「反抗期の娘に気を使い過ぎてしまう」

「反抗期の娘に気を使い過ぎてしまう」

高2、中2、小5の3人の子どもを育てるママで、ラジオDJの堀江美穂さんが、読者のみなさんからのメッセージにお答えします。

読者からのメッセージ

読者(43歳、女性)の方から

中2の次女が、中学生になったあたりから反抗的な態度をとるようになりました。

いつもイライラしていて話しかけても無視されるので、今では学校や部活についての連絡事項すら直接聞くことが出来ません。仕方なく同じ学校・部活の子がいるママ友に、「何かあったら、私にも教えてね」とお願いしている状況です。

学校やお友達の前ではニコニコと楽しそうにしているのですが、私や夫、近所に住んでいる私の両親の前だとムスッとしています。今では「次女の機嫌を損ねないように」と気を使い過ぎてしまいます。

ちなみに高1の長女には未だ反抗期がなく、よく話しますし、2人で買い物に出掛けることもあります。どうして姉妹なのにこれほど違うのでしょうか?

堀江さんのメッセージ

「反抗期の娘に気を使い過ぎてしまう」

これくらいの年齢の子であれば、よくある話だと思います。お姉ちゃんにはそういう時期がなかったので、戸惑っているのかもしれませんが、反抗期というのは、大人になるための準備期間。「しっかり成長しているんだな」という気持ちで、見守ってあげてください。

娘さんに気を使ってしまうということですが、無理に話しかけなくてもいいと思いますよ。学校や部活について、本当に必要な情報であれば、直接保護者あてに届くだろうし、もし娘さんが伝えてこなくて、何か困ったとしても、それは本人の責任。別に突き放すわけではなく、彼女に任せて、親御さんはそばで見守ってあげたらいいと思います。

「反抗期の娘に気を使い過ぎてしまう」

少し気になるのは、お母さんの中に、「お姉ちゃんは素直でいい子なのに」と、姉妹を比較してしまう気持ちはありませんか? 反抗期の真っただ中である娘さんは、とても感性が研ぎ澄まされていて、周りの空気を敏感に感じ取ります。「長女は長女」「次女は次女」と分けて考え、それぞれのいい所を見付けてあげてくださいね。

家族の前だけで不機嫌になるのは、家族に心を許し、甘えているんです。だから、広い心で見守ってあげて、あまりに反抗的な態度をとったり、強い言葉を投げかけてきたりした時だけ、「今のその言い方は傷ついたな」と素直な気持ちを伝えるようにしましょう。間違っても、「何でそんな態度なの!」と怒ってはいけません。反抗期は悪いことでも、責められることでもないのですから。

娘さんの場合、学校やお友達の前では楽しそうに過ごしていて、部活も頑張っているんですよね。とても素晴らしいことです。そんな娘さんを温かい目で見守ってあげてくださいね。

 

堀江 美穂 (ほりえ みほ)さん

ラジオDJ 堀江美穂(ほりえ・みほ)
愛知県名古屋市出身。2003年からZIP-FMのミュージック・ナビゲーターに。現在は「Bagel&M」(愛知北エフエム放送)、「太郎ちゃんの元氣がでるラジオ」(FM AICHI)に出演中。JADP認定チャイルドコーチングアドバイザーやJADP認定家族療法カウンセラー、保育士の資格も所有。
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