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高2、中2、小5の3人の子どもを育てるママで、ラジオDJの堀江美穂さんが、読者のみなさんからのメッセージにお答えします。
読者からのメッセージ
読者(43歳、女性)の方から
夫と中1の息子の3人家族です。実家の両親はともに70代ですが、記憶力や運動機能の低下が目立つようになり、ふとした時、「そろそろ介護が始まる?」と不安になります。
しかし、本人たちは「まだまだ若い!」と思っていて、なかなか衰えを認めません。両親の気持ちも分かるので、なかなか具体的な話をすることが出来ず、不安ばかりが募っていきます。
これからに向け、少しずつ話し合っていきたいと思っていますが、どんな言葉をかければいいでしょうか?
堀江さんのメッセージ
年齢を重ねるにつれ、私の周りでも、「親の介護が……」という話題が出るようになりました。介護が始まりそうな現状に不安があるということですが、具体的にどんなことが不安ですか?
「介護が始まったら、仕事はどうするの?」とか、「いくらお金がかかるんだろう」とか、不安の中身を1つ1つ書き出してみるとことをおすすめします。
そして、それを解決するためには、どこに相談すればいいのか。どんな施設があって、どのようなサービスを受けられるのか。一体、いくらお金が必要なのか。順番に情報を集めていきましょう。
また、きょうだいがいるなら、きょうだい間で両親の介護について、具体的に話し合ってみてください。「自宅で介護するのか」「施設に入れるのか」「実家の家はどうするか」など、まずは両親のいないところで話をして、認識をそろえておくことも大切だと思います。
準備が整ったら、いよいよ両親と話をしてみてください。「まだ若い」と思っている両親には切り出しづらいかもしれませんが、そこは親子ですから。遠慮せず、本音でぶつかっていいと思いますよ。
人は誰しも衰えていきます。老後を考えることは決してネガティブな事ではありません。ですから話す時は、「体が動かなくなったら、どうする?」というマイナスな話ではなく、「この先も楽しく生きていくための準備をしよう!」とポジティブな話題から入るのがいいですね。きっとスムーズに話し合いが出来るはずです。
両親が元気なうちに、しっかりと話し合い、いい方向に進むことを願っています。
ラジオDJ 堀江美穂(ほりえ・みほ)
愛知県名古屋市出身。2003年からZIP-FMのミュージック・ナビゲーターに。現在は「Bagel&M」(愛知北エフエム放送)、「太郎ちゃんの元氣がでるラジオ」(FM AICHI)に出演中。JADP認定チャイルドコーチングアドバイザーやJADP認定家族療法カウンセラー、保育士の資格も所有。
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