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3人の子どもを育てるママでもあるラジオDJの堀江美穂さんが、読者のみなさんからのメッセージにお答えします。
読者からのメッセージ
読者(39歳、女性)の方から
小1と4歳の女の子のママです。働きながらの子育てで、毎日があっという間に過ぎていきますが、夫婦で協力しながら何とかやっています。
堀江さんにご相談したいのは、実家の母親との関係です。私の実家は車で30分ほどの距離にあり、母親がしょっちゅう孫の顔を見にやって来ます。
母親と私は昔から性格が合わず、学生の頃は気が強くて思い込みの激しい母親に怒られてばかりいました。そのせいか、私は無口で、自分の感情を表に出さないタイプです。夫や子どもたちの前では笑ったり、怒ったりすることもありますが、母親が一緒だと昔の自分に戻ってしまい、言葉がうまく出てきません。
母親は、私の娘たちに対しても、私にしてきたみたいに、大きな声で注意したり、小さな行動ひとつをとって大騒ぎしたりします。最近では、「今日、おばあちゃんが来るよ」というと、娘たちも嫌がるようになりました。正直、出来ればもう母親とは会いたくありません。どうすればいいでしょうか?
堀江さんのメッセージ
母親との関係に悩まれている人は少なくないですよね。本当に難しい問題です。私の母もどちらかというと口うるさい性格で、よく小言を言われた記憶があります。でも、明るくおしゃべり好きな母が口にする小言に対し、私は「また何か言ってる~」ぐらいで、あまり落ち込むようなことはありませんでしたね。
そんな私も母親になり、子どもたちが小さい頃は、「もう、何やってるの!」などと、大声で注意することもありました。特に自由人気質の長男には、いろいろ言ってしまうことが多かったですね。しかし、保育や心理学について学んでいくうちに私の考えも変わり、今ではドンと構えて、笑って過ごせるようになった気がします。
一方、母の性格は今もあまり変わりなく、子どもたちにうるさく言うことがあります。そんな時は、「今時の子育ては昔とは違うんだよ~。テレビでも言っていたよ」とか、それとなく伝えるようにしました。すぐには直らないですが、言い続けることが大切だと思っています。
少し勇気が必要ですが、お子さんを守ると思って、お母さんに気持ちを伝えてみませんか? 直接言うのが難しければ、「そんなに怒らなくてもいいのに~」など、ひとり言のようにつぶやいてみてもいいかもしれません。それでも変わらないのなら、お母さんとは少し距離をとってみてもいいと思います。
お盆と正月の数時間だけ会ったり、テレビ電話で孫の顔を見せてあげたりするだけでも十分。「親だから……」や「育ててもらったのに」など、自分を責める必要はないですよ。お母さんといい関係を続けられるのがベストですが、1番大切なのは自分の気持ちと家族を守ることです。あなたが笑顔でいられる選択をしてください。心のもやもやが晴れて、心穏やかに過ごせることを願っています。
ラジオDJ 堀江美穂(ほりえ・みほ)
愛知県名古屋市出身。2003年からZIP-FMのミュージック・ナビゲーターに。現在は「Bagel&M」(愛知北エフエム放送)、「太郎ちゃんの元氣がでるラジオ」(FM AICHI)に出演中。JADP認定チャイルドコーチングアドバイザーやJADP認定家族療法カウンセラー、保育士の資格も所有。
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