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高3、中3、小6の3人の子どもを育てるママでもあるラジオDJの堀江美穂さんが、読者のみなさんからのメッセージにお答えします。

ラジオDJ 堀江美穂(ほりえ・みほ)
愛知県名古屋市出身。2003年からZIP-FMのミュージック・ナビゲーターに。現在は「Bagel&M」(愛知北エフエム放送)、「太郎ちゃんの元氣がでるラジオ」(FM AICHI)に出演中。JADP認定チャイルドコーチングアドバイザーやJADP認定家族療法カウンセラー、保育士の資格も所有。Official Instagram
読者からのメッセージ
読者(57歳、女性)の方から
結婚して28年が経ちました。結婚当初から家事も、育児も、ほぼ私が行っていて、夫は仕事以外の時間をすべて趣味に使っています。
夫は、手は出さないのに、文句ばかり言ってきます。例えば、私と子どもが「飼いたい」と言ってお迎えした犬がいるのですが、どうしても都合のつかない時にお世話を頼むと、「無責任だ」「(人に頼むことを)当たり前だと思うなよ」と言います。さらに、落ちている犬の抜け毛を見て、「飼い主なんだから掃除しろ」と注意してきます。
また、ダンボールを捨てて来て欲しいと頼めば、「俺がネット通販を利用したわけじゃないのに」「何で俺が」と言われます。言い争いになり、私から義母に相談すると、夫に注意はしてくれるのですが、それに納得いかない夫は、義母に手を出すと言うのです。私が我慢すれば全て収まると思うのですが……。いつも夫の機嫌を気にしていて、自分が自分ではなくなっている気がします。
だんだん子育てが終わりに近づいて、今後の人生を考えた時、不安しかありません。どうしたらいいのでしょうか?
堀江さんのメッセージ
これまで30年近く、本当によく頑張ってきましたね。相談者さんがずっと我慢してきたから、ここまで結婚生活が続いていたのだと思います。そして、お子さんが成長し、この先を考えると、「このままでいいのか」と不安になる気持ちは、よく分かります。
少し勇気のいることですが、ここで1歩踏み出してみませんか。まずは夫婦で話し合う時間をつくって、これまでの思いや考えていること、今後の不安などを全部伝えてみてはいかがでしょう。お子さんがもう大きいのであれば、家族全員で話し合ったり、第三者を交えたりしてもいいと思います。
その話し合いの前に、出来ることは全部しておきましょう。相談者さんが今、どのような経済状態なのか分かりませんが、もし「経済的な不安から、夫と別れられない」という状況であれば、パートを探すなど、少しでもお金を稼ぐために動き出してください。もし、1人になった場合も、どんな相談窓口があって、どんな支援を受けられるのかも調べておくと安心ですね。
これまで30年近く一緒にいた相手なので、きっといい思い出も、家族としての情もあるのだと思います。でも、この先10年、20年と続いていく人生を、ずっと我慢しながら暮らしていくのは大変つらいことです。「自分が自分ではなくなっている気がします」というお言葉に、私自身、胸が締め付けられるような思いになりました。
言いたいことを全部伝えた上で、このまま結婚生活を続けるのか、ここで区切りをつけ、新しい1歩を踏み出すのか、最後はご自身が決めること。こうして相談してくださったことをきっかけに、思い切って1歩を踏み出してみてください。自分の気持ちを最優先に、じっくり考えてみてくださいね。明るい未来が開けることを祈っています。
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堀江さんが代表を務める子育てサークル「link M(リンクミー)」では、親同士が日々の困りごとや悩み、疑問を共有し合える場として、「みんなのしゃべり場」を開催しています。興味のある方はぜひInstagramをチェックしてくださいね。
