高2、中2、小5の3人の子どもを育てるママで、ラジオDJの堀江美穂さんが、読者のみなさんからのメッセージにお答えします。
読者からのメッセージ
読者(43歳、女性)の方から
中3の息子の母親です。息子は中学生になってから夜更かしをするようになり、今では深夜1時、2時ごろまで起きているようです。
私の方が早く寝てしまうので、一体何をしているのか分かりませんが、オンラインゲームをしたり、スマホでYouTubeを見たり、特に勉強しているわけではなさそうです。当然、朝は起きられず、遅刻することも度々。以前はしつこいくらいに注意していましたが、もう諦めました。
夫からも「今日は早く寝ろよ」と注意してはいますが、聞く耳を持ちません。今年から受験生なので、心配です。
堀江さんのメッセージ
何度も同じことを注意したり、行動を促したりするのは、いくら自分の子であっても大変ですよね。特に、忙しくて手が離せない時は、「もう、いいっか」となってしまう気持ちも分かります。
夜型の生活が一概に悪いとは考えませんが、「学校へ行く」という目標があるのなら、今の生活を見直す必要がありますね。とても根気がいることではありますが、一度腰を据えて、息子さんと話し合ってみてはどうでしょうか。そして、お互い納得のいくルールを決めてください。
ルールを決めたら、親も一緒になって守ること。例えば、「平日は23時までに寝る」と決めたら、家中の電気を消し、親も23時には寝る。「寝ろよー」なんて口だけで言っても、中3ともなれば、そう簡単には聞いてくれませんからね。
また、スマホの使用時間を決めるのもいいと思います。我が家では20時以降にはスマホを使えないように設定しています。
息子さんがただ単にゲームが好きで、夜更かししているだけなら、このような方法でいいと思います。でも、何かほかに、ゲームに没頭してしまうような理由はないでしょうか?
例えば、周りには言えないような気持ちをオンライン上で相談、発散しているなど、今、息子さんが抱えている思いがあるかもしれません。夜更かしという行動の裏に何が隠れているのか、よく観察してみてください。
先生に、学校での様子を聞いてみるのもいいですね。もし、何か問題を抱えているようでしたら、そこを解決することが最優先です。
息子さんが変わるためには、息子さん自身が動かなくてはなりませんが、そのための環境を整えたり、後押しをしたりするのが、きっと親の役割です。親御さんが諦めず、根気強く関わっていくことで、きっといい方向に向かうと思いますよ。

ラジオDJ 堀江美穂(ほりえ・みほ)
愛知県名古屋市出身。2003年からZIP-FMのミュージック・ナビゲーターに。現在は「Bagel&M」(愛知北エフエム放送)、「太郎ちゃんの元氣がでるラジオ」(FM AICHI)に出演中。JADP認定チャイルドコーチングアドバイザーやJADP認定家族療法カウンセラー、保育士の資格も所有。
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