもがいる家庭で飼う場合は、子どもの感受性を高めたり、癒し効果があったり、魅力もいっぱいです。一人暮らしの人にとっても、かわいいペットとの時間は寂しさを癒してくれるでしょう。ただ、ペットを家族に迎えるにあたっては、「飼いやすさ」や「注意点」が気になるところ。そこで、今回は犬猫以外の小動物を中心に「癒し系ペット」を16種類ご紹介。一人暮らしや子どもがいる家庭におすすめの、飼いやすいペットを集めました。

  1. 飼いやすいペットの条件は?
    1. おとなしいペット
    2. 人になつきやすい
    3. お世話が比較的ラク
    4. 鳴き声が小さく、室内のケージで飼える
  2. ① 不動の人気ペット!ウサギ
    1. 飼いやすいポイント
    2. 飼う時の注意点
      1. 基本情報
  3. ② 飼いやすさが魅力!ハムスター
    1. 飼いやすいポイント
    2. 飼う時の注意点
      1. 基本情報
  4. ③ 人気急上昇のペット!ハリネズミ
    1. 飼いやすいポイント
    2. 飼う時の注意点
      1. 基本情報
  5. ④ 飼いやすいペットの定番!インコ
    1. 飼いやすいポイント
    2. 飼う時の注意点
      1. 基本情報
  6. ⑤ 人になつきやすい!フェレット
    1. 飼いやすいポイント
    2. 飼う時の注意点
      1. 基本情報
  7. ⑥ アンデスの歌うネズミ!デグー
    1. 飼いやすいポイント
    2. 飼う時の注意点
      1. 基本情報
  8. ⑦ 頬の膨らみが可愛い!シマリス
    1. 飼いやすいポイント
    2. 飼う時の注意点
      1. 基本情報
  9. ⑧ アクアリウムを楽しむ!熱帯魚
    1. 飼いやすいポイント
    2. 飼う時の注意点
      1. 基本情報
  10. ⑨ 可愛い甘えん坊!フクロモモンガ
    1. 飼いやすいポイント
    2. 飼う時の注意点
      1. 基本情報
  11. ⑩ 運動神経抜群の人気者!チンチラ
    1. 飼いやすいポイント
    2. 飼う時の注意点
      1. 基本情報
  12. ⑪ 人気再燃!ウーパールーパー
    1. 飼いやすいポイント
    2. 飼う時の注意点
      1. 基本情報
  13. ⑫ 命の尊さも伝える!カブトムシ
    1. 飼いやすいポイント
    2. 飼う時の注意点
      1. 基本情報
  14. ⑬ コミュ力抜群!ファンシーラット
    1. 飼いやすいポイント
    2. 飼う時の注意点
      1. 基本情報
  15. ⑭ コロコロして可愛い!モルモット
    1. 飼いやすいポイント
    2. 飼う時の注意点
      1. 基本情報
  16. ⑮ 熱帯魚界のアイドル!ミドリフグ
    1. 飼いやすいポイント
    2. 飼う時の注意点
      1. 基本情報
  17. ⑯ スキンシップ上手!文鳥
    1. 飼いやすいポイント
    2. 飼う時の注意点
      1. 基本情報
  18. 飼育で気をつけたいこと
    1. 繁殖をコントロールする!
    2. 出費を覚悟する!
    3. 動物病院を探す!
    4. 責任感を持つ!
    5. 命の最期を看取る
  19. 最後に

飼いやすいペットの条件は?

子どもがいる家庭で飼いやすいペット、一人暮らしで飼いやすいペットには共通している点があります。まずは、以下のポイントを確認してみてください。

おとなしいペット

子どもは大人では考えられないような大胆な行動をとることがあります。それに対して興奮しないような、おとなしいペットを選ぶとよいでしょう。ペットの習性を知って、動物が嫌がることを子どもがしないように、ママやパパは見守ってあげてください。

人になつきやすい

子どもはペットの飼育を通して、飼い主としての責任感を身につけたり、動物を愛おしむ思いやりを身につけたり。人になつきやすいペットだと、子どもも接しやすく、愛情を抱きやすいでしょう。ペットを迎えるようになって、家族内のコミュニケーションが増えるかもしれませんよ。

お世話が比較的ラク

子どもだけでペットの世話をするのは、難しいことも。ママやパパの手伝いが必要なことも考えて、ケージの掃除やエサやりなどお世話のしやすいペットを選びましょう。

鳴き声が小さく、室内のケージで飼える

鳴き声がうるさいと、子どもの睡眠や勉強の妨げになることが考えられます。また鳴き声の大きなペットは近隣への迷惑になることも。また、子どもがお世話すること、部屋を傷つけないことなども考慮して、ケージで飼えるペットを選ぶのがよいでしょう。

これらを踏まえて、子どもがいる家庭で飼いやすいペット、一人暮らしで飼いやすいペットを16種類紹介します。

① 不動の人気ペット!ウサギ

不動の人気をほこるウサギ!

ウサギは、大人になっても小型犬くらいの大きさ。ふわふわの毛と耳が可愛い、癒し系ペットです。一番人気のウサギは、絵本「ピーターラビット」の主人公にもなった「ネザーランドドワーフ」という種類。垂れ耳の「ホーランドロップ」も人気です。「ミニウサギ」という、いわゆる雑種のウサギは、色や柄、性格がさまざまで、純血種にはない楽しみがあります。
声帯がなく、大きな声で鳴く心配がありません。アパートやマンションなどの室内でも、飼いやすいペットですね。
仲良くなるコツは、しっかりと時間をかけてコミュニケーションをとること。ウサギは人になついてくると、家族の後ろを歩いたり、嬉しい時に飛び跳ねたり、かわいらしい仕草で甘えてきます。無表情なイメージもあるウサギですが、甘えん坊なのですね。

飼いやすいポイント

  • ◎ 温厚で飼いやすい!おとなしくて子どもでも接しやすい性格
  • ◎ 気持ちを読み取れて飼いやすい!ぷぅぷぅ、ぐぅぐぅと鼻を鳴らして感情表現
  • ◎ 室内でも飼いやすい!体臭少なめで鳴き声が小さめ
  • ◎ 手間がかからず飼いやすい!外で散歩をさせる必要なし
  • ◎ しつけができて飼いやすい!教えれば、決まった場所でトイレをするから安心

飼う時の注意点

  • △ 衛生管理に注意!トイレ、食器は毎日、ケージなどは定期的に掃除を
  • △ エサやり忘れに注意!絶食が1日以上続くと命の危機に
  • △ ストレスに注意!子どもが触る時は、そっと撫でるように
  • △ 温度管理に注意!適切な温度をキープ(温度15~25℃/湿度40~50%)
  • △ かじり癖に注意!電気コードや柱などをかじってしまうので気をつけて

ウサギの飼い主の声
飼い主の声

うちの子は、ツンデレでかなりの気分屋。美味しい食べ物が貰えそうなときは寄ってきてねだるけど、忙しくて1週間くらい遊び相手をしないと、もはや知らない人のように冷たくなります。気に入らないことがあって足ダンしたかと思えば、大好きな人の周りをくるくるまわることも。全身で感情表現をして、表情豊か、愛されることが大好きですよ。

基本情報

  • ● 平均寿命:約8年
  • ● 生涯費用の目安:約20~50万円
  • ● 食事:牧草とペレット(総合栄養食)
  • ● おもちゃ:かじり木

※種類によって異なるため、参考としてご活用ください。

② 飼いやすさが魅力!ハムスター

飼いやすさが魅力のハムスター

アニメ作品でもおなじみの「ハムスター」。懸命に回し車で遊ぶ姿や、食べ物を頬いっぱいに詰め込む姿に癒されます。知名度が高いハムスターは、ペットショップにてお手頃価格で買いやすいのも人気の理由。子どもがいる家庭におすすめのハムスターは、「ジャンガリアンハムスター」、「チャイニーズハムスター」。これらの種類は、おとなしい性格で人になつきやすいです。
エサやりは、1日1回程度でOK!体臭は比較的少なく、昼間はほとんど寝ていて、お世話がしやすいですよ。鳴き声は、キュッキュッと小さな声。静かなことから、ペットNGの賃貸住宅でも飼育許可が出るケースがあるそうです。
小動物のハムスターは、ケージ飼いが基本。ですが、時々ケージから出して、手のひらに乗せたり、床を歩かせたり…とスキンシップを取ることも。子どもでも、ペット初心者にも飼いやすいですよ。

飼いやすいポイント

  • ◎ 家計に響かず飼いやすい!初期費用や飼育費用がお手軽
  • ◎ 手間がかからず飼いやすい!!うんちはゴマくらいの小ささ
  • ◎ 体のサイズが小さくて飼いやすい!広い飼育スペースは不要
  • ◎ 室内でも飼いやすい!体臭少なめで鳴き声が小さめ
  • ◎ しつけができて飼いやすい!教えれば、決まった場所でトイレをするから安心

飼う時の注意点

  • △ 寝不足に注意!人間と活動時間が合わない夜行性
  • △ 逃走に注意!すばしっこく逃げて、狭い場所で寝てしまう可能性も
  • △ 甘え下手に注意!単独行動が好き。なつくのに時間がかかる個体も
  • △ ペットロスに注意!寿命が短く、早いお別れに悲しい思いをするかも
  • △ 異性複数飼いに注意!繁殖力が旺盛。同じケージにオス&メスを入れないように

ハムスターの飼い主の声
飼い主の声

うちの子は、好奇心が旺盛でとても活発。小屋の入り口を空けるとすぐに出ようとして落っこちたり、空いている隙間に頭を突っ込んだり、小屋の天井の金網にぶら下がったり。その動きを見ているだけで愛おしくて、時間が経つのを忘れてしまいます。グレー、ホワイト、イエローなど、色んな種類・毛色の子がいて、どれも可愛いですよ。

基本情報

  • ● 平均寿命:約2~3年
  • ● 生涯費用の目安:約3万円
  • ● 食事:ペレット
  • ● おもちゃ:かじり木、回し車

※種類によって異なるため、参考としてご活用ください。

③ 人気急上昇のペット!ハリネズミ

人気急上昇中のハリネズミ!

人気急上昇中のペットと言えば、ハリネズミ。「幸運のシンボル」とヨーロッパで親しまれ、日本でも飼育する人が増えてきました。ハリネズミは実はモグラの仲間で、まるまるとした姿に愛嬌たっぷりの表情が魅力。ポピュラーな品種は、「ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)」。
ハリネズミとコミュニケーションを取るのに、最初は時間がかかります。ですが、ハリネズミは少しずつ人に慣れて、飼い主の匂いや声を覚えてくれます。飼い主の手のひらにコロンと乗って、名前を呼ばれて振り返る。そんな姿をテレビやSNSで見て、可愛らしさにノックアウトされた人もいるでしょう。
ハリネズミのお腹にはふわふわの毛が生えていますが、背中には針のような毛が。背中のトゲトゲの毛は、怒った時には逆立ちますが、しばらくそっとしておくと元に戻ります。

飼いやすいポイント

  • ◎ なつくから飼いやすい!名前に反応するハリネズミも
  • ◎ 気持ちを読み取れて飼いやすい!ふんふん、ぴーぴーと鳴き声で感情表現
  • ◎ お留守番が得意で飼いやすい!共働きで留守にしがちでも安心
  • ◎ 体のサイズが小さくて飼いやすい!広い飼育スペースは不要
  • ◎ 室内でも飼いやすい!体臭少なめで鳴き声が小さめ

飼う時の注意点

  • △ トゲトゲに注意!子どもが触る時は、手袋の着用を
  • △ 警戒心に注意!飼い主の匂いに慣れさせて、関係性は徐々に深めて
  • △ 寒さが苦手・冬眠に注意!適切な温度をキープ(温度24~29℃/湿度40%以下)
  • △ ダニ症に注意!濡れタオルや足湯などで、こまめなケアが必要
  • △ かじり癖に注意!電気コードや柱などをかじってしまうので気をつけて

ハリネズミの飼い主の声
飼い主の声

ハリネズミの性格にもよるかもしれませんが、うちの子は、全然なついてくれません。飼い主にすり寄ってきたりせずに、ずっと1人で寝ているか散歩していて、我が道をいく感じ。それでも、とにかく本当に可愛い!小さく丸まっているなーと思ったら急に手足がニョキニョキっと生えてきます。ごはんを夢中で食べている姿がとにかく可愛いくて、たまらないです。

基本情報

  • ● 平均寿命:約2~5年
  • ● 生涯費用の目安:約15万円
  • ● 食事:専用フード、昆虫や野菜
  • ● おもちゃ:回し車、ヘチマ

※種類によって異なるため、参考としてご活用ください。

④ 飼いやすいペットの定番!インコ

飼いやすいペットの定番!インコ

今も昔もペットとして人気の高い、インコ。飼いやすい鳥類ペットの代表格です。子ども時代に、インコを飼った経験のあるママやパパもいるのでは?
インコはカラフルな羽毛に包まれて見た目が愛らしく、人が話す言葉を真似できるのが特徴。実は犬猫と同じくらい、知能の高いペットです。飼いやすいペットの中でも、インコは長生き。長い時間を一緒に過ごしたい人に、おすすめのペットです。
子どもでもお世話をしやすいインコは、エサやりがラクな大人のセキセイインコ。長生きなのは、オカメインコ。どちらも人になつきやすく、ピーと甘えた声で鳴いたり、飼い主の手に乗ったりと、愛情表現が豊かです。コミュニケーションを上手に取るコツは、カゴに近づく時はゆっくりと、目を見ながら声をかけてあげることです。

飼いやすいポイント

  • ◎ 人好きだから飼いやすい!人になつきやすくオープンな性格
  • ◎ 知能が高くて飼いやすい!人の顔を識別、言葉を真似ることも
  • ◎ しつけができて飼いやすい!根気よく教えれば、どんどん学習
  • ◎ 愛情表現豊かで飼いやすい!飼い主の髪を毛づくろいすることも
  • ◎ 体のサイズが小さくて飼いやすい!広い飼育スペースは不要

飼う時の注意点

  • △ 衛生面に注意!水・エサ入れは毎日、ケージなどは定期的に掃除を
  • △ 放鳥タイムに注意!窓を閉めないと外へ飛んでいくかも
  • △ 鳴き声に注意!日中、ずっと飼い主に話しかけるインコも
  • △ 噛み癖に注意!気に入らないことがあると噛みつくことも
  • △ 生活音に注意!水道の音や掃除機の音はストレスに

インコの飼い主の声
飼い主の声

うちの子はオカメインコで、セキセイインコよりもひと周り大きい中型インコです。雛から餌づけして育てれば手乗りになります。甘えん坊で本当に可愛くて、おまけに頭が良いです!言葉や口笛も覚えますよ。

基本情報

  • ● 平均寿命:約7~8年(さらに長生きするケースも)
  • ● 生涯費用の目安:約16~30万円
  • ● 食事:シード(種餌)
  • ● おもちゃ:ブランコ、鈴

※種類によって異なるため、参考としてご活用ください。

⑤ 人になつきやすい!フェレット

人になつきやすい!フェレット

子どもがいる家庭でもおすすめの飼いやすいペットといえば、イタチ科のフェレットです。犬猫の飼育が禁止されている集合住宅でも、鳴き声が小さく、足音も静かなフェレットは許可されている場合もあります。
初めは警戒心がありますが、時間をかけて優しく接してあげると飼い主になつき、一緒に遊びたがります。運動不足やストレス解消のために1日に2~3時間はケージから出して遊んであげましょう。
フェレットは家具のスキマや家電製品の後ろなど狭い場所を好む傾向があります。ケージから出すときは、サークルなどで行動範囲を制限します。
フェレットは、年一回感染症の予防接種が必要です。また、内臓の病気にもなりやすいと言われていますので、心配な場合はペット保険の加入を考えてもよいでしょう。

飼いやすいポイント

  • ◎ 人なつこくて飼いやすい!名前に反応。飼い主の後をついて歩くことも
  • ◎ 睡眠大好きで飼いやすい!1日16~18時間。共働きで留守にしても安心
  • ◎ 体のサイズが小さくて飼いやすい!広い飼育スペースは不要
  • ◎ 室内でも飼いやすい!鳴き声が響かない小さくて低い声
  • ◎ しつけができて飼いやすい!教えれば、決まった場所でトイレをするから安心

飼う時の注意点

  • △ 部屋での遊びタイムに注意!高所からの転落、誤飲対策を
  • △ 接し方に注意!視力・聴力が弱い。耳を触らない、大声を出さないように
  • △ 食べ物に注意!マカデミアナッツやチョコレートなどは絶対に避けて
  • △ 衛生管理に注意!消化器官が短くトイレ回数が多いため、ケージはこまめに掃除を
  • △ かじり癖に注意!電気コードや柱などをかじってしまうので気をつけて

フェレットの飼い主
飼い主の声

ふだんはケージの中でほとんど寝ています。遊んでほしい時は、飼い主をじっと見つめケージにしがみついて、全身で猛アピール!猫じゃらしで遊んだり、子どもと追いかけっこをしたり。テンションが上がると「クックック」とわずかに聴こえる声を出します。
一ヶ月に一度お風呂に入れても、肉食のためか常に独特の体臭があります。この匂いが気になる・・・という方もいますが、私は匂いより可愛さが勝るので気になりません!

基本情報

  • ● 平均寿命:約6年~10年
  • ● 生涯費用の目安:約20万円
  • ● 食事:専用フード
  • ● おもちゃ:トンネル

※種類によって異なるため、参考としてご活用ください。

⑥ アンデスの歌うネズミ!デグー

人気急上昇中のデグーは、げっ歯目のテンジクネズミ亜目のデグー科。ハムスターよりも知能が高く、コミュニケーション上手なことから、子どものいる家庭でも飼いやすいのではないでしょうか。
「アンデスの歌うネズミ」と言われるのは、鳴き声によって喜怒哀楽の感情を表現するから。感情表現が豊かで、鳴き声の種類は15~20種類ほどと言われています。嬉しい時は「ぴぷぴぷ」、怒っている時は「ぷぎ」、甘えている時は「ぴるぴる」、寂しい時は「きゅー」など、可愛い鳴き声を持っています。
野菜や果物を与えると、高カロリーで糖尿病を引き起こすかもしれません。また日射病・低体温症・熱中症などの病気のリスクも。デグーを診てくれる動物病院は限られています。ペットとして迎えたら、万が一に備えてあらかじめ医療機関を探しておくのがいいですね。

飼いやすいポイント

  • ◎ 社会性が高く飼いやすい!手の上に乗せたり、優しく撫でたりスキンシップが楽しい
  • ◎ 温厚な性格で飼いやすい!おとなしくて子どもでも接しやすい
  • ◎ 気持ちを読み取れて飼いやすい!明るく歌うような鳴き声は上機嫌の証拠
  • ◎ きれい好きで飼いやすい!体臭は少なめ、砂浴びをするのが習慣
  • ◎ 知能が高くて飼いやすい!ボール転がしやハシゴ渡りなど芸達者

飼う時の注意点

  • △ しっぽに注意!皮膚が弱め。しっぽは絶対に引っ張らないこと
  • △ 温度管理に注意!適切な温度をキープ(温度20~25℃/湿度50%)
  • △ かじり癖に注意!電気コードや柱などをかじってしまうので気をつけて
  • △ 警戒心に注意!いきなり触ろうとすると怖がって逃走、優しく接して
  • △ 生活音に注意!テレビの音や掃除機の音はストレスに

デグーの飼い主
飼い主の声

近所のホームセンターで出会って、一目惚れで購入しました。コロコロしていてプ二プ二、リラックスモードのとろけた目がたまりません!個体差もあるかもしれませんが、うちの子は全くかじらないし、すり寄ってきて手の上で寝るほどなついています。ご機嫌な時は「ピピピ」と鳴くなど感情豊かで、見ているだけでニヤニヤしてしまいます。

基本情報

  • ● 平均寿命:約8~10年
  • ● 生涯費用の目安:約17万円
  • ● 食事:専用フード、牧草
  • ● おもちゃ:かじり木、トンネル

※種類によって異なるため、参考としてご活用ください。

⑦ 頬の膨らみが可愛い!シマリス

頬の膨らみが可愛い!シマリス

木の実をほおばる姿が愛くるしいシマリスは、ネズミ目リス科シマリス属。野生動物の性質が残ると言われるシマリスですが、室内で飼えて、大きな声で鳴く心配はないそう。警戒心はあるものの、安心できる飼主には、なつくと言われています。
シマリスをペットとして飼う家庭が増えていますが、気をつけたいのは秋冬シーズン。この時期のシマリスは縄張り意識が強くなり、ふだん大人しい性格の子でも凶暴になることが。子どもがシマリスの近くで大きな声を立てたり、ムリに触ろうとしたりすると、噛まれる心配があります。また尻尾は強く引っ張ると、ちぎれるかもしれません。子どもには、シマリスに優しく接するよう言い聞かせましょう。
冬眠を防ぐには、冬場は夕方も電気をつけて日照時間を夏場と同じに。巣箱にペットヒーターなどを設置するのもよいでしょう。

飼いやすいポイント

  • ◎ なつくから飼いやすい!子リスから飼うと信頼関係を築きやすい
  • ◎ 昼行性で飼いやすい!早寝早起き。健康的な生活リズムを守れる
  • ◎ お留守番が得意で飼いやすい!共働きで留守にしがちでも安心
  • ◎ 気持ちを読み取れて飼いやすい!ほろっ、きゅると鳴いて感情表現
  • ◎ 体のサイズが小さくて飼いやすい!ケージ内で飼育できる

飼う時の注意点

  • △ 飼育環境に注意!上下に動き回る習性。高さのあるケージを用意
  • △ 施錠に注意!脱走癖あり。ケージや家の窓は施錠を
  • △ タイガー期に注意!狂暴化する秋冬は発情期の影響、かまわずそっとしてあげること
  • △ 寒さが苦手・冬眠に注意!適切な温度をキープ(温度20~26℃/湿度40~60%)
  • △ かじり癖に注意!電気コードや観葉植物をかじられないように片づけを

シマリスの飼い主
飼い主の声

ご飯食べる可愛い姿を見るだけでキュンキュンします。タイガー期(秋冬)の間は触れないのは悲しいけど、ケージの中で元気に飛び回ったり、寛いだり、いろんな姿を見て楽しんでます。親バカかもしれないけど、どんな角度から写真を撮っても良い顔をしてくれるので、スマホの写真データはわが子(シマリス)でいっぱいです。

基本情報

  • ● 平均寿命:約6~10年
  • ● 生涯費用の目安:約18万円
  • ● 食事:リス用ペレット
  • ● おもちゃ:かじり木、ハンモック

※種類によって異なるため、参考としてご活用ください。

⑧ アクアリウムを楽しむ!熱帯魚

アクアリウムを楽しむ!熱帯魚

すいすいと泳ぐ姿に癒される熱帯魚。手間のかかるイメージもありますが、種類によっても飼いやすさは変わります。
初心者でも飼育しやすい熱帯魚といえば、「カージナルテトラ」「プラティ」が代表的。「カージナルテトラ」は、丈夫で性格も温厚。水質変化に強く、食べるエサの範囲が広くて飼いやすいと言われています。「プラティ」は小型の水槽でも飼育可能な熱帯魚。寒さにも強く、水質変化にも影響を受けにくいのが特徴です。
熱帯魚の飼育には、水槽・水槽台・照明など飼育セットをまず揃えること。美しい水草を水槽にレイアウトすれば、子どもにとって魚への思いやりの心の育成だけではなく、創造性の育みにも。水の世界にストーリーを感じるような子どももいるかもしれません。

飼いやすいポイント

  • ◎ 静かなペットで飼いやすい!室内で暴れないから安心
  • ◎ 水槽内で完結できて飼いやすい!広い飼育スペースは不要
  • ◎ 室内でも飼いやすい!鳴き声や匂いの心配なし
  • ◎ 観賞用としても飼いやすい!部屋のおしゃれなインテリアに
  • ◎ 手間がかからず飼いやすい!外で散歩をさせる必要なし

飼う時の注意点

  • △ 飼育環境に注意!ろ過フィルター、ヒーターで調節が必要
  • △ 水換えに注意!魚の数やエサの量などに合わせて適切な頻度などをしっかりチェック
  • △ 水温&水質管理に注意!適切な温度をキープ(温度26℃前後)
  • △ 電気代に注意!年間を通して水温や環境を一定に保つための光熱費も考慮に
  • △ 異性複数飼いに注意!繁殖力が旺盛なので、同じ水槽にオス&メスを入れない

熱帯魚の飼い主
飼い主の声

ネオンテトラ5匹と、水槽のコケ取りをしてくれると言われるエビ(2~3㎝ほど)2匹を同じ水槽で飼っています。在宅勤務中、疲れた時に水槽を眺めると気分がすっきりします。そういえばこの前地震で水槽が揺れて、その下にあったハムスターのケージがびしょ濡れに!もし電子機器があったら壊れていたかもしれません。これから熱帯魚を飼われる方は、不可抗力も想定し、水槽の設置場所はよく考えることをおすすめします。

基本情報

  • ● 平均寿命:約1~10年
  • ● 生涯費用の目安:約50万円
  • ● 食事:人工飼料
  • ● おもちゃ:アクアリウム用オーナメント

※種類によって異なるため、参考としてご活用ください。

⑨ 可愛い甘えん坊!フクロモモンガ

ちょっと間の抜けた顔がなんとも愛らしいウーパールーパー。1985年頃にテレビで取り上げられたことがきっかけで大ブームに

こぼれ落ちそうな大きな瞳が愛くるしいフクロモモンガ。見た目はネズミやリスのように見えますが、有袋類なので、カンガルーやコアラの仲間でお腹に子どもを育てる袋を持っています。
恐がりだけど人懐っこい性格が特徴。夜行性のため、日中は静かな環境を整えてあげ、活動時間である夜に触れ合う時間を作るようにするとよいでしょう。
フクロモモンガは昆虫などを中心とした雑食だと言われています。専用食がなければ、昆虫食動物用フードやドッグフード・キャットフードなどを主食に。副食として野菜・果物や昆虫、種実類を与えるようにしましょう。
フクロモモンガは、独特のニオイを出してコミュニケーションをとる習性があります。ニオイが苦手な人は難しいかもしれませんが、こまめな掃除と換気をおこなうことで対策は可能です。

飼いやすいポイント

  • ◎ 睡眠大好きで飼いやすい!1日18時間前後。共働きで留守にしても安心
  • ◎ 社会性が強くて飼いやすい!触れ合いを大切にすれば飼い主と強い絆に
  • ◎ 撫でられ好きで飼いやすい!警戒心がとければ、手に乗ってくれることも
  • ◎ 気持ちを読み取れて飼いやすい!ちきちきは好意、ぷくぷくで喜びを表現
  • ◎ 手間がかからず飼いやすい!抜け毛があまり気にならなくて掃除がラク

飼う時の注意点

  • △ 屋外遊びに注意!飛んで逃げるかも。外では寄生虫や感染症のリスクも
  • △ 単独飼育に注意!寂しいとストレスに。複数頭一緒に飼う方がおすすめ
  • △ 退屈に注意!好奇心旺盛な動物。運動やおもちゃ遊びができる環境が必要
  • △ 飼育環境に注意!上下に動き回る習性。高さのあるケージを用意
  • △ 温度管理に注意!適切な温度をキープ(温度24~27℃/湿度50%前後)

フクロモモンガの飼い主
飼い主の声

指をギュッと掴む姿、布団でまん丸になって寝る姿、エサを食べる姿、とにかく何をやってもたまらなく可愛くてキュンキュン。スマホ片手に毎日追いかけてしまいます。ケージの外に出すと、飛膜を広げて飛びます!ただし、そこらへんのものを嚙んでしまうので、ちゃんと見張っていないと危険。ニオイ対策は、定期的にケージの掃除、ペット用消臭シートやスプレーを使っています。

基本情報

  • ● 平均寿命:約8年
  • ● 生涯費用の目安:約30万円
  • ● 食事:ペレット
  • ● おもちゃ:はしご

※種類によって異なるため、参考としてご活用ください。

⑩ 運動神経抜群の人気者!チンチラ

チンチラというとペルシャ猫を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、ここでご紹介するのは、ネズミやモルモットの仲間であるチンチラです

チンチラというとペルシャ猫を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、ここでご紹介するのは、ネズミやモルモットの仲間であるチンチラです。
きちんと環境を整えて迎えてあげれば人生のパートナーとして長くおつきあいできます。
好奇心旺盛で運動神経抜群なため、1m位は軽く跳躍します。また、チンチラの健康を維持するために、砂遊びは欠かせません。人間でいうお風呂のようなもので、砂遊びをすることで体毛のゴミや汚れを落としています。「チンチラサンド」または「チンチラダスト」を用意し、専用容器に入れて毎日5~10分ほど砂遊びの時間を取ってあげてください。
おやつに少量の種子類や果物を与えるようにしましょう。水分の多い食べ物は苦手なため、避けた方がよいです。おやつタイムでコミュニケーションがとれれば、より仲良くなれますよ。

飼いやすいポイント

  • ◎なつくから飼いやすい!警戒心がとければ膝や肩の上に乗ってくれることも
  • ◎気持ちを読み取れて飼いやすい!嫌なものは手で払いのける分かりやすい感情表現
  • ◎昼間は寝ていて飼いやすい!共働きで留守にしがちでも安心
  • ◎室内でも飼いやすい!体臭少なめで鳴き声が小さめ
  • ◎知能が高くて飼いやすい!名前を覚え、エサの時間をしっかり記憶

飼う時の注意点

  • △ 衛生管理に注意!トイレ回数が多いので、ケージ下のトレイは毎日掃除を
  • △ 温度管理に注意!適切な温度をキープ(温度15~22℃/湿度40%未満)
  • △ 夜行性に注意!夜間もケージ内で飛び回り、運動大好き
  • △ かじり癖に注意!家具・電気コードなどをかじってしまうことも
  • △ 生活音に注意!テレビなど大きな音はチンチラにとってストレスに

チンチラの飼い主
飼い主の声

うちの子は、よく食べ、よく寝る、元気な子で、よく私の膝の上で毛繕いしています。名前を呼べば駆け寄ってくっついてくるし、仲良くなるにつれて良い顔をたくさん見せてくれるようになってきました。柱をかじられても愛おしい・・・。ただ、先日1日家を空けたら拗ねてしまって食事拒否!仲良くなり過ぎも注意が必要かもしれません。

基本情報

  • ● 平均寿命:約15~20年
  • ● 生涯費用の目安:約36万円
  • ● 食事:牧草とペレット
  • ● おもちゃ:ステージ、かじり木

※種類によって異なるため、参考としてご活用ください。

⑪ 人気再燃!ウーパールーパー

ちょっと間の抜けた顔がなんとも愛らしいウーパールーパー。1985年頃にテレビで取り上げられたことがきっかけで大ブームに

ちょっと間の抜けた顔がなんとも愛らしいウーパールーパー。両生類のサンショウウオの仲間で、幼体のまま成熟する珍しい生態です。
1985年頃にテレビで取り上げられたことがきっかけで大ブームに。水族館やデパートの屋上などあちこちで見かけるようになりました。その後、飼育が難しいということもあり下火になりましたが、最近では飼育設備も整い、飼いやすくなってきたことから、人気が再燃しています。
飼育のポイントは、水の交換頻度とエサの量、そして水温のコントロール。エサは、1日1回両生類用の人工餌を与え、成長に合わせて数日おきにしても大丈夫です。慣れてくると、飼い主の手やピンセットからあげるエサを食べてくれるようにもなります。食べ残したエサは、水槽から取り出してあげましょう。

飼いやすいポイント

  • ◎ 丈夫な体で飼いやすい!きれいで冷たい水があれば病気になりにくい
  • ◎ 反応があって飼いやすい!手渡しのエサを食べてくれることも
  • ◎ 最低限の水換えで飼いやすい!総水量の1/3を新しい水と交換するだけ
  • ◎ エサ忘れの心配いらずで飼いやすい!数日ならエサがなくても大丈夫
  • ◎ お留守番が得意で飼いやすい!共働きで留守にしがちでも安心

飼う時の注意点

  • △ 飼育環境に注意!25cmほどの体長に成長。45cm水槽の用意を
  • △ エサのあげすぎ注意!食べすぎは消化不良に。お腹の張りを見て量を調整
  • △ 水質管理に注意!ろ過装置を設置して、水質に配慮を
  • △ 水温管理に注意!水槽用クーラー・ヒーターで調整(温度10~20℃)
  • △ 複数飼いに注意!基本は一匹で飼育を。複数飼いすると共食いの恐れあり

ウーパールーパーの飼い主
飼い主の声

出会いは2年前、ウーパールーパーが欲しくていろんなペットショップをまわったけど、なかなかいない!いたとしても、色やサイズが自分の希望と合わなくて。諦めかけたときに出会って一目惚れ、我が家に迎え入れたのがこの子でした。あんなにちっちゃくて可愛かったのに、2年ですっかり大きくなりました。友達からは「グロい」と言われますが・・・。近づくと寄ってくるし、おかしな格好で寝ているし、エサを食べる姿も、何気なく見せる顔もおもしろいし愛嬌たっぷりです。

基本情報

  • ● 平均寿命:約10年
  • ● 生涯費用の目安:約4万円
  • ● 食事:人工飼料
  • ● おもちゃ:土管

※種類によって異なるため、参考としてご活用ください。

⑫ 命の尊さも伝える!カブトムシ

子どもが大好きな昆虫といえばカブトムシ。ニオイや鳴き声もないため、とても飼いやすいといえるでしょう

子どもが大好きな昆虫といえばカブトムシ。カブトムシの世話を子どもに任せることで、命を預かる責任感を学ぶ機会に。寿命の短いカブトムシですが、世話をしていたカブトムシの死を経験して、悲しいという感情を経験する情操教育にもなるでしょう。
カブトムシを飼うのに用意するのは、飼育ケース、昆虫マット、エサとなる昆虫ゼリー、エサ台、転倒防止材(登り木など)、霧吹きなど。これらの飼育に必要な道具は、100円ショップやホームセンターなどでも販売されています。
カブトムシは、直射日光の当たらない涼しい場所で飼育ケースに入れて飼います。土の様子を見て、乾燥していたら霧吹きで湿らせてあげましょう。
カブトムシは同じ空間の中に複数匹いると、けんかに。1つの飼育ケースで飼うのは1~2匹までにすることをおすすめします。

飼いやすいポイント

  • ◎ 自由研究のテーマとしても飼いやすい!虫の生態を知ることができるよい経験に
  • ◎ 情操教育の一環としても飼いやすい!子どもが飼育作業に関わりやすい
  • ◎ 家計に響かず飼いやすい!初期費用や飼育費用がお手軽で飼いやすい
  • ◎ 体のサイズが小さくて飼いやすい!広い飼育スペースは不要
  • ◎ 手間がかからず飼いやすい!迎え入れ準備が簡単。お世話が比較的ラク

飼う時の注意点

  • △ 脱走に注意!ケースをしっかりと閉めないと、脱走の恐れあり
  • △ 直射日光に注意!暑さが苦手。家の中の涼しい場所で飼育を
  • △ 乾燥に注意!昆虫マットの表面が湿るくらいに霧吹きを
  • △ 不衛生に注意!昆虫マットの手入れをしないとコバエが発生することも
  • △ オス同士の複数飼いに注意!メスやエサの奪い合いでけんかになることも

カブトムシの飼い主
飼い主の声

「カブトムシが飼いたい!」と子どもが言ったため、知人からオス・メス1匹ずつ譲ってもらいました。飼い始めて2週間弱で産卵、その後メスはあっという間に死んでしまい、オスは1ヶ月半ほど頑張ってくれました。今は幼虫の孵化を待っています。カブトムシの成虫は1~2ヶ月しか生きられないので、しっかり世話をして命を大切にするように子どもに言っています。

基本情報

  • ● 平均寿命:約1~3ヶ月
  • ● 生涯費用の目安:約2000円
  • ● 食事:昆虫ゼリー、バナナ
  • ● おもちゃ:朽ち木

※種類によって異なるため、参考としてご活用ください。

⑬ コミュ力抜群!ファンシーラット

ドブネズミをルーツに持ち、家庭用ペットとして品種改良されたファンシーラット

ドブネズミをルーツに持ち、家庭用ペットとして品種改良されたファンシーラット。野生のドブネズミとは異なり、安全な環境で繁殖されたペットで、じわじわと人気が出ています。ファンシーラットの魅力は、毛色や毛皮のバリエーションが豊かなこと。ホワイト・シナモン・オレンジなどの毛色、頭だけ色がつく模様、頭から背骨まで色がつく模様など、さまざまなビジュアルが楽しめます。
哺乳網ネズミ科クマネズミ属に分類され、手のひらに収まる程度に成長。群れで行動することを好むファンシーラットは、多頭飼いがしやすいでしょう。また、コミュニケーション能力や学習能力が高く、芸を覚えるファンシーラットもいるそう。
ファンシーラットの運動不足解消のためには、ケージから出して室内での散歩が大切。とことこ歩く姿にメロメロになってしまうかもしれません。

飼いやすいポイント

  • ◎ なつくから飼いやすい!警戒心がとければ犬のようになつく個体も
  • ◎ 丈夫な体で飼いやすい!埃っぽい環境だけ気をつければ病気になりにくい
  • ◎ 甘えん坊で飼いやすい!足にしがみつく&肩によじ登ってくることも
  • ◎ 社会性が高く飼いやすい!コミュニケーション上手。優しく撫でられるのが好き
  • ◎ 室内でも飼いやすい!体が片手サイズ・鳴き声が小さめで夜もおとなしい

飼う時の注意点

  • △ 脱走に注意!身体が柔らかく、狭いスキマでも平気で通過
  • △ かまい忘れに注意!寂しがり屋で、触れ合いがないと体重が減ってしまうことも
  • △ サイズ感に注意!体長20~25cm!意外と大きい!飼育スペースの検討を
  • △ 異性複数飼いに注意!交配が簡単。同じケージにオス&メスを入れないように
  • △ かじり癖に注意!服・柱・家具・電気コードなどをかじってしまうことも

ファンシーラットの飼い主の声
飼い主の声

ファンシーラットを2頭飼っていますが、やんちゃな男の子とマイペースな女の子と個性さまざま。2頭とも甘えん坊で、私からずっと離れたくないみたい。名前を呼んだら、嬉しそうな顔でこちらを見てくれます。初めてペットを迎えましたが、飼育スペースが広く取れなくても大丈夫なので思っていたよりも飼いやすいです。

基本情報

  • ● 平均寿命:約2~3年
  • ● 生涯費用の目安:約3万円
  • ● 食事:ペレット
  • ● おもちゃ:ハンモック

※種類によって異なるため、参考としてご活用ください。

⑭ コロコロして可愛い!モルモット

ヨーロッパでは約400年前からペットとして親しまれているモルモット

ヨーロッパでは約400年前からペットとして親しまれているモルモット。コロコロとした体形に短い手足が可愛い、テンジクネズミ科の動物です。ずん胴で毛が長いのは「ショートモルモット(イングリッシュモルモット)」、短い毛は「テディモルモット」です。サイズはハムスターより一回り大きく、体長は約20~40cm。
警戒心が強いと言われているモルモットですが、生後1~2か月の赤ちゃんの頃から飼い始めると、なついてくれることも。焦らず、コミュニケーションをとってあげてください。
モルモットはおとなしい性格で、比較的初心者でも飼いやすいペット。群れで暮らすことを好みますが、飼い主にひとたびなつくとコミュニケーション上手な一面も。嬉しい時に飛び跳ねるようにするジャンプは、モルモット愛好家の間では「ポップコーンジャンプ」と呼ばれています。

飼いやすいポイント

  • ◎ なつくから飼いやすい!警戒心がとければ手にすり寄る&名前に反応
  • ◎ 社会性が高く飼いやすい!仕草や鳴き声でコミュニケーションを
  • ◎ 温厚な性格で飼いやすい!おとなしくて子どもでも接しやすい
  • ◎ 昼間は寝ていて飼いやすい!共働きで留守にしがちでも安心
  • ◎ 室内でも飼いやすい!体臭少なめで鳴き声が小さめ

飼う時の注意点

  • △ エサの量に注意!小動物なのに大食い!エサ代が予想以上にかかることも
  • △ エサ忘れに注意!絶食をすると腸内環境が乱れ一気に体調を崩すことも
  • △ 食べ物に注意!玉ねぎ・ニラ・生の豆・アボカド・ニンニクなどは食べさせない
  • △ 不衛生に注意!大食いでトイレ回数が多い。ケージをこまめに掃除を
  • △ 温度管理に注意!適切な温度をキープ(温度18~24℃前後/湿度40~70%)

モルモットの飼い主の声
飼い主の声

うちの子は、おとなしくてのんびり屋さん。ほとんど走っているのを見たことがないくらいです。ちょこんとした手足でもそもそと一生懸命に歩いている様子に毎日癒されています。私の姿が見えなくなると「キューキュー」、おやつが欲しいと「プイプイ」と鳴きます。意外と感情表現が豊かなんですよ。

基本情報

  • ● 平均寿命:約4~8年
  • ● 生涯費用の目安:2万円~5万円
  • ● 食事:牧草とペレット
  • ● おもちゃ:かじり木

※種類によって異なるため、参考としてご活用ください。

⑮ 熱帯魚界のアイドル!ミドリフグ

ミドリフグは、飼育する水槽サイズによって影響は受けるものの、成長しても15センチ程度の大きさ。

フグ科に分類されるミドリフグですが、食用のトラフグとは異なり、自宅で飼いやすい魚です。
人気の理由は、なんといっても可愛らしい見た目。黄緑色の体色と黒い水玉模様が特徴で、寝ている時や体調が悪い時は、個体差はあるもの、お腹がぷくっとまんまるに膨らみます。また、雑食性で基本的に何でも食べてくれるというのも飼いやすさの理由。人工飼料もぱくぱくと食べてくれるでしょう。
ミドリフグは汽水域(海水と淡水の間の環境)を泳ぐ熱帯魚。定期的に歯を切ってあげる必要もありますが、熱帯魚の中でも長生きします。体調の変化が動き方や見た目に出やすく、熱帯魚を初めて迎える人にも飼いやすいかもしれません。可愛らしい見た目、そして飼いやすいペットの太鼓判が押される魚です。

飼いやすいポイント

  • ◎丈夫な体で飼いやすい!比較的に病気になりにくくて、長生き
    ◎体調チェックできて飼いやすい!お腹が黒くなると病気・ストレスの証拠
    ◎反応があって飼いやすい!飼い主にエサをねだる仕草が可愛らしい
    ◎最低限の水換えで飼いやすい!総水量の1/3を新しい水と交換
    ◎水槽内で完結できて飼いやすい!広い飼育スペースは不要

飼う時の注意点

  • △ 飛び出し注意!水槽からジャンプ。水槽にはふたをしっかりと
  • △ 塩分濃度に注意!水槽に海水の素を入れて、塩分を調節する
  • △ 飼育環境に注意!水温22℃以上。15cm程に成長。45㎝以上の水槽を用意
  • △ エサのあげすぎ注意!食べすぎで水質悪化。お腹の張りを見て量を調整
  • △ 混泳に注意!単独飼育をおすすめ。意外と凶暴でけんかになりやすい

ミドリフグの飼い主の声
飼い主の声

魚って人になつきにくいイメージがあるかもしれませんが、意外となつくんですよ。水槽に手をかざすと、うちの子はすいすいと寄ってきてくれます。機嫌がよい時は水槽を上下に泳いで行ったり来たり。お腹をボールのように膨らませて寝ていたり、休憩したりする時があるんですが、愛らしい姿につい笑っちゃいます。

基本情報

  • ● 平均寿命:約5~10年
  • ● 生涯費用の目安:約7万円
  • ● 食事:人工飼料
  • ● おもちゃ:隠れ家

※種類によって異なるため、参考としてご活用ください。

⑯ スキンシップ上手!文鳥

手乗り文鳥という言葉で知られているように、人とのスキンシップが上手な文鳥

手乗り文鳥という言葉で知られているように、人とのスキンシップが上手な文鳥。飼い主の手に乗るのは、信頼している証拠です。文鳥はセキセイインコより一回り小さく、約14㎝に成長します。
インドネシア原産のため寒さに弱いですが、暑さには比較的強いのが特徴。個体差はありますが、文鳥は病気をしにくい丈夫な小鳥で、基本的なお世話はケージの掃除とエサと水の取り換えだけ。ペットを初めて迎える家庭の子どもも、ムリせずにお世話ができるでしょう。淡い色合いの文鳥よりも、比較的原種に近いノーマル文鳥が丈夫で飼いやすいです。
明るく活発的で人になつきやすいですが、常にかまってほしい性格ではないため、共働き家庭でも迎えやすい文鳥。日中は忙しい家庭でも比較的飼いやすいと言えます。

飼いやすいポイント

  • ◎ なつくから飼いやすい!呼び鳴き&手や肩に乗ってくれる文鳥も
  • ◎ 昼行性で飼いやすい!健康的な生活リズムを守れて、早寝早起き
  • ◎ 気持ちを読み取れて飼いやすい!喉を鳴らす、歌やダンスで感情表現
  • ◎ 共働きの家庭でも飼いやすい!日中は留守でも留守番は平気
  • ◎ 室内でも飼いやすい!水浴び好きできれいなで、体臭少なめ

飼う時の注意点

  • △ スキンシップ忘れに注意!1日1回はケージから出すこと
  • △ 水入れの交換に注意!水浴び好きのため、水が汚れやすいため毎日交換を
  • △ 温度管理に注意!適切な温度をキープ(温度20~25℃/湿度50~60%)
  • △ 放鳥タイムに注意!窓を閉めないと外へ飛んでいくかも
  • △ 複数飼いに注意!文鳥同士で仲良くなり、飼い主と遊んでくれないことに

文鳥の飼い主の声
飼い主の声

うちの文鳥ちゃんは、私が帰るとすぐに「ピピッ」と鳴いて玄関まで飛んできます。台所で調理をしたり、ヨガをしたりするときも一緒。絶対かなうわけないのに「キャルルル」と大きなクチバシを開けて反抗しようとするところが、なんとも言えず愛らしいです。足の指で寝られてしまうと動かせずに足が痺れてしまうことも。とにかく全てが可愛く、癒やされまくりの文鳥ちゃんです。

基本情報

  • ● 平均寿命:約8~10年
  • ● 生涯費用の目安:約10万円
  • ● 食事:シードとペレット
  • ● おもちゃ:水浴びの容器

※種類によって異なるため、参考としてご活用ください。

飼育で気をつけたいこと

繁殖をコントロールする!

たとえば、ペットショップにいるほとんどのフェレットは、去勢・避妊手術が施されていますが、完全ではないようです。去勢・避妊手術は発情期に気性が荒くなるのを抑え、繁殖を防ぎます。オスとメスを一緒に飼う場合は、特に注意しましょう。繁殖させるとしても、お世話できる数を考えたうえで、十分な心構えと準備が必要です。

もし望まない繁殖をしてしまった場合、小動物であればショップで引き取ってくれるケースもあるので相談してみましょう。

出費を覚悟する!

気温の変化に弱いペットや、水温の変化に弱い熱帯魚にとっては、夏の暑さも冬の寒さも命とり。飼育にはエアコンやヒーターで、室内の温度を一定に保つことが大切です。光熱費のほか、エサ代やケージなどの飼育用品はもちろん、病気になった場合は治療費もかかります。経済的な面の覚悟がないと、飼うのは難しいかもしれません。

動物病院を探す!

ペットの命を守るために、診察可能な動物病院を調べておきましょう

犬や猫を診てくれる動物病院は見つかりやすいものの、小動物や魚を診察する動物病院は少ないのが現状。専門の獣医師がいる動物病院でないと、診察してくれません。ペットの命を守るために、診察可能な動物病院を調べておきましょう。そして病気になってしまった場合、治療費が高額になるリスクも。もしもに備えて、ペット保険に加入してもよいですね。

責任感を持つ!

ペットを飼ってみてから、「想像していたのと違った」と感じる瞬間も。また飼い始めの頃はペットに夢中だった子どもが、途中でお世話をするのを面倒くさがるかもしれません。ペットを飼うのは楽しい時だけではなく、小屋の掃除や排泄物の処理など、面倒と思う時もあります。それが、生き物の命を預かるということです。動物保護センターには、飼主に見放されてしまったペットがあふれているという悲しい事実も。一生面倒を見る責任感を持って、ペットを迎えたいですね。

命の最期を看取る

人間よりも寿命の短い動物たち。残念ながら、ペットは飼主より先に天国にいってしまいます。「ペットロス」という言葉で表されるように、死のショックは大きいもの。ですが、ペットの最期を看取ることで、命の大切さを子どもに教えられるでしょう。

最後に

ペットが健やかに長生きするには、飼主の愛情はもちろん、飼育環境・運動量・食事がとても大切

ペットが健やかに長生きするには、飼主の愛情はもちろん、飼育環境・運動量・食事がとても大切。「可愛い!」という気持ちだけではなく、どんな時でもペットをお世話する覚悟が必要です。楽しいだけではありませんが、子どもがペットをお世話することで、責任感や生き物の命を学ぶ機会に。ペットを飼う長所・短所の両方を知って、ペットを可愛がってあげてくださいね。

文:林日向子

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