動物や植物、乗り物、天体など、さまざまなジャンルのものごとを分かりやすく解説してくれる図鑑。子どもの好奇心を刺激するだけでなく、大人が読んでも新しい発見があります。
今回は、名古屋市の草叢(くさむら)BOOKS 新守山店の協力のもと、小学校低学年におすすめの図鑑を3冊セレクトしました。同店店長・吉富圭さんのコメントもあわせてお楽しみください。
「世界でいちばん美しい こども元素ずかん」
著:セオドア・グレイ
写真:ニック・マン
監修:若林文高
訳:武井摩利
出版社:創元社
価格:2640円
発売日:2021年4月14日
世界中でベストセラーを記録した「世界で一番美しい元素図鑑」のキッズ版。すべての物質を形づくる118の元素を美し過ぎる写真で紹介した1冊です。お値段も、サイズ感も、個人的にはこのキッズ版がおすすめです。
ページをめくると、まるで「自分だけに訴えかけてきている!?」と錯覚させるような、何とも言い難い魅力を放つ元素。この本を読めば、誰もがそんな元素を1つか2つは見出すことになるでしょう。
「小学生からの都道府県おでかけ図鑑」
監修:BEAMS JAPAN
出版社:新興出版社
価格:1430円
発売日:2023年3月24日
セレクトショップの草分け的存在のBEAMSが展開している、日本の魅力を発信するプロジェクト「BEAMS JAPAN」監修の1冊。「親子や家族での学びと遊び」をテーマに、日本のさまざまな町や都道府県のおすすめスポットを紹介しています。
BEAMS JAPANならではの審美眼に裏打ちされた素敵な内容で、福島県と言えば「赤べこ」、栃木県なら「益子焼」と、子ども向けだからといってまったく容赦はありません。熊元県のおいしいものとして紹介されるのが「馬刺し」と「からし蓮根」。このセンスにはもう降参です。
「妖怪ビジュアル大図鑑」
©水木プロ
絵:水木しげる
出版社:講談社
価格:1320円
発売日: 2018年7月15日
怖くない妖怪のイラストではいささか物足りない、妖怪が好き過ぎるお子さまにおすすめ。水木しげる先生の細密でインパクト抜群の妖怪画をオールカラーで300体以上紹介しています。文庫サイズなので、持ち運びにも便利です。
妖怪でも、怪獣でも、仏像でも、何でも構いません。一見、勉強には役立ちそうもない何かに対して常軌を逸して夢中になることは、子どもにとって、とてもとても大切なことだと思います。
最後に
元素、都道府県、妖怪と、さまざまなテーマの図鑑を紹介しました。これまでの興味がなかったジャンルでも、読めば興味が湧いてくるかも? ぜひ図鑑から新しい興味の種を見付けてみてください。
この記事は「TSUTAYA」などを運営するカルチュア・エクスペリエンスの協力のもと、作成しました。