高2、中2、小5の3人の子どもを育てるママで、ラジオDJの堀江美穂さんが、読者のみなさんからのメッセージにお答えします。
読者からのメッセージ
読者(39歳、女性)の方から
小2と年長、2人の男の子を育てる母親です。小2の長男には重いぜん息があり、度々発作が出てしまうので、激しい運動を制限してきました。
小さな頃、「外で遊びたい!」と言う息子がかわいそうで、ついつい家の中で息子の好きなYouTubeを見せる時間が多くなり、それが習慣化してしまいました。そのためか、YouTube動画のような10分、15分と短い時間ならよいのですが、1時間以上の映画などは集中力が続かず最後まで見ることが出来ません。
今は小2ですが、もっと大きくなったら、テストや学校行事など、長時間座っていなくてはならない場面もあると思います。集中力を養うために、何かいい方法はありますか?
堀江さんのメッセージ
お子さんに重いぜん息があるとのこと、心配ですよね。きっとこれまで大変な思いをしてきたと思います。病気のことは専門のお医者さんにお任せするとして、私がお答えできる範囲でお話ししますね。
まずは、小2の男の子だったら、1時間、2時間、じっとしていられなくて当たり前じゃないでしょうか。うちの息子もそれくらいの年齢の時、アニメ映画を最後まで見ていられませんでした。
そして、集中力が続かない原因がYouTubeとは限りませんよね。年齢もあるし、その子の生まれ持った個性かもしれません。
ただ、原因の1つがYouTubeだとしたら、YouTube以外に家の中で楽しめることを探してみてはいかがでしょうか。本を読んだり、家族でゲームをしたり、お料理をしたり、意外なところから夢中になれるものが見付かるかもしれません。
そういう私も、わんぱくな息子に「集中力が身に付くかも」なんて下心もあり、そろばん塾へ通わせました。実際、集中力がついたかは、はなはだ疑問ではありますが……(笑)。だから、こちらのお母さんの気持ちはよく理解できます。
でも、子どもって、好きなものを見付けると、驚くくらいの集中力を発揮します。うちの息子はサッカーが好きなので、サッカーに関することには、ものすごく集中します。海外の選手の名前や得意なプレーなど、スラスラと出てきて、「いつの間に覚えたの?」と驚かされることもしょっちゅうです。
だから、息子さんももう少し成長して、興味のあることを見つけたら、自然と集中力が身に付くはず。今は息子さんにいろいろな経験をさせてあげて、興味の種を見付けることを優先してください。
ラジオDJ 堀江美穂(ほりえ・みほ)
愛知県名古屋市出身。2003年からZIP-FMのミュージック・ナビゲーターに。現在は「Bagel&M」(愛知北エフエム放送)、「太郎ちゃんの元氣がでるラジオ」(FM AICHI)に出演中。JADP認定チャイルドコーチングアドバイザーやJADP認定家族療法カウンセラー、保育士の資格も所有。
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